ルーンバウンド第3版完全日本語版を開けてみた
このゲームではプレイヤーは英雄になり、選択したクエストに翻弄されながらテリノスの大地で己を磨いてゆきます。古代の廃墟を探索したり、モンスターと戦闘したり、新しいスキルを覚えたり、町で買い物をしたりして、最終的に倒すべきボスモンスターに備えます。しかし、時は待ってはくれません。来るべき最終決戦のときまで、あなたは生き延びて、最強の英雄になれるのでしょうか?(箱裏解説より)
14歳以上 2-4人 120-180分
ボードゲームで剣と魔法と冒険のRPG
ファンタジー世界を舞台にしたゲームであれば、やはり王道はRPGだと思います。冒険をいくつもこなし、自分のキャラクターを強くして、武器防具を買い集め、最終的に強大な敵に挑む。そんなコンピューターゲームではお馴染みのファンタジーRPGを、ボードゲームで表現した作品というのも結構あるもので、今回紹介する『ルーンバウンド』も、その一つ、ということになります。第3版になって内容を一新したというこのゲーム、どんな冒険に出会えるのでしょうか。中身を見ていきたいと思います。
赤いドラゴンと完全武装の騎士。やはりアメリカンなゲームだけあって、弾ける筋肉、鋼鉄のゴツさが感じ取れます。
英雄フィギュア6体付き!と超プッシュ。
冒険の舞台となるテリノスのマップ。サイズは56cm×56㎝の正方形です。
こちらがキャラクターを示すシート。どのキャラも実に海外ファンタジーです。
イベントやストーリーの展開に使うカードと、小さなアイテム・スキルのカードがあります。
6面すべてに付属シールを貼る必要があります。上手く貼れないとがっかり。
プレイ前雑感
『ルーンバウンド』の第1版が発売されたのは2004年、そして翌年には第2版が発売され、拡張セットがいくつも発売される人気作品となりました。第2版は日本語版も発売されていて、TRPG・ボードゲーム制作で御馴染みのグループSNEから、ガイドブックが発売されるくらい普及に力が入れらていた、と記憶しています。
2008年ころからボードゲームを始めた私も、ゲームショップ店頭で『ルーンバウンド』を見かけるたび、「いつかほしいなー」と指をくわえてみていたら、いつの間にやら日本語版は完売絶版となり、日本語版拡張『恐怖の島』だけがショップにいつまでも残っている、という悲哀を味わうことになりました。しかし、ようやく第3版が発売され、いよいよ私も『ルーンバウンド』の世界を楽しむことができるようになったわけです。そしてどうやら第3版は、時間軸的には第2版の続編にあたるストーリーが展開されるようで、遊べなかった第2版のリプレイなどを悲しく眺めていた私のうろんなテリノス知識も若干生せる、のかもしれません。
さて、ではさっそく遊んでみます。コンピューターゲームで良質なRPGがいくつも楽しめる今現在において、ボードゲームで遊ぶというのは、どんな体験になるのでしょうか?
2016/9/20追記:ボードゲームプレイ感想編はこちらからどうぞ。