『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』を開けてみた
伝説のジェダイとなり、強大な敵と戦おう!
(箱裏より)
プレイ人数:1-5人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:60分
A long time ago in a galaxy far, far away....
『スター・ウォーズ』、もはや説明するに瑣言を要しない、問答無用、泣く子も黙る映画界における金看板、ビッグタイトルです。それゆえにゲームも電源・非電源問わず多数発売されており、ボードゲーム界隈においてはFantasy Flight Games社から山のように出版されています。日本では名作『カルカソンヌ』のスター・ウォーズテーマのものが一時期流通していましたね。とはいえ、本場アメリカに比べると流石にタイトルが少ないのは否めないように思われます。
そんな日本のスター・ウォーズファンでボードゲーム好きというみんなのため(かどうかは分かりませんが)、老舗ホビージャパンが頑張ってくれました。Z-MAN Gameから発売された『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の日本語版を2022年10月に発売してくれたのです。これでスター・ウォーズのボードゲームがもっと遊べるぞ! なお、デザイナーはアレクサンダー・オルトロフ氏で、『ラブレター』の別テーマ版などを手掛けておられるようです。
さて、このゲームは協力ゲームの超名作『パンデミック』のシステムを使用した「パンデミックシステムゲーム」と分類されています。つまり「面白い映画」×「面白いゲーム」というコラボになっておりますので、これはエンドアの戦いにおける帝国軍並みに勝利が約束された真に面白いゲームであるという想像が容易につきますね! それでは早速ホビージャパンの皇帝陛下の恩恵に感謝を捧げつつ、謹んで開封を進めていきたいと思います。
まごうこと無きスター・ウォーズですね。お馴染みのヨーダ、オビ・ワン、アナキン。
このゲーム、既出のパンデミックシリーズと比較して価格が少し高いのですが、箱の内容物からその理由がうかがえます。大量のフィギュアですね。箱のサイズもこれを収納するために、約31.5×22.5×7cmと、分厚くなっています。あと、重いですね。
早くも盛りだくさんの内容。
原作ファンならお馴染みの惑星が並んでいます。
プレイヤーカードです。
プレイヤーは有名なジェダイの1人になる訳ですね。
いわばボスです。このパンデミックでは毎ゲームでボスがボード上をうろうろします。
ヴィランにはそれぞれデッキが用意されています。
これが通常のパンデミックにおけるウィルスキューブの役割を果たします。手前の洒落た焼き菓子みたいな形状のフィギュアは、封鎖艦ミニチュアです。
銀河の状態、ゲームの進行を示します。
ジェダイ&ヴィランのミニチュアは全てユニーク。ライトサーベルが細い!
ゲーム前雑感
オールタイムベストボードゲームのトップ3に入る大好きな『パンデミック』と、幼少期に「こんなすごい映画があるのか」と驚愕させられた『スター・ウォーズ』のコラボ作品となれば、買わない手はありません。パンデミックシステムへの信頼と、即買いのテーマですからね。内容物は開けてニッコリの内容ですが、EP4-6信者の当方としては、ダース・ベイダーがいないのはちょっとガッカリ。…いや、正確には“いるけどいない”ってことになるんでしょうか。
ゲーム的なところは少し説明書をめくってみると、パンデミックらしさは残りつつも、少し感触が違うようです。スピード感よく拡大し続ける危機に対処するあの爽快さと、テーマは上手くマッチしてくれているのでしょうか。さっそくジェダイ2名で銀河の戦いに身を投じたいと思います。
続き:お待ちください。