アウトドア方週一以下ライダーの自転車記録

週一以下ライダーが何かを成し遂げたいらしいですってよ?【反省編】かくして私のロードバイクは床の間バイクと化す⑤

あンた、本当にロードバイクが必要なのかい(後篇)

前篇に引き続き、自分の買い物が正しかったのか考える回でございます。シティサイクルとミニベロについてまとめた前篇はこちらです。宜しければどうぞ。

3:クロスバイク‐これがオールインワン。可もなく不可もなく

マウンテンバイクとロードバイクの中間のような存在、それが実用も遊びもこなせるクロスバイクです。多くの場合、一直線のストレートハンドルを装備し、シティサイクルと並ぶとはるかにスマート、スポーティな印象を受けます。

メリット

自転車を趣味にしたい…と考える人が最初に手にする一台としては、最適なタイプだと言えます。最大のメリットは「多分なんでもできる」利便性。シティサイクルと比較するとはるかに軽い車体と細いタイヤ、マウンテンバイク由来の豊富な変速段数は、スピードと快適さを両立させ、遠出のサイクリングから街中の移動手段まで、どのような使い方にも対応できます。

サイクリングならロードバイクのように専用ウェアまで頑張らず、ハイキング程度の格好で、きつい前傾姿勢はいりませんからデイパックなどを背負って、気軽にお出かけできるでしょう。キックスタンドをつけておけば、停車時もラクチンです。

街中での移動手段なら、泥除けパーツや前カゴパーツなどもつけて、シティサイクル風に走ることができます。ちょっとした買い物も楽にこなせます。

また、クロスバイクは自転車の核となる部分に、マウンテンバイクやロードバイクといったスポーツバイク用のパーツが多く用いられているので、修理・交換などがそれなりに簡単に行なえます。ですので、さまざまなパーツを自分好みに変えてカスタマイズするなど、自分だけの一台として育てていく楽しみがあったり、修理・メンテナンスの方法を覚えやすい教材としての価値もあります。

値段はシティサイクルよりも高くなってきますが、それ以外と比較すると、かなり安い価格帯でしっかりしたメーカー品を手にすることができるでしょう。とりあえずサイクリングって面白いらしいから、ちょっと本格的なのに乗ってみたい。でもお財布の中身が心配…という場合にも、手を出しやすいという良さがあります。

デメリット

何にでも使えるというのは、よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏となります。もっと自転車を楽しみたい時、飽きてしまった時、さてこの自転車どうしたものか、ということになる可能性は否定できません。

もっと速く、もっと遠くへ――。このような欲求が出てくると、クロスバイクはどうしてもロードバイクに見劣りがしてきます。ロードバイクには必要とされていない便利機能が邪魔になってくるのです。多段すぎるギア、重量を増すキックスタンドなどのパーツ、快適性を優先したサドルなどが、突き詰めると必要なくなってきます。もちろんパーツ交換などである程度近づけることはできますが、ロードバイクにはなりきれません。

マウンテンバイクの駆動系が多く使われているとはいえ、クロスバイクの多段変速が輝くのは、舗装路に限られます。マウンテンバイクのように悪路を走ったり山を駆け巡ることは不可能です。このような楽しみを見出した時、クロスバイクは要求に応えきれなくなります。

普段使い専用の自転車に、ということになると、それはそれで不満もでてきます。シティサイクルにはほとんど標準装備されている泥除けやチェーンボックス、かご、ダイナモライトといった普段着でも乗れるためのパーツが最初からは無いことに加え、スポーツバイク向けのパーツはメンテナンスや普段の管理に注意を払う必要もあり、露天の駐輪場に止めて適当な扱いをしていると、きちんと走らなくなる恐れがあります。

色々な方向へ可能性を伸ばせるところがクロスバイクのよい点なのですが、それぞれの方向へ進んでいこうと考えたとき、どうしてもちょっと足りない気がしてくる。それを承知の上で、あるいは突き詰めていくつもりはない、という自由で気楽なスタイルで乗るのがクロスバイクを楽しむコツかもしれませんね。

4:マウンテンバイク‐悪路走破ならお任せ

デコボコパターンのブロックタイヤや、衝撃を吸収するサスペンションが特徴的な、未舗装道路を走ることを得意とする自転車です。かつてはクロスカントリー(XC、ハードテール、フロントサスペンション)とダウンヒル(DH、前後サスペンション、フルサスペンション)の2種類に大別されていましたが、現在では「フリーライド」「オールマウンテン」「マラソン用」「ロングライド用」など、もう少し用途によって細かい区分がついて回るようになりました。

メリット

悪路を走ることを前提に設計されているため、非常に頑丈で安全性が高いのが特徴だと思います。太いタイヤとサスペンションのおかげで、ちょっとやそっとの段差などはものともしません。

そのため、思わぬところに細かい穴やら段差やら排水溝のフタやら、障害物の多い舗装路を走るのにも意外と適性があります。野山を走るためのブロックタイヤのままでは、スピードにのりづらいという難点はありますが、街乗り用のスリックタイヤに交換すれば、しっかり走るようになります。

また、どのような状況下においてもしっかり停車できるよう、車やバイクと同じディスクブレーキを装備したタイプのマウンテンバイクなら、雨などの悪天候の日でも安心です。

デメリット

マウンテンバイクで何をしたいのか、目的に適合した自転車を購入しないと、とんでもないことになる可能性があります。

例えば、街中を走ったり、長距離サイクリングに出かけるのに、ダウンヒル用のフルサスペンションを装備したマウンテンバイクは絶対に不向きです、このタイプのマウンテンバイクは坂を猛スピードで下ってくる用途を想定して作られているので、車体は頑丈に重く作られていますし、坂道を上ることは考えていませんから、変速用のギアも不十分であることが考えられます。

逆に、マウンテンバイク本来の楽しみとして、未舗装路を走ろう、ということになった場合には、形だけマウンテンバイクっぽい、「ルック車」と言われるものに注意する必要があります。ホームセンターやスーパーでよく売っているマウンテンバイクっぽいのが大体それです。この種類はいかにもマウンテンバイクらしい形と装備をしているように見えるのですが、実際には堅牢性も安定性も不十分な代物です。

マウンテンバイクなのか、ルック車なのか、見分けるのは案外簡単で、車体のどこかに「悪路を走行しないでください」というマウンテンバイクらしからぬ注意書きシールが貼ってあれば、ルック車であることは確実です。その他にも、最初から自転車を立てるためのスタンドが付属しているとか、前輪・後輪を外すのに工具が必要(スポーツバイクは、メンテナンスを手早く行えるようにワンタッチで外せるのがふつうです)といった特徴を持っています。この自転車をマウンテンバイクのように扱うと、最悪車体が乗車中に破損する恐れがあります。

極端な例ばかり挙げましたが、いずれにせよ、マウンテンバイクは用途によって車体が重かったり軽かったり、ギアが多かったり少なかったり、サスペンションが前後についていたり、そのサスペンションがどう機能するのかだったりと、様々な部分がかなり違います。手に入れるときはショップの説明好きな店員さんを捕まえてよく相談するのが吉だと思います。

スポンサーリンク

投稿者: Ueda.M

自転車担当として、週一以下ライダーを脱却すべく奮闘中です。理論から入って空回ること毎度の如し。

同一シリーズの前後の記事

同一カテゴリの記事(ランダム)

スポンサーリンク