スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』を遊んでみた

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【登場人物】

奉行藩の決裁担当。あなたと共にあるもの、と言えば?「ありきたりだが、眼鏡かのう…」

与力藩の買掛担当。あなたと共にあるもの、と言えば?「腹痛」

帝国はとても強い

与力残念ながら帝国はまだ建国前だと思います。時代設定的に。

奉行あ、そうなのか。そういえばそうだな。ユアン・マクレガーがパッケージにいるもんな。

与力俳優さんの名前で判断するのはいかがなものかと…。

奉行まあまあ。テーマは何であれ『パンデミック』のスピンオフ的なゲームなのであろう? これは我々の腕の見せ所だろ。

与力では準備を始めますか。あ、『スター・ウォーズ』の固有名詞、テクニカルタームについては、私の胡乱な解説よりは、優れたファンサイトがありますので、そちらを適宜ご確認いただけると良いと思います。『ウーキーペディア』さんとかがいいでしょうかね。

ゲームの内容物を場に広げたら、まず今回のゲームのヴィラン(ボス)を選択し、対応するヴィランシートとヴィランカードを所定の場所に配置します。その後、ヴィランシートに指定された「準備」の指示通りにします。

次に、2枚の「任務惑星カード」をゲームボードで指示される「侵略カードの捨て札置き場」に置いてから、「侵略カード」をよく混ぜて侵略デッキを作ります。そして山札の上から2枚ずつ、3度侵略カードを引き、出た惑星にドロイドコマをそれぞれ3体、2体、1体ずつ配置します。また、一番最後に引いた侵略カード(6枚目のカード)の惑星にヴィランのコマを配置します。残った侵略デッキは、捨て札置き場の隣にある所定の位置に配置しておきます。

続いて、プレイヤー側の準備です。各プレイヤーは担当するジェダイを決め、対応するジェダイカードとジェダイミニチュア、さらに参照シートを1枚受け取ります。そして参照シートの裏側に指定されている惑星にジェダイミニチュアを置きます。そこがそのジェダイのゲームスタート時の位置となります。次に「分隊カード」をよく混ぜ、分隊デッキを作り、ゲームボードで指示される「分隊デッキエリア」に配置します。そしてプレイヤーの人数に応じた分隊カードを配布します。

最後は「任務デッキ」の作成です。このデッキの内容によってゲームの難易度が上下します。選んだ枚数の「任務カード」をよく混ぜてデッキを作り、ゲームボードで指示される所定の位置に配置します。そして任務デッキから最初の任務として一番上のカードをめくり、ゲームボードに指定されている所定の位置に配置した上で、その任務に対応した惑星にマーカーを置きます。さらにもう1枚カードをめくり、同じようにカードとマーカーを置きます。これで準備は整いました。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
惑星バードッタからスタートするジェダイ与力。

奉行ふーむ、なかなかの文字数だな(↑)。それにしても、やや『パンデミック』とは準備完了後の様相が異なるな。

与力そうですね。まず明確なボスが存在していること、そしてエピデミックカードをプレイヤーカードの山に混ぜて難易度を調整するシステムが使われていないこと。そのあたりでしょうか。

奉行任務カードがあることで、おそらくミッションクリア型の進行になるであろうというのも、大変に興味深い。さて、では一戦仕ろうか。

与力よろしくお願いいたします。

戦艦はとてもでかい

奉行さて、銀河ではどうすれば勝利できるのか、それをまず聞いておきたい。特効薬を4個つくれ、ではなさそうだものな?

与力はい。このゲームは、ざっくりと二部構成であると考えてよいかと思います。まず、準備された任務デッキに含まれる任務を全て達成すること。これが第一部です。

奉行任務遂行のために宇宙を飛び回る、と。

与力全任務が終了すると、ヴィランが最終形態になるというか、最終ミッションを出してくるので、それをクリアする。これが第二部、そんな感じで考えるとよろしいと思われます。

奉行なるほど、ボスに本気を出させるための前座とボス戦という隙を生じぬ二段構えだな。

与力で、手番ではいつも通り4アクションを組み合わせて任務遂行へ向かうのですが、細部で少しずつオリジナル『パンデミック』と扱いが異なる部分がございます。戸惑うこともありますので、違いにお気を付けくださいませ。

奉行そうか、相分かったぞ。

各プレイヤーは自分の手番で4アクションを組み合わせて実行します。同じアクションを複数回行っても構いません。

与力ただその前に、自分の手札の消耗している分隊カードを準備状態に戻すという作業が入ります。

奉行は?

