野良猫の糞対策にまつわる覚え書き

園芸・アイキャッチ

猫にも猫の事情があるのでしょうが

今住んでいる家は、敷地内に少々のスペースがあって、雑草抜きや雑草運びといった各種手入れの手伝いを条件として、自由に園芸をやっても良いことになっています。僕は野菜を育てているのですが、最近、とみに野良猫が糞をしに来てしまうようになりました。住人情報を総合する限り、近隣の野良猫たちがトイレとして利用しているようです。長年暮らしている個体が多いそうで、すぐ側を通過していく姿が目撃されるほど図太いらしく、ちょっとやそっとの刺激では驚く様子もありません。

こういった庭や外構における猫糞の悩みは、全国共通のものだと思います。例えば、以下のような公的サイトで、対策に関する情報発信が行われています。

猫が庭などに入らないようにする方法(埼玉県公式サイト)
※アイテムの入手方法が明記されていること、更にそれぞれの効果についての補足も添えている辺り、なかなか力が入っていると感じますね。

という経緯で、先の情報から適当に選んだ対策を実行してみましたので、それぞれの効果の有無について記しておきたいと思います。

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実施した対策一覧

繰り返しになりますが、飽くまでも当方の環境での効果の有無を記しているだけなので、場合によっては全く逆の結果になる可能性があることをご了承ください。猫の性格・好みにも左右されるようです。

1. 竹酢液の散布

一時的に匂いは感じるものの、一日と経たず薄れてしまうのが難点。また、天候にも左右され、梅雨時は使いづらい。

結論:あまり効果はなかったと思われる。撒いた翌日に糞を確認したことすらあった。

2. 百円均一で入手できる猫除け(とげとげシート)

黒いプラスチック製のシート。全体的に棘があって踏むと痛そうに見える。しかし庭の全面に敷き詰めるわけにはいかないので、猫の通り道となりそうな場所を狙って敷いた。

結論:効果がなかった。第一に、猫の通行を特定するのは困難。導入する場合は、塀の上など猫の通行範囲が限定しやすい場所に用いた方が良いと思われる。また、足跡などから推測するに、シートの上を通過している可能性すらあった。

3. みかんの皮

みかんを食べ終えるごとに、糞が確認された場所にばらまいた。

結論:効果なし。酷い時は、みかんの皮の真横に糞が転がっていることも。すぐ乾燥して匂いも消えるせいではないかと推測する。ただ、冬季にみかんを食べるついでに撒けばよいので、不要なコストがかからない点から言えば、とりあえず試す価値があるかもしれない。

4. にんにく

三個一組のものを適当に実をほぐして、糞が確認された場所にばらまいた。

結論:当方の環境においては効果あり。

5. 水を撒くなど、手入れを頻繁に行う

花や野菜類の植え付け時期である四月に入ってから、手入れのために頻繁に人が出入りするようになり、更に朝晩の庭木や畑等への水やりで、猫が好みそうな土のある個所も全体的に濡らすようになった。

結論:当方の環境においては効果あり。

6. 猫が苦手とするハーブ類を育てる

ローズマリーの鉢植えを作った。スペース全体の防御と言うより、猫が出入りする通り道に置いて通行をブロックするイメージで。

結論:効果不明。実際に野良猫が忌避する姿を見るのは困難。ただし、ローズマリーの鉢のすぐ側で糞を確認したので、効果の程は期待薄かもしれない。

本件と全く関係ありませんが、以前枯れかけていたフェンネルは、その後見事2メートル近くまで伸び直しました。今年は非常にフェンネルシードが大量採取できそうで、その生命力には頭が下がります。

合わせ技での勝利、か?

ということで、4と5の合わせ技が功を奏したようで、猫の糞が確認されることが無くなりました。時系列で言えば、四月頃ににんにくを撒いた後、園芸シーズンに入ったため人の出入りが多くなった形です。現時点ではあまり費用をかけず、思いがけず効果が出たなと思っている次第です。勿論、これだけで万全の備えであるとは到底思えないので、様子を見ながら都度対策をしていきます。