信長の野望 創造・戦国立志伝 テキストリプレイ 中級:真田信幸で家名を後世に遺す! Part.19

同じような展開が続くので、巻きでいきましょう

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1607年の情勢

お世話になっております。徳川家軍団長の真田信幸でございます。状況は私が軍団長に就任してからあまり変わらず、伊達と最上の攻勢を必死に耐える感じで進んどります。全体的には、我慢の展開です。早く反撃したいんですが。

佐竹義重「おぬし、『伊達との戦だけに巻きでいきましょう。これがホントの伊達巻、なんつって』とか言いたくて冒頭の文言になっておるのではあるまいな」

ぎくっ。やめろよおっさん、そうやってなんでもかんでも人を疑うのはよくない。そんなことより、今の状況をもう一度確認して、それから今後の展開を考えましょうよ。

佐竹「あやしいな、こやつ」
鈴木重則「各戦線では状況は膠着化しつつあります。まず、春日山に攻め寄せた伊達政宗が軍勢は、我が方各城からの援軍とほぼ相討ちとなり、引き揚げる様子」

信長の野望・創造 戦国立志伝
真田幸村「援軍の手配はこちらの方が早い。その分、領地は荒れますが……」
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

鈴木忠重(右近)「国峯城は失陥。伊達が手に入れましたが、小諸城へ攻め寄せる気配は今のところございません」
小幡景憲「小田原は……まあ、なんと申しますか、老いてますますごさかん、とでも……」

信長の野望・創造 戦国立志伝
徳川家康「戦とはこのようにしてやるものじゃ」
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

……なんか、総大将御自ら小田原を助けに来てくれたのかと思ったら、そのまま素通りして玉縄城を落とし、そのまま三浦半島へ突っ込んでいったな。

小幡「ただ、おそらく三浦半島で伊達の援軍に包囲されると思われます。助勢に駆けつけられますか?」

……玉縄城を抑えておくだけでも大手柄だ。おれはこれ以上の消耗は避けることにするよ。で、ここからどうやって進めていくかだが。

高梨内記「やはり伊達の勢力を削っていかねばなりますまい。それには調略が一番でありましょう」
河原綱家「幸い、伊達政宗は城主の選定にさほど気を使っておらぬ様子。忠誠度の低い城主をそのまま寝返らせましょうぞ」

そうなあ。忠誠度表示が赤い城主、結構いるんだよな。ここら辺を寝返らせて、伊達に攻めさせる。我らは兵を損ぜず、伊達同士で戦って兵を失わせる、か。

佐竹「いいぞ、その調子だ。分かってきたではないか」

正面衝突しても勝ち目はないしね。その方針でいこうか。予算を調略に振り分け、手の空いている者総出で、伊達と最上の武将を引き抜きにかかるぞ!

高梨「ところで、我が方の反撃はいつごろから始められそうでしょうか」

今、北陸の徳川軍が前田をしきりと攻めているんだ。その軍勢が能登、越中を制して東へ出て来れば、越後の戦いにどんどん介入してくるに違いない。さすれば我らは楽になる。前田の滅亡待ち、というところかな、現状は。

信長の野望・創造 戦国立志伝
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

ちなみに我が真田家臣団の最新構成は、家宰に佐竹のおっさん、奉行に河原綱家。母衣衆に永井直勝や鈴木重則。後は大体、真田の血を引く姫たち(※架空武将)だな。男女比がほぼ一対一という構成、時代を先取る名君と呼ばれてもよいのではないかな。人材不足などという指摘はくれぐれも厳禁だ。

1608年の情勢

信長の野望・創造 戦国立志伝
びっくりさせるなよ!
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

年明けと同時に最上が越後と甲斐に攻め込んできたな。正直、最上が甲斐にくるとは思わず、伊達と見間違えたのかとおもったが。

右近「よくみたら、最上の領土が下総にありましたな。あんな所に飛び地を持っているとは存じませんでした」

一方で、越後方面では佐渡の雑太城に攻め寄せていたようだが。

永井直勝「我らが出陣するまでも無く、本多殿が」

信長の野望・創造 戦国立志伝
本多忠勝「わしの蜻蛉切を喰らえ!」
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

……ああ、そうなったのね。最上もかわいそうに。さて、そろそろ反撃に出たいんだが、北陸の徳川勢はどうなっておるのか。そろそろ前田を滅ぼしたか?

河原「大軍勢を動員しているのですが、進んでは止まり、進んでは止まりで、なかなか一気に攻め滅ぼしません。信濃の軍勢を出し、魚津城をつついてみたりはしたのですが、連動して勝負をつけようという意思は感じられません」

そうかぁ、やはり他力本願ではダメか。ならばこちらで突破口を作っていこう。作戦目標は……

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ここ、国峯城で。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

小幡「国峯城主の木幡継清は調略にのりました。城は一兵も動かさずに我らのものになります」
佐竹「したが、城ひとつ丸ごと寝返られたとなれば、独眼竜めは当然動くであろうな。コケにされたと感じた時のやつの怒り方は、尋常一様ではないぞ」

おっそろしいことを言うなあ、おっさん。でもたぶんその通りだとは思う……

幸村「兄上、伊達勢が一斉に進軍を開始いたしました! 狙いは国峯城と玉縄城です。まともに戦をしては勝負にならぬやもしれません。お下知をくださいませ」

やっぱり。南信濃の軍勢をこぞって国峯城へ進めよ。指揮は源次郎に任す。玉縄は……

信長の野望・創造 戦国立志伝
玉縄は……
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

佐竹「あそこは我らの持ち城ではない。小田原に攻め寄せぬよう兵を平塚辺りまで進めて威嚇し、それ以上は動かぬがよかろう」
小幡「然り。佐竹様の仰る通りかと存じます、父上」

ふーむ。そうさな。確かにこの兵力差を跳ね返せるように援軍を送るとなると、兵の消耗は避けられん。するとまた回復に時間がかかり、本格的な反抗作戦の開始時期の遅れを招くことになる……。

佐竹「それに、一度伊達にくれてやったのち、我らの手で取り戻せば、そのまま持ち城にできるという寸法じゃ」

そこまでせんでも、進言して城を拝領すればいいだけの話だが……

佐竹「その分の発言力を別に回せるであろうが。そういうわけで玉縄は、今わざわざ守りに行くことはあるまい。それより、忍びの報告によれば、今は越後を最上から奪う好機ぞ。兵はそちらに多く割けるよう準備するべきだな」

ほほう? それは詳しく説明してもらいたいものだ。