2015年第一回 ボードゲーム購入評定 ご下命その二 大箱ゲームを吟味せよ! 地の巻

ボードゲーム愛好

◎後半戦感想

奉行まず『グラスロード』だが…ピンとこぬな。

与力ピンときませんか?

奉行どうも説明を聞いても、箱絵などのゲーム写真を見ても、心を掴まれるものがない。実際にプレイすると、スルメのように楽しめるかもしれぬが…。

与力なるほど、分かりました。

奉行『カヴェルナ』は、まこと心惹かれるものがあるが…さすがにゲームそのものが大きすぎるわ。

与力3.5kgは重いですか。

奉行牛やら家畜やらのコマは、愛らしいのだが…機会があれば是非やってみたい、とは思うのだがな。

与力重さがネックになってしまいましたね。

奉行あと、ゲームで費用対効果を俎上に上げるのは如何かと思うが、ちと価格面がネックとなろう。

与力そこは大きな問題ですね。財源は無限ではないですから。

奉行うむ。で、最も良いと思うたのが、『ツォルキン』だな、これは他にはない、見たことが無いボードだ。どうなるか、実際に動かしてみたい。

与力さすがに鉄板と言われるだけあって、面白さが見た目からでも伝わってまいりますか。

奉行面白いシステムをテーマに合わせたな、と感心いたした。

与力なるほど。

奉行で、『マルコ・ポーロ』は次に買うといたす。

与力来年ですか。もう。

奉行うむ。日本語版の発売が決定して予約受付が始まったら、購入してよいぞ。

与力結構気に入られましたね。有難うございます。

奉行最後にこの…『オルレアン』か。これはジャンヌ・ダルクはおらぬのか、という点もともかく、少々ボードやチップの絵柄に釈然とせぬところがある。

与力はぁ。なかなか味わいのある絵ではないかと思ったのですが?

奉行もう少しこう、抽象的というか、ぼんやりしたピンとこない絵なのだ。見た瞬間に「ぜひやらせてくれ」と思えない。

与力なるほど。『オルレアン』のゲームシステムは高評価を受けていますが、見た目でやりたいと思えなかった、ということですね。

奉行うむ。今日紹介された他のゲームと比べて、「これだ」と思うような印象を受けなかったのだな。味があって、好きなものは好きな絵柄であろうと思うがな。

与力やってみたいと思えなかったのでは、仕方ないですね。見た目で損してしまいましたか。こればっかりは個々人の感性ですものねえ。

奉行うむ、ファンの方には相すまぬ。

◎総評 2015年第一回大箱ゲームに決まったのは!

与力さて、前半で残った『ミステリウム』と『エイジオブクラフト』、後半の『ツォルキン』と、候補は3つ残りました。これをいよいよ一つに絞り込んでまいりたいのですが。

奉行まずは…『エイジオブクラフト』だが…これは確かイベント(ゲームマーケット)などで買えるのであったな?

与力はい、作っておられる方がブースを出して持ち込んでくださっていれば、買えると思いますが。

奉行あい分かった。ではその折に買うといたそう。

与力あ、これも意外に気に入ってたんですね。

奉行うむ、価格的にも他より手を出しやすいのはよい点だ。逆に『カヴェルナ』は、なあ…。楽しそうであったのだが、まことに惜しいところであった。

与力では『ミステリウム』か『ツォルキン』か、ということになりますが。

奉行うむ、その二つに絞られるが、ならばこちら、ということになる。

与力お、『ツォルキン』ですか。これはまた、いかなる思案で?

奉行ごく簡単に申せば、『ディクシット』を遊び倒しておらぬのでな。

与力あ。(藩には『ディクシット』基本セットから拡張4までが揃っている)

奉行あのゲームはまだまだ幾らでも遊べよう。そうであるのに、似た要素のゲームを買うのは、何とのう勿体ない気がするでな。かっすかすになるまで遊んでこそ、よ。

与力確かにおっしゃる通りです。それに『ミステリウム』も日本語版になれば、しばらく流通量も増えているでしょうし、もうちょっと様子を見てからでもいいですね。

奉行うむ。そういう訳で、何とも不思議なボードが特徴的な『ツォルキン』を購入したいと思う。

与力分かりました。では、少々の今更感も無くは無いですが、『ツォルキン』で決定といたしましょう。

奉行左様取り計らうがよい。

与力ハ、ハハーッ。

こうして評定は終わり、与力は再び新たなゲームの情報を求め、インターネットの海へ旅立っていった。その前途の無事を願ってやまない、奉行であった。

奉行最新の話題作でのうて、すまぬことをしたかのう…。