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
消耗状態=横になっているカード。

奉行『マジック・ザ・ギャザリング』みたいな様相になっておるな。ていうか、あれか。手札はオープンで自分の前に並べるのな。

与力あ、はい。そうですね。この手順、いきなりぶち込まれても理解不能でしょうが、「カードは消耗するものである」ということを覚えておいてください。

奉行ふむふむ。

◎アクション1:飛行

与力飛行って名前ですが、まあ移動のことです。今いる惑星からルートがつながっている惑星へ1つ移動するアクションですね。

奉行そりゃまあ宇宙空間を泳いでいくのも何であるからな。江田島平八でもあるまいし。

与力ちなみに、敵が移動経路にいたりしても、ジェダイの飛行に影響を与えることはありません。

奉行邪魔はされないのか。優しいな。

与力あと、ここで手札が生きるケースがあります。分隊カードの青色「輸送」に分類されるカードを消耗状態にすると、飛行距離が2になります。

奉行おお、つまり2歩移動できるようになると。ああ、だから青のカードは宇宙船ばかりなのか。

与力ただし、1回の飛行に対して使えるカードは1枚だけです。複数のカードを消耗状態にして遠くまで飛ぶ、というのはできないですね。

◎アクション2:増強

与力手札を増やすために分隊デッキからカードを1枚引きます。

奉行上限はいつも通り8枚だな? だから、8枚になったら7枚になるまでカードを捨てるかスペシャルカードを使うというのがいつものパターンだ。

与力さすが。このゲームではスペシャルカードは「協力者カード」といい、ジェダイの協力者たちですね。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
宇宙海賊ホンドーさん。一応、協力者

奉行ふふふ、まあここは変わりないな。

与力ただ、変わりがあるのはカードを引いて山札が尽きた時です。『パンデミック』では、プレイヤーカードを引けなくなるとゲームオーバーでしたが、こちらは捨て札になっている分隊カードをよく混ぜて、デッキを作りなおすことができます。

奉行あら、敗北条件が1つ減っている?

与力ただまあ、そんなにデッキが尽きるほど引くかどうかって話になりはするんですがね。ええ。

◎アクション3:攻撃

奉行攻撃?

与力このゲームでウィルスキューブの代わりをしているのは、ドロイドたちです。こいつらをボード上から排除するために、攻撃しなければならないのです。

奉行戦は避けられぬというのは、古代ローマと同じか。やむを得ん、わしの名前が引導代わりだ。

与力なんでもいいですが、攻撃を行うプレイヤーは、特製ダイスを振ります。そして出た目に応じたダメージを、今いる惑星上の敵、つまりドロイド、封鎖艦、ヴィランに割り振ります。ドロイドは1点、封鎖艦は2点のヒットポイントがあります。ヴィランは各々で数字が違いますね。初回のゲームで推奨される「アサージ・ヴェントレス」は3ですが。

奉行なるほど。これはどうやって記録しておく? 倒しきれんやつも出てくるであろう?

与力あ、記録はできません。つまり1回の攻撃でヒットポイントを0にできないダメージに意味はないということです。

奉行ほおおおお、ではダイスだけの攻撃では限界があるな。

与力そこでまずは分隊カードです。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
頼もしいクローン・トルーパーのみなさん。

奉行クローン・トルーパー、オーダー66…うっ、頭が。

与力早いです、その話は早い。分隊に所属するクローン・トルーパーは赤色の「襲撃」タイプと、紫色の「隠密」タイプがいるのですが、どちらか1種類の分隊カードを何枚でも必要なだけ消耗状態にすることで、攻撃で与えるダメージをカード1枚につき1点増やすことができます。

奉行なるほどのう。だが、それでも足りない場合はどうする?

与力仲間です。他のプレイヤーが攻撃が行われている惑星上にいる場合、そのプレイヤーも攻撃に参加し、分隊カードを消耗させて、ダメージを増やすことができます。ただし、カードの種類は同一でなければなりません。

奉行片方のプレイヤーが「襲撃」、もう片方が「隠密」という訳にはいかん、ということじゃな。

与力はい。複数のプレイヤーが同じ惑星上にいるとき、手札を使ってあげられるシステムは、重要なカギになりますので、ぜひ覚えて置いてください。

奉行カードの受け渡しとはちょっと違った、都合しあう感じじゃな。

与力そうですね。で、敵にダメージを割り振ったあと、ジェダイはダメージを受ける可能性があります。さっき振ったダイスにダメージを示すアイコンが出ていたら、その分。そして倒しきれなかった敵1体につき、1点のダメージを受けます。

奉行おおう。しかし、ジェダイのヒットポイントはいずれに?

