インセクタ(ボードゲーム開封編)

ボードゲーム愛好

『インセクタ』を開けてみた

これからは昆虫の時代。世界中を旅して珍しい昆虫を見つけ出そう!

(箱裏より)

プレイ人数:2-4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分

目指すはムシキング?

世の少年少女が通過する遊び「昆虫採集」。かつてこの昆虫採集を学問として定着させた、欧米の偉大なる女性学者たちの足跡を体験できるという仕掛けのゲームが、今回ご紹介する『インセクタ』です。デザイナーはエウジェニ・カスターニョ氏とフェラン・レナリアス氏で、発売元のGDM Gamesはスペインのゲームメーカーになりますね。日本語版はアナログゲームと言えばという超老舗、グループSNEが手掛けています。また、昆虫の分類監修として生物研究者の川上洋一さんが参加しておられ、このゲームで和名がはじめて冠せられた昆虫もいるそうです。超本格的ですね。

さて、なにかこう海外文学作品の挿絵のようなトーンの箱絵が一番に目を引きますが、内容はどうなっているのでしょうか。さっそく開封してみたいと思います。

インセクタ
箱絵。

昆虫採集向きかと問われると、難しいような気もするが、ちょっと儚げで美しい光
景。

インセクタ
ひっくり返して箱裏です。

美麗なイラストがふんだんに使用されていることが分かります。このクワガタは…ホソアカ系? 箱のサイズは約30×30×7cmの正方形。大箱と言って差し支えなかろうかと思います。表面はテカテカしており、つくりはガッシリしています。

フタを取りました。

タイルびっしり確かな満足。

ゲーム中にコレクションする昆虫など。カードはなく、タイルゲームです。

世界を駆け巡るゲームということで、世界地図がプリントされたゲームボードです。横に長くなっています。

ゲーム前雑感

昆虫テーマのゲーム、と言うよりは、昆虫学のゲームというのが正確なのかもしれません。説明書によると、19世紀までは生物学上、昆虫学は副次的なおまけ程度の位置づけにあって、このゲームに登場する女性学者たちの活躍などもあって、徐々に重要性が認識されていったのだそうです。このゲームで、そうした歴史的な流れというものも理解できると楽しいですね。さて、それでは昆虫採集に行ってまいります。いつも通り2人プレイとなります。

続き:お待ちください。