【釣ったら食べる記】2015年 イカ釣り準備編⑦

釣ったら食べる日記

さあ道具立て あとはなにが必要?

ここまで来たら、さあ釣るかー!と言いたいところですが、道具を揃えるのが簡単と言われるエギング。ロッドとリールとエギの3つが揃えば概ねオッケーです。しかし、これだけではまだ釣りは始められません。もうちょっとだけ必要なものがあります。

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エギングに必要なものプラス:ラインとリーダー

エギング ライン

リールに巻くライン(糸)です。釣りに使われるライン素材の主流は3つありますが、エギングではポリエチレン繊維を複数本より合わせて作られていて、伸びが少なく、軽くて細いPEラインが主に使われていますので、これを選択するのが無難です。中でも「エギング用」と書いてあれば間違いないでしょう。あとは選んだリールに合わせてラインの太さと長さを決めて購入すればOKです。

ラインも価格差が結構あります。150mで1000円台のものから、その5倍から8倍以上というようなものまで様々です。同じ糸のように見えて、値段が高いラインは大体機能が追加されています。素材の強度、より糸の本数、コーティングの有無などがそれらしいです。

とはいえ、いきなり高いラインを使うことでイカを爆釣できる確率が超大幅に上昇するとは限りません。なにより、ラインはそこそこの頻度で交換する消耗品です。お財布と相談して出せる範囲の値段のものを選ぶくらいのスタンスで、最初のうちはいいんじゃないでしょうか。

また、ラインの先には、実際にエギとつながるリーダーを結びます。エギングでは根ずれに強く、PE同様に伸びの少ないフロロカーボン素材のリーダーが選択されるようです。固いフロロカーボンより、しなやかなナイロンを好む人もいますが、まあ主流のフロロを選択するのが無難と思います。太さは1.5から2くらいが選ばれるようです。

ただ、PEにしてもリーダーにしても、特に太さに関しては「この範囲から組み合わせて選ぶといいですよ」と言われても、選べるだけのノウハウが無い私のような人の場合には困っちゃうんですが、「PE0.8号にフロロ2号」というのがよく初心者への無難なアドバイスとして登場するようなので、これを基準にしておけばよさそうです。これより細くすれば操作性の向上、太くすれば強度の向上になる、ということで、あとは釣りをしていくなかでちょっとずつ自分に適合した組み合わせを探していきましょう。

*ハサミも忘れないように
PEラインを切るためには、対応しているハサミが必要です。ライントラブルはいつ発生するか分からないですから、ラインとセットでハサミも忘れずに準備しておきましょう。

エギングに必要なものプラス:エギケース

エギング エギングケース
買っちゃった

沢山のエギを準備したら、釣り場へ持っていくための入れ物が必要です。鋭いフックが備わっているエギをそのまま持っていくのは危ないですし、一本ずつパッケージの箱のまま持っていくのもバラけて面倒です。専用品はもちろんのこと、適当なツールボックス、あるいは100均で売っているプラ収納ケースなどでもよいので、エギが収まりそうな商品を見繕って、まとめてエギを持ち運べるようにしておくのが便利なようです。

私は専用品を買ってしまいました。ただし、専用品を購入する場合には、収納できるエギサイズはもちろん、どのメーカーのエギなら入るかなどの評判をリサーチした方がよいかもしれません。特に、エギも作っているメーカーが出しているケースの場合、自社のエギの形状に合わせて設計されているような感じですから、他社のエギを入れてみると、上手く収納できないケースもあったりするそうです。ケースの話だけに。

エギングに必要なものプラス:カンナ戻し

エギ関連でもう一つ大切なのは、カンナ戻しとよばれる、エギのフックを修理する道具だそうです。エギが海中の障害物などに引っかかって、フックが曲がってしまうことがあります。その時にフックを元に戻し、エギを使えるようにする修理用具です。

大切ではありますが、頻繁に使う用具ではないですので、後述するイカ締めピックと一体型になっている商品などを選ぶと、持ち運び忘れが無くてよいかもしれませんね。いや、初心者考えですが。

エギングに必要なものプラス:エギスナップ

エギング エギスナップ
エギスナップ。一番右はイカ締めピックです。

エギはリーダーに直結せず、リーダーの先にスナップを結んでおくと、すばやくエギを交換できて便利です。要はサルカンです。

エギングに必要なものプラス:イカ取り込み具

折角エギにイカをかけても、かかった場所が悪い、かかりが浅いなどで、海面から足場まで抜き上げて取り込む際に、エギからイカが外れてしまうことがあります。あるいは、身切れといって、やはり取り込む際にエギを抱いているイカの足が途中で切れてしまうという悲しい事態が発生することもあります。

そういう悲劇を生まないために、タモ網あるいはイカギャフの準備が推奨されています。タモは他の釣りでもよく使用される取り込み用の網ですが、イカギャフというのは、イカを引き上げる巨大なフックのような道具です。

第一精工 キングギャフ

こんなのです。タモとギャフ、どっちを選ぶといいのか、というのが当然初心者としては悩みどころではありますが、

  • タモ=すくいやすいが邪魔になる。
  • ギャフ=かけるのにコツがいるが、持ち運びやすい。

と、それぞれにメリットがあります。特に歩き回って釣れるポイントを探す必要のあるエギングでは、持ち運びのしやすさは、大きなメリットになるのかもしれませんね。

エギングに必要なものプラス:イカ締めピック

釣ったイカを持ち帰って美味しく頂きたい私のような場合には、鮮度を保持するために釣ったその場でイカを締める必要があります。まあナイフとか包丁とかの刃物でもよいのでしょうが、扱いが簡単な専用の道具も販売されています。

SHIMANO Sephiaスライドイカシメ
ヤマシタ エギ王イカ締め

こんなやつですね。
具体的な使い方については、下記の動画を参考にさせて頂きましょう。便利な世の中で大変に助かりますね。まだイメージトレーニングの段階ですが。

実際にこの道具を使えることを期待して、ぜひ一本持っておきたいですね。

エギングに必要なものプラス:あったら便利なもの

◎ビニール袋
イカを持ち帰る際に、ダイレクトにクーラーボックスに放り込むと、クーラーボックスの中が汚れてしまいますので、締めたイカはできればビニール袋に入れてからクーラーボックスへ。専用のジッパーがついた袋なども売っていますが、まあコンビニ袋あるいは台所用品のストックバッグなどでも十分ではないかと思います。

◎クーラーボックス
保冷してイカを持ち帰るためには必要です。

◎ライフジャケット
柵の無い防波堤や磯に入る場合には必須です。安全な場所ならば必要ないような気もしますが、万が一が起きてから買いに行くことはできないタイプの道具なので、できるだけ準備しておくのがよいと思います。

…結構ありました。まだ「あった方がいい」ものは幾つかありますが、とりあえず以上で必須アイテムは網羅したように思います。

とはいえ、これらの道具は必要になるものではありますが、全てが「1人に1つ」というものでもなさそうです。もしも複数人で釣行する場合には、グループで1コ共有できればよいようなものもありますよね。ですから、釣行の環境に合わせて準備をしていきましょう。言うまでもなく、孤独のエギンガーなら、黙って全部準備です。

さあ、これで準備は終わり。あとはひたすら実践あるのみです!

(それが彼の元気な文章を読んだ最後となった…?)