与力ジェダイはダメージ1点につき、手札を1枚捨てなければなりません。

奉行ああ、手札がヒットポイントの代わりになっているのか!

与力ただし、ここでも分隊カードが役立ちます。黄色の「機甲」を1枚消耗させるごとに、ダメージを1点防ぐことができます。これは自分でも、同じ惑星にいる別のプレイヤーにでも有効となります。

奉行おお、なにか攻撃の話を聞いておったら、手札構成が非常に重要であると思われてきたな。

◎アクション4:任務遂行

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
銀河に秩序を取り戻す。

与力ゲームボード上で任務マーカーが配置されている惑星では、「任務遂行の試み」を実行することができます。この時も、攻撃と同じで、他のプレイヤーが同じ惑星上にいれば、参加することができます。

奉行なるほどなるほど。

与力ただし、封鎖艦、あるいはヴィランがその惑星上に存在している場合には、任務遂行を試みることはできません。先にそいつらを排除する必要がありますね。

奉行まあそりゃ、指咥えて見ててくれそうにはないもんな。

与力で、具体的にどうやって任務を遂行するかですが、基本的には攻撃と同じようなものです。

奉行おや、ずいぶん簡単な。

与力まず、アクションを行ったプレイヤーはダイスを振ります。そして「任務カード」の数字を見てみましょう。この「ズィロを追え!」という任務では6ですね。つまり、多少誤解を招く表現かもしれませんが、ダイスの出目と分隊カードを使って、この任務カードに6ダメージ与えられれば、任務は達成!という塩梅になる訳です。

奉行ダメージ与えるって表現はなかなか凄いな。

与力戦闘と同じで累積はしていかないので、1発で求められている以上の数字を出さなければなりません。

奉行では、分隊カードが重要になってくるわけだ。1枚消耗してダイスの出目にプラス1だな?

与力そうです。今回の任務の場合、6まで持っていきたい訳ですが、ここで分隊カードの種類が問題になります。この任務では、青の「機動」アイコンが表示されているので、「機動」のカードをしか使うことができません。

奉行おおっと。ということは、戦闘に有利だからと赤や紫のカードばかり集めていると…。

与力カードを大幅に入れ替えなければならなくなるのです。『パンデミック』と違って、手札からカードを所定の枚数消費して任務達成!とする必要はないのですが、任務の要求を見て、それを達成可能な程度の枚数、特定の色の分隊カードを手札に準備すべきという点は、共通していると言えます。

奉行似ていないようで、似てるところが残っているな。

与力で、任務が達成できたら、その反動でダメージを受けることがあるので、これは受けてください。あと、“任務完遂時効果”という成功報酬のようなものがあったりしますから、それを受け取ります。

奉行分隊カードを引け、とかそういうやつだな。

与力そして任務デッキから新たな任務カードを引き、指示された惑星に任務トークンを移動させます。

◎フリーアクション:ジェダイの能力

与力あと、4アクションの中に含まれず、手番中に1回だけ、ジェダイは自分の特殊能力を使用することができます。

奉行おう、いわゆる職業特性みたいなやつだな。

与力色々お得で強力なものが多いので、どんどんフォースの導きに従って使っていくといいと思います。ただ、どれかのアクションの途中とか、他人の手番中には使えませんので、ご注意を。

奉行攻撃の処理中とか、移動中に急に能力を使うとかはナシということじゃな。

ダース・ベイダーは黒い

悪の反撃が始まる。

奉行さて、プレイヤーの手番が終わると、通常であれば「感染拡大」フェイズであるが、宇宙ではいかがであるか。

与力はい。まずはボスであるヴィランが行動を起こします。ヴィランデッキからカードを1枚引いて表向きにし、その効果を適用します。ジェダイの方へ向かってきたりとか、任務惑星に入り込んだりとか、こちらの邪魔をしてきますね。当たり前ですけども。あと、ヴィランデッキは使い切ったら捨て札を混ぜなおして作り直しです。

奉行ふむ、なるほどな。手強い敵がウロウロする訳か。

与力それでですね、ヴィランデッキには「惑星の包囲!」というカードが1枚混ざっておりまして、これが『パンデミック』におけるエピデミックカードの役割を果たすことになっております。

奉行おお、ここで来るのか!

