『シンソクキネマ~合体映画上映祭』を開けてみた
名作もB級も1秒で作れ!!
(箱裏より)
プレイ人数:2-6人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:10-15分
どうとは言わないが狂気の沙汰
ゲームマーケットの凝ったブース設営でおなじみ、そしてあの『ソクラテスラ』でおなじみ、Azb.Studioさんがゲームマーケット2024春で頒布した作品が、この『シンソクキネマ』です。「またなにかを合体させて珍奇ななにかを生み出すゲームなんだろう……」と思った貴方と私、正解です。
そして今作のターゲットは、ゲームのタイトルからも分かる通り「映画」。もうネタの宝庫というジャンルにいよいよ暴走トラックが突っ込んできたという印象ですが、一体どのように映画を合体させるゲームになっているのか、さっそく開封から始めてみます。

著作権的にギリギリのラインを突いているな!というイラスト、「名画爆誕、巨匠降臨」という文字列から、これは劇物である可能性が高いと気づきます。

カードの組み合わせ例からB級しか完成しないんじゃないかと危惧されますが、名作は本当に作れるんでしょうか…。箱のサイズは約15×10.5×3.7cm。Azb.Studioデザインの他タイトルと同じだと思います。

スリーブがどっさり!
背景カードと手前カード、各40枚ずつです。これを組み合わせる…ゴクリ。

お題に沿った映画を作れとかなんとかそんな予想が立ちます。

カード保護のためではなく、このスリーブの中でカードを組み合わせるということになります。
ゲーム前雑感
Azb.Studioホームページを見に行くと、でかでかと「画像と言葉のバイオレンス」という文言を掲げておられます。確かに、ここまでの作品でも、極めて精緻に絵と言葉選びをしておられたのは印象に残っており、それがゲーム体験と相まって強烈なインパクトとして残る。それをバイオレンスと呼ぶという感じなのでしょうか。
ともあれ、ゲームマーケットに出展される数多のゲーム群において、ひときわ異彩を放つAzb.Studio製ゲーム、どのくらい異彩を放っているかというと、コンビニの雑誌書架にささっている『コミック乱』と同じくらい、周りとの違いが際立っていると言えばいいのかなと思いますが、その見た目に止まらないポテンシャルの凄さを、今作でも体験してみたいと思います。2人プレイです。
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