週一以下ライダーが何かを成し遂げたいらしいですってよ?【反省編】かくして私のロードバイクは床の間バイクと化す⑨

ロードバイク

ともあれ、目標は自転車に乗ることなのですが

と、まあ前回は仲間がいることはいいよねと言う風に考えてみましたが、私Uedaは、現在に至るまで走りに行くときは必ず一人です。仲間ができなかったこともありますが、実は案外一人ってのも悪くないんですよね。あんた前回と全然違う話になっているじゃあないかい、と思われた方、大変恐れ入りますが下記をご確認ください。

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単独走行も悪くはないので…

単独走行の何が楽かというと、全部自分のペースでやれることです。自分の気分次第で走る距離から時間、行き先、走行ペース、休憩のタイミングまで全部思い通りです。これは一人でなければ中々できるものではないでしょう。
走行中に「やっぱりあっちにしよう」とか、「気分が乗ってきたからもう少し遠くまで」とか、アレンジ自由自在。いいですよね。言い換えれば「例えどれだけ下手だろうが遅かろうが他人様に迷惑を掛けずにいい気分で走っていられる」ということでもあります。なんとまあ後ろ向きな、とか、向上心に欠けた、とか思いますが、星座占いかなんかで「あなたは些細なことでも人に気をつかってしまうタイプです」とか書いてあるのを、「お、当たってる」なんて思ってしまう類の人間達にとっては、こう思えるだけでも相当なメリットなんですよね。

ただもちろんデメリットもあります。既に書きましたような「仲間がいることによるメリット」を享受できないことがそれですが、一番大きいのは「気軽に途中休憩できないこと」ではないでしょうか。
遠くに行けば行くほど、人間は生理現象に襲われます。“喉の渇きと空腹”“疲労”、そして“トイレ”です。これを解決するためには一旦停車して休憩を取るべきでしょう。コンビニ、ファミレス、道路沿いの食堂・・・休めるところは色々あります。
しかしそうした施設に入り、買い物をしたり用を足したりする際には、どうしてもロードバイクから離れる必要があります。この時、盗難やいたずらに遭う可能性と不安がわずかながら頭をよぎります。
複数人で走っていれば、交代で誰かが残ることで目が届くようにしておけますし、全員で食事をする場合でも、ロードバイクをまとめて施錠しておくと、窃盗犯の被害に遭いにくい、んだそうです。
単独走行ではこうはいかないです。飢えや渇きは、食べ物を持っていったり、自動販売機を活用、トイレは二重三重にロックをした上で高速で行って戻ってくるなどで解決できるかもしれません。しかし出先の名物なんかを食堂で食べよう、みたいな時間のかかるちょっとした観光気分みたいなものはやはり不安がつきまといます。盗難のリスクを過剰に恐れる必要は無いかもしれませんけど、大切な(そして少なからずお高い)相棒に不慮の事故でもあった日には…と思う気持ちがあります。

しかし結局、こんなふうにつらつら考えてみると、一人で走りたい時はいつでもそうしたい時には一人で走りに行けばいいんですから、やっぱり一緒に走れる仲間がいる、というのは財産ではあるんですよねえ。その一方で、一人だからといって悲しみに暮れる必要はないと私は思っています。