与力「惑星の包囲!」が発生したら、侵略トラック上のマーカーを右に1つ進めます。これが進むほど、侵略の処理時にめくる侵略カードの枚数が増えます。

奉行感染率だな、感染率。

与力そして侵略デッキの一番下のカードを引いて、対応する惑星上にドロイドが3体になるよう配置します。そしてこれまで捨て札になってきた侵略カードに、いま引いた侵略カードを加えてよく混ぜ、侵略デッキの一番上に重ねておきます。

奉行出たな、パンデミック特有の同じところが延焼し続けるカード循環システムめ。

与力すでにドロイドが配置されている惑星でドロイドの増加が続きますから、苦しくなってくるんですよね。

トルーパーは白い

与力さて、ヴィランの行動が終わったら、ドロイドの侵略が始まります。

奉行お馴染みの感染拡大フェイズじゃな。うむ。

与力まず、侵略トラック上のマーカーが置かれている位置を見ます。そこの数字が侵略度です。そして侵略度と同じ枚数、侵略デッキからカードを引いて表にします。

奉行うむうむ。

与力そして表向きにしたカードに示されている惑星上に、ドロイドを1体ずつ置いていきます。これが侵略です。

奉行これはいつも通り、同じだな。

与力で、ここからが少し違う処理になります。まず、ドロイドを置く必要がある時に、ミニチュアが足りなくて置けないという場合。

奉行おう、病原体キューブが足りねば負けであったが。

与力こちらでは即座に負け、ではなく、置けないドロイド1体につき、脅威マーカーを1つ進めるということになります。

奉行ほお、敗北条件では無いのか。

与力それから、4体めのドロイドを置くことになった時の処理ですね。

奉行本家では恐怖のアウトブレイク、そして連鎖に次ぐ連鎖が引き起こされる事態だな。

与力こちらではアウトブレイクは発生せず、その代わりとして惑星の「占領」が発生します。

奉行せんりょう?

与力4体目のドロイドを置くことになった場合、まず、脅威トラック上のマーカーを1つ進めます。

シスの脅威が…。

奉行おおう、これは本家でも見る光景。

与力そして4体目のドロイドではなく、封鎖艦が出現することになります。封鎖艦が存在している惑星では、ジェダイはその惑星上の任務、そして存在しているドロイド、ヴィランに対していかなる影響も及ぼすことができなくなります。

奉行うへえ、お邪魔艦という訳か。

封鎖された惑星リシ。こうなると厄介。

与力攻撃を選択して、まずは封鎖艦に2ダメージを与えて取り除いてしまえば、余ったダメージを惑星上にいるその他の敵に割り振ることはできます。要はなんですかね、優先して倒さないといけない敵、ってことですか。

奉行厄介であることに間違いはないがな。

与力なお、封鎖艦を置く必要がある時に、封鎖艦ミニチュアが足りなければ、即座に脅威マーカーが1つ進みます。ご注意を。

デス・スター丸い

最終局面!

与力任務デッキの任務カードを全て遂行し終えたら、終幕に突入します。

奉行クライマックスシーンというやつだな。

与力まず、ヴィランシートを裏返しまして、そこに書いてある「終幕の準備」の通りにします。

奉行ああ、このヴィランシート自体が最後の任務カードになる、という感じなのだな。

与力言い得て妙ですな。その通りで、ここに書いてある任務を遂行できれば、プレイヤー側の勝利となります。ここで注意しておきたいのは、まずヴィランカードの裏になった面の特殊効果は、以後発動しなくなるということです。

奉行ふむ?

与力たとえば、アサージ・ヴェントレスの場合、最初の状態だと、一定の条件で脅威トラックを進める能力がずっと発動していました。しかし、終幕になると、その能力は失われるということです。

奉行「今までの効果に加えて」ではないということじゃな。

与力それから、終幕になってヴィランと任務トークンが一か所の惑星にセットで存在している時、この状態でも最終任務の遂行を試みることはできます。

奉行先にヴィランを倒して、という必要はなくなるということだな。相分かった。

フォースの真の力を見よ!(結構ギリギリ)

奉行か、勝った…難易度ジェダイ・ナイト(任務カード4枚)であったが、ギリギリの勝利であった…!

