チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好

チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ(原題『TICKET TO RIDE EUROPE』)を遊んでみた

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【登場人物】

与力藩の買掛担当。「ヨーロッパへの渡航歴が最も近いプレイヤーからゲーム開始」というルールがあるが、欧羅巴への渡航歴がないので現状、絶対に一番になれない。

奉行藩の決裁担当。チケライはボードゲームの中でも一番好きなものの一つ。噂によると伊太利亜や仏蘭西に行ったことがあるとかないとか。

基本ルールは『チケット・トゥ・ライド』そのまま

奉行南蛮の陸蒸気とな。早馬よりも速いのであろうのう

与力まあ馬よりは速いでしょうねえ

ゲーム開始時、各プレイヤーには以下のものが配布されます。

チケットトゥライドヨーロッパ 列車コマ
列車コマ45個
チケットトゥライドヨーロッパ 得点マーカー
得点マーカー
チケットトゥライドヨーロッパ 列車カード
列車カード四枚
チケットトゥライドヨーロッパ 長距離行き先チケット
長距離行き先チケットと…
チケットトゥライドヨーロッパ 行き先チケット
行き先チケット
チケットトゥライドヨーロッパ 駅舎コマ
そして駅舎コマが三つ

奉行いろいろ持たされたが、これを如何様にして何をすればよいのかな

与力は、それについては次のようになります

プレイヤーは他のプレイヤーよりも多くの得点を稼ぎ、鉄道王になることが目標です。得点を稼ぐためには、

①都市間の列車区間を、自分の列車コマでつなぐ
②手持ちの行先チケットに書かれた都市間を、自分の列車コマでつなぐ

の2つが主なものとなります。この時、①の得点は即座に清算されますが、②の得点は、ゲーム終了時に清算となるため、誰がどれだけの得点を稼いでいるのか、ゲーム中、正確には分かりません。

また、ゲーム終了時には、行先チケットに加えて

③使用しなかった駅舎コマを持っているプレイヤー
④一筆書きで最も長く列車コマを置けたプレイヤー

に、ボーナス得点が与えられます。

列車コマを置き、路線をつなげよ!

奉行なるほど、とにかくこの陸蒸気コマを置きに置け、といういことじゃな

与力いかにも。ただ、心のままに置けるわけではございませぬ

このゲームは、とにかく列車コマを置いて、都市間をつなげていくことが肝心です。コマを置くのは早い者勝ちなので、自分が置きたい場所に、誰かが先に置いてしまったら最早どうにもなりません。

チケットトゥライドヨーロッパ 区間
マップ上の区間はこんな感じ

それぞれの区間は「色がついているか」「無色か」のどちらかで表示されています。列車コマを置くためには「区間の色と同じ色の列車カード」を、「区間のマス数と同じ枚数」だけ手札から出さなければなりません。
ただし、無色の区間であれば、いずれか一色の列車カードを、区間のマス数と同じだけ出せば、列車コマを置くことができます。

列車カードが足りないときは、待機している列車カード、あるいは山札から最大2枚まで手札に補充することができます。カードを持てる枚数に上限は有りません

チケットトゥライドヨーロッパ 補充札
どれを取るか

奉行つまりできるだけ色を揃えるように手札を集めていけ、ということか

与力おおむね、それでよろしいかと

山も海も越えて行け

列車コマの配置時、新ルールが適用される区間があります。それが黒枠で縁取られている“トンネル”と、海を渡る“フェリー”です。

トンネル区間を抜けたい場合には、ルール通りカードを出した後、山札から3枚のカードをめくります。その中に自分が出したカードと同じ色のカードが混ざっていた場合、さらにその分だけ余分に手札から同じ色のカードを出さなければなりません

チケットトゥライドヨーロッパ 新ルール
奉行「うむ、ここは無事に抜けたわ」
チケットトゥライドヨーロッパ 新ルール撃沈
与力「禍福はあざなえる縄の如しとはこのことですかな」奉行「うぬが妙な引き運を発揮するからこうなるのだ!」

フェリー航路には、通常のマスに加えて、SLの絵が描かれているマスがあります。そのマス数だけ、どの色のカードとしてでも使えるオールマイティーである“SLカード”を含んだカードを出さなければ列車コマは置けません

チケットトゥライドヨーロッパ SLカード
色々便利なSLカード(写真手前)。

奉行ううむ、易々とは通してくれぬか。箱根八里やら瀬戸内やらと同じよな

与力一応鉄道なんですけどね

相互乗り入れで便利な路線に

奉行陸蒸気をつないでつないで得点を手にする、というのは分かった。しかしつなぎたい区間を誰ぞに使われておる場合には、どうにもならなくなるのう

与力確かに行先チケット達成のために、他人の列車コマが邪魔な場合もございますな

他プレイヤーの列車コマが置かれている区間は通過することはできなくなります。そのため、行先チケットが達成できなくなってしまうことも有り得ます(行先チケットを達成できなかった場合、その点数はペナルティーとしてマイナス点になります)。ですが、ここでも“駅舎”という新ルールが登場します。

チケットトゥライドヨーロッパ 相互乗り入れ
相互乗り入れ

駅舎をどこかの都市に置くと、そこから伸びる他プレイヤーの列車コマが置かれた区間を、自分の列車コマを置いた区間と同様に扱うことができるようになります。どうしても行先チケットを達成したい場合に使える手段です。

奉行ふうむ。となれば要の都市に次々と建てるのも一つの手じゃな

与力ただ、駅舎は使わなければ最後に得点となりますゆえ、使わないようにするのも大切かと

奉行さじ加減が難しいのう

二人プレイだと

奉行向こうへ伸ばし、こちらへ進み・・・

与力あ、奉行、残りコマが2個以下なので、次の手番で終わりです

奉行なに!

誰かの手持ちの列車コマが2個以下になったら、それが終了の合図となります。全員がもう1回ずつ手番を行ない、最終得点計算となります。

チケットトゥライドヨーロッパ 二人プレイ 最終結果
最終結果

奉行欲張ってしまったのう。南周りでオロシャまでつなげる予定であったが

与力早々に行先チケットを達成し、うまく長めの区間も抑えられました

続いて二戦目。手番で行先チケットを補充(自分の手番で新しい行先チケットを獲得することもできます)し、細かく得点を重ねていく与力に対し・・・

奉行ゆくぞ!

与力な、何事ですか

チケットトゥライドヨーロッパ 八枚 最長区間
逆転の一手

奉行通った……通ったぞ。手持ちに予備は一切なく、赤あるいはSLカードが出たら、トンネル崩落による失敗となるところであったがな!

与力なんと、そこを狙っておられたか!

奉行これぞまさに乾坤一擲の大勝負よ

チケットトゥライドヨーロッパ 高得点
最長区間を達成して高得点
チケットトゥライドヨーロッパ 二人プレイ 最終結果
二戦目最終結果

奉行お主のコツコツ策をくつがえすにはこれしかなかったな

与力行先チケットはかなり達成できたのですが、安めだったのが敗因ですな

チケットトゥライドヨーロッパ【ここがイカス!】

奉行なるほど、チケット・トゥ・ライドの良さはおおむねそのままになっておる

与力トンネル、フェリー、駅舎といった新要素はいかがでしたでしょうか

奉行うむ、駆け引きの要素としては面白い試みであったのではないかな

与力列車カードが揃うと即座に区間をつなげる、とはいかなくなった部分は、なかなかもどかしくはあります

奉行駅舎を使うことで行先チケットの達成がしやすくなったので、行先チケットを多く達成するということがしやすくなった分とあわせて、バランスはとれているようにも思うがな

与力いずれにせよ、やることはハッキリしていて、迷うことのないプレイが楽しめますね

奉行誰でも分かりやすいというのは、やはり大きな長所であろうよ

チケットトゥライドヨーロッパ【ここはちょっと…】

奉行このゲームの難点はあの部分だな

与力列車カードの引きに左右される点ですね

奉行札の引き運次第では、まったく動けず、手札が溜まるだけになることもあるな

与力思いのほか運の要素が強いというのは、ゲーム慣れした人ほどストレスに感じるかもしれません

奉行それと、さっきは褒めたのだが、新ルールでストレスを感じる人も少なくないかもしれん。一気に列車コマを置けるのがこのゲームの醍醐味だと思っている人は特に、我慢を強いられるようで嫌であろう

与力その点でいきますと、マップ自体もいかがでしょうか

奉行うーむ。アメリカマップと比較すると、区間が短く、一気に長い区間を進むという爽快感に欠けるのだな。そこにトンネルとフェリーが加わるから…

与力今一つ息苦しさがありましょうか

奉行いかにも。まあアメリカの方は大味とも言えるし、どちらも一長一短というところではないかな

チケットトゥライドヨーロッパ つながった列車
列車がつながっていくのはシンプルに楽しい光景です。
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