ツォルキン:マヤ神聖暦(ボードゲーム開封編)

ボードゲーム愛好

『ツォルキン:マヤ神聖暦(原題『Tzolk'in: The Mayan Calendar』)』を開けてみた

マヤ文明は独特の高度な技術による建築物、洗練された数学、高度な天文学を有していたことで知られる文明である。その社会はツォルキン――神聖歴として知られる260日周期の暦――を中心に営まれ、種をまく時期や、儀式を執り行う日、記念碑を建立する日などを決める重要なものであった。
はたして、マヤの暦に従って寺院を建て供物をささげ、周期が終えるまでに偉大なる部族となるのは誰なのか? (メーカーサイトより引用)

プレイ人数:2-4人
プレイ時間:90分
対象年齢:13歳以上

歯車のギミックに驚かされる、名作の呼び声高いゲーム

『ツォルキン マヤ神聖暦』は2012年にCzech Games Editionから発売され、ボードゲーマーに高い評価を受けて世界各国でゲーム賞を獲得したボードゲームです。2014年にはホビージャパンから日本語版も発売されました。

このゲームを見たときに誰もが目を引かれるであろう最大の特徴は、ゲームボード上に施された、ゲームの進行に伴って回転する、巨大な歯車の仕掛けです。この歯車、マヤの神聖暦(ツォルキン)を表しているということですが、実際ゲームにどのように関わってくるのでしょうか。

それではゲームの実物を見てみましょう。

ツォルキン 箱 表面
箱表。

貫禄あるマヤの部族長らしき人物の絵と、何故か妙にポップな感じがするタイトルロゴ。左下は2013オーストリアゲーム賞エキスパート部門かなんかを受賞したという誇らしげなロゴ。

ツォルキン 歯車
目立つ歯車

箱を開けてみると、さっそく話題をさらった歯車がお目見え。

ツォルキン 歯車 近影
近影。

歯車は自分でボードに組みつけます。

ツォルキン トークン カード
トークンとカード類。

ものすごく多い……という感じではありません。

ツォルキン ボード
組みあがったゲームボード。

このボードは歯車がくっつく関係で、折りたたみ式ではなく、いくつかのパネルに分かれた分割式になっています。

『ツォルキン』【ゲーム前雑感】

私のプレイ環境では、普段はどちらかというと1時間以内に終了するゲームが好んで遊ばれます。そのくらいのゲームだと、時間もそうですが、ルールも(大抵は)把握しやすく、参加しているメンバーの集中力切れてしまうことが、それほど無いためです。

しかし、時々「もうちょっと悩むゲームをやりたい!」という個人的欲求や、リクエストが入ることがあります。大体3ヶ月に1回くらいの頻度です。そういう時に出すゲームを年間1個くらい購入しているのですが、『ツォルキン』は、2013年あたりから長いことその候補リストの筆頭に有りながら、なかなか買わずにいたゲームでした。何故買わなかったのか、と言えば、新発売の時に買わないで様子を見ているうちに、どうしても次々と発売される新作ゲームの方に目を奪われてしまっていったからですね。

というわけで、もはや「面白い」という高評価は揺らぎないこの名作ゲームを話題にするのは、まったくもって今更感が否めませんが、発売当初から気になっていた歯車ギミックを実際に体験できることが楽しみでなりません。また、基本的に「コマを置くか戻すか」のシンプルな二択で進むものの、全体を通じたプランニングが要求されるという、高い戦略性があるらしい、という点にも期待感が高まります。

一方で、説明書をチラリと見た感じでは、結構細かい要素が多くて全て把握するのは大変そうです。もちろんそういうゲームを期待して購入したわけですが、ルールが分かりやすくてみんなですぐに楽しめる、いわば口に入れるとすぐ溶けるチョコみたいなゲームではなく、慣れるまで何度か遊んで、そこからいよいよ醍醐味が味わえるようになる、というまさにスルメのようなゲームであろうかと思います。だからこそ、ゲーム慣れしたヘビーゲーマーさん達からの評価が高いのでしょうか。

【つづきはこちら】
ツォルキン:マヤ神聖暦 プレイ感想編
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