与力達成感ありますねえ。最後はもうダイス次第という状態まで追い込まれましたが。

奉行さて、勝ったからよいのだが、敗北条件の方は、いかに?

与力敗北条件は脅威トラックのみですね。脅威マーカーがトラック一番下のシスの暗黒卿っぽいマスまで進んだら、フォースの暗黒面が勝利し、プレイヤーは敗北です。

奉行うーむ、恐ろしい面構え。一体こやつはだれパティーンなのであろうな。

おなじみのドロイドたちにも会えるかも。

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』【ここがイカス!】

奉行パンデミック・システムであるが、かなり細かいところを変えて、戦闘的なゲームに仕上げてきたな。

与力左様でございますか。

奉行病原体ではないものと戦う、という点では『パンデミック・クトゥルフ』『パンデミック・ライジングタイド』『パンデミック・ローマ』があるが、近いと言えば『ローマ』が近いかな。ただ、あちらよりはパンデミックっぽい何かがどっと押し寄せてくる感じは少ない。

与力ふむふむ。

奉行こちらはカードの巡りやドロイドの数による盤面の変化などのオリジナルっぽい要素は残っているが、キモの部分をミッション達成という明確な目標にしたことで、すごくストーリー性が強くなっているように感じたよ。

与力これまでの『パンデミック』とは異なる感触と?

奉行だいぶ違うと思うねえ。そもそもゲーム的にカードの残り枚数に怯えるとか無くなったし、それ故に手札を捨てないしな。手札自体に効果があるというのも面白い。

与力アウトブレイクの連鎖という悪夢も消えましたね。

奉行そこはちょっともったいないが、ドロイドが勝手に宇宙を渉るのもヘンということだろうな。

与力それから欠かせないのが、バトルのシステムですね。

奉行ダイスを振るシステムは『ローマ』から持ってきたってことでよいのかな。まあ、思うに任せぬダイスだが、手札やジェダイの能力で何とかかんとかできてしまうのが良いところ。

与力そうですね。

奉行あと、難易度という点では、二段階にかけられるのが良いと思うね。任務カードの枚数と、ヴィランの選択。最初のゲームはアサージ・ヴェントレスだが、あと3体、スター・ウォーズではお馴染みのヴィランがおって、そ奴らがまた強烈な能力を持っておるからな。

与力組み合わせると難易度はかなりフレキシブルにいじれるってことですね。

奉行『パンデミック』のようで『パンデミック』ではない。しかし『スター・ウォーズ』というテーマをよくこのシステムで再現しておる。わしはそう思ったね。

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』【ここはちょっと…】

奉行ミニチュアの扱いが怖い。すごく怖い。

与力ライトセイバーが細いんですよねえ、これ。

奉行ちょっと軟質な素材になっているのか? パキッとはいかんだろうが、加減せずに扱うと一発で逝きそうだな。特に、グリーヴァス将軍。

与力箱からの出し入れにすごく慎重さが求められますね。

奉行ゲーム的な部分では、どうだろうか。やはり本家『パンデミック』にあった押し寄せる病原体との終わりの見えぬ戦い、みたいな感覚が無くなっているのを、どう見るかだね。

与力任務デッキという形で、やるべきことは可視化されていますからね。

奉行そういった意味ではお使いゲームなのかもしれない。

与力まあそこはフォースの導きということで。

奉行便利だな、フォース。まあなんとなく、遊びながら『アーカム・ホラー』を思い出してはいたよ。あんな感じだよね、全体の進み方。

与力私的には、時代設定が『クローン・ウォーズ』なので、やはりお馴染みのダース・ベイダーやデス・スターというような、スター・ウォーズ・サーガを代表する敵やメカニックに会えなかったのは残念ですね。

奉行やむを得んよ。その時期になったらジェダイなんかほとんど根絶やしにされているんだから、プレイヤー側がこんなに鮮やかに問題解決できないだろ。

与力『ローグ・ワン』みたいな事態になってしまいますか。

我らの道。

奉行ところで『クローン・ウォーズ』って、具体的にどんな物語なのだ?

与力…詳しくはDisney+へご加入ください。

奉行お主もよくは知らんのね。

奉行ところで、見出しの歌はなんなんだ。

与力帝国は~とても~強い~♪ 私、これは赤井孝美が作詞したと思っていたんですが、wikipediaなどによると岡田斗司夫説もあるんですね。帝国は~とても~弱い~♪もありましたね。

奉行……まあ、楽しそうで何よりだ。