テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好

『テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ』を遊んでみた

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【登場人物】

奉行藩の決裁担当。カカオといえば?「60%以上はちょっとなあ……」

与力藩の買掛担当。カカオといえば?「70%とかきついですよね……」

テオティワカン文明、ですかね

奉行ふむ、テオ……ティワ……カン?

与力『ツォルキン』と同じく中南米の古代文明のゲームですね、テオティワカン。

奉行ふうん。わし、そういうのも疎いからなあ。古代なのか、テオティワカン。

与力ざっくり言いますと、メキシコに現存している世界遺産の遺跡ですね。でも12世紀くらいにアステカ文明の人たちが発見した時には、すでに遺跡だったらしいですよ、テオティワカン。

奉行千年前に遺跡って、そんなに古いのか、テオティワカン。

与力都市としては紀元前後から7世紀くらいまで機能していたらしいので、マヤ文明よりは先輩格に当たるみたいです、テオティワカン。

奉行そら凄い。が、さっきからずっと語尾がテオティワカンだな。口に出して言いたい小気味よさがあるとはいえ。

与力気にしないでゲームの準備をしますカン。

奉行もう原形がないぞ。無理やりすぎる。

テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ 日本語版
初回プレイの準備が整ったボード。

『テオティワカン』には多数のタイルやボードなどが準備されていますが、最初のプレイでは、それらの大半は使いません。説明書を参照し、ボード上の指示された箇所にタイル、コマ、ダイスなどを配置して、最初の資源を受け取ったらゲームスタートとなります。

奉行だいぶ、はしょったな。

与力まあその、いきなりなんですが、このゲームはリプレイ性を高めるためにボードの初期配置を変えたりとか、ボード上の効果を変えたりとか、プレイヤーの最初の手持ち資源が変わったりとか、色々できるんですよ。

奉行毎回、ちょっとずつ違うゲームが遊べるわけか。特に場が固定されないってのは大きいよな。

与力とはいえ「まずは慣れてネ」ってことで、初回推奨のセットアップが説明書に書かれています。最初はそれを読んでみてください、ってことになりますね

奉行ざっくりした流れとしては、「ボード上の指示された位置にタイル類を積み、プレイ人数に合わせた初期配置でピラミッドの土台を作り、手持ち資源もらって自分のダイスを置く」って感じかな。

与力そうすると大体写真のような感じになる訳です。

ピラミッドの周りを周回する仕事 -プレイの選択① アクションか、解放か-

奉行んで、わしらはどういった立場で何をすればゲームの勝者になれる訳だな?

与力はい、私どもは貴族の御曹司ということらしいです。で、このテオティワカンという都市の建設に携わることで栄光を勝ち取ろう、とそういう趣向でして。

奉行ほほう? 発展により貢献したら良いということかな。

与力勝者になるルートについてはいくつかステップがありますので、プレイ順を簡単に追いながら、説明させてもらいますね。

奉行要素が沢山ありそうで、難しそうだなあ。

与力確かに少なくはありませんが、整理すればそんなに難しいことは無い、と思いますよ?

各プレイヤーは自分のプレイ順になったら、ます「ボード上で自分の労働者コマ(ダイスのこと)を動かしてアクションをさせる」か「動けなくなっている労働者コマを動けるようにする」かのどちらかを選択し、実行します。

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もう一度ボードを見てみよう。

与力ボード全景の見方からなんですけど、中央の「ピラミッド」「使者の通り」「神殿」スペースの周りを、8つのマスがぐるりと囲んでいるんですね。我々はそこをぐるぐる回って発展させるためのあれこれをやります。

奉行おう、そういう作りなのか。

与力で、行動の最初の選択肢。まず第一に、プレイヤーは自分の労働者コマ(ダイス)を“最大3マス”まで時計回りに動かして、動いた先のマスでアクションを行わせることができます。

奉行ふむふむ。歯車は無くとも、やっぱりぐるぐる回るんだな。そしてわしらは貴族だから、自分は動かず、労働者に指示してあれこれやらせる立場か。

与力あるいは第二に、プレイヤーの選択次第で労働者コマが身動き取れないことになるので、動けない全てのコマを対価無しで動かせるようにする。この2択が、手番の最初にやることです。

奉行動けなくなる? 対価? ふーむ。新たなる要素が出てきたな。

与力えっと、そこら辺はアクションを選んだ場合の時に説明しますね。

奉行そうしてくれ。動けない人がいなければ、とりあえず3マスまで進めて作業と考えておこう。

ここはカカオ通貨の都市 -プレイの選択② どんなアクションをするか-

労働者コマを動かすことを選択したプレイヤーは、移動先のマスでどんなアクションをするかを選択し、実行します。
・カカオ豆の獲得
・礼拝
・メインアクションの実行

奉行ほう、カカオ? ツォルキンではコーンが重要だったが。

与力そうですね。あっちはコーンですが、テオティワカンでは、カカオがゲームの通貨的なポジションになる品物です。

奉行コーンってもりもり食えるけど、カカオって主食にはならんから、ちょっと文明的な気がするな。

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地獄の沙汰もカカオ次第。

与力実は、アクションをするにせよ、ゲーム中3回やってくる得点の決算時にせよ、カカオの支払いが必要になるんですね。なので、すごく大切な品物です。

奉行ははあ、なるほどな。うっかりすると作業したいのに金欠、もといカカオ切れになりかねんのか。で、それを手に入れるためのアクションなんだな。

与力そうなります。で、どのくらい手に入るかというのは、そのマスの状況によって変化してきます。

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ここに赤が入ると4個ゲットです。

「カカオ豆の獲得」アクションを選択した場合、そのマスにすでに置かれている労働者コマの色数を数え、その色数+1のカカオを手に入れることができます。

奉行なんと、混雑しているほどよいのか。新宿駅の券売機前で「100円ちょうだい」って言い続けると割と儲かるみたいなことなのか。

与力どんな例えですかそれ。ともかく、他プレイヤーのコマが置かれているマスほど有利になりますね。

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礼拝所スペースが空いていれば祈れます。

与力続きまして、礼拝スペースのあるマスでは、「礼拝」ができます。なお、先客がいた場合には場所代1カカオを払ってどいてもらうことになります。

奉行カカオ投げつけてどいてもらうのか。シュールだなあ。

与力投げてはいないと思いますが、ここに入った時も選択があります。まず、1つめ。対応する神殿で自分のマーカーを1つ上に進めることができます。

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『ツォルキン』でもおなじみ、神殿。

与力神殿で高い位置に進むほど、いろんな恩恵が得られたり、勝利点を貰えたりするので、大切になってきますね。

奉行ふむ。神への奉仕が大きなテーマである以上、神殿は重要な勝ち筋であろうな……。

与力もう1つの選択肢は、礼拝すると同時に対価を支払って「発見タイル」を手に入れるかどうかです。

奉行おう、この下のスペースに置かれているタイルじゃな。

与力「発見タイル」は、資源や勝利点、神殿で前に進める他、スペシャルな能力とか、決算の時に勝利点をくれる「仮面」が手に入れられる手段でもありますので、内容によって取りに行ったり行かなかったりするといいですね。

奉行なるほどのう。

与力ただし、礼拝を行った労働者コマは、以後移動できなくなります。

奉行なぬ?

与力解放してあげるためには、自分の手番で1つのコマにつき3カカオ支払うか、最初に説明した「労働者コマの解放」を選ぶしかありません。

奉行あー、進める代わりに解放させるというのはこのことか。ふむう、適当に祈ってればいいというものでもないのだな。3カカオは重たい。

与力最初の「進めるor開放する」の選択肢では動けないコマを一気に動かせるようになるので、祈るならば一斉に祈った方がお得な気がしますね。

資源を手に入れ、勝利点に変える -大切なメインアクション-

メインアクションを選択した場合、各マスごとに対応した効果を得ることができます。ただし、まずアクションを行うためにカカオを支払わなければなりません。

与力メインアクションの対価は、さっきのカカオを獲得するのとほぼ同じでして、「すでに置かれている労働者コマの色数」に等しいカカオを支払う必要があります。

奉行ふーん、つまり混んでいると貰いも大きいが、費えもかかるということか。アクションをする場合には、空いているところを狙うが上策かのう。

与力で、メインアクションの効果はおおむね3つに分類できる、ということを知っていると、話が分かりやすくなると思います。

奉行ほほう。3つか。

与力すなわち、「森林」「石切場」「金鉱床」の3マスは、対応する資源が手に入ります。

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森林。木材を入手する。
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石切場。石材を入手する。
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金鉱床。金が手に入る。

与力これらのマスでは、資源がどのくらい手に入るかの表が書いてあります。「自分の労働者コマの数」×「それらのコマの中で最も低い目」で手に入る量は決定されますね。

奉行おう、ということは、自分のコマがたくさん置いてあるほど良い結果が得られるのか。人手をかけた方がいいわけだ。

与力そうですね。

奉行しかし、コマの目とな? 確かに初期配置では1か2の目を上にしてダイスを置いたが。

与力それについては後でご説明をば。で、次は手に入れた資源をどう使うか、ですね。すなわち、「貴族」「装飾」「建設」のマスでは、資源を消費して勝利点を得るアクションができます。

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貴族。木材を家に。
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装飾。金をピラミッドの飾りに。
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建設。石材と木材をピラミッドに。

与力このマスのアクションをするたびに勝利点が入りますから、資源を手に入れたらこの3か所で消費、と覚えておくといいでしょうね。

