『テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ 日本語版』を開けてみた
「富と資源を手に入れ、配下の者たちを導き、神々の恩恵を確保して、壮大な太陽のピラミッドの建築者となりましょう!」
(パッケージ裏面より)
プレイ人数:1-4人
プレイ時間:90-120分
対象年齢:14歳以上
回す次は積み上げる
ボード上に鎮座する大きな歯車が絶大なインパクトを与え、しかも濃密かつ満足度の高いゲームシステムで絶大な人気を誇った『ツォルキン』。この名作が発売された2014年から4年が経過した2018年、「『ツォルキン』は三部作だったのだ」ということで、その第二作目として発売されたのが、今回ご紹介する『テオティワカン シティ・オブ・ゴッズ』です。デザイナーは『ツォルキン』と同じダニエーレ・タスチーニ、発売はNSKN Gamesです。テンデイズゲームズさんが日本語版を販売してくれていますので、国内では非常に入手しやすくなっています。
『ツォルキン』を含むメソアメリカ文明テーマのビッグゲームが三部作になる、という情報は、スターウォーズが九部作だったのを知った幼少期以来の衝撃……というのは言い過ぎかもしれませんが、ともかくだいぶビックリしました。しかし『ツォルキン』の完成度とインパクトは極めて高く、大きいものがあります。今作『テオティワカン』は、果たしてそれに肩を並べるゲームに仕上がっているのでしょうか。早速開封から始めていきたいと思います。
テオティワカンにおけるピラミッド建築現場の1シーン。
今回はボード上でリアルにピラミッド建設をしていくのがウリか。箱サイズは約29.5×29.5×7.5㎝の正方形。
日本語版にはテンデイズゲームズさん謹製のプレイサマリー付属。
トークンとかダイスとかタイルとか。小分け袋に入れてこれだけの量です。
でかいですね。約84×56cmというところです。
ボードは可変式でもあります。
そっちも欲しくなりますねぇ!
『テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ』【プレイ前雑感】
発売以来高い人気を誇ってきた『ツォルキン』。その素晴らしさは、「コマを置くか取るか」というシンプルルールでありながら、戦略の考え甲斐があるゲームの奥深さと、マヤ暦を表現した歯車というギミックが、上手く噛み合っていたところにあるのではないか、と個人的には思っています。歯車だけに。
さて、その名作の流れをくむ二の矢として放たれた『テオティワカン』ですが、こちらは実際にタイルを積み上げ、ゲーム中にボードのど真ん中にピラミッドが出来上がっていくという、見た目的にはやはりなかなか興味深いギミックが準備されています。これでつかみはOKな感じですが、さて、肝心のゲームとしての面白さは“『ツォルキン』の次”という期待に応えられるでしょうか。遊んでみたいと思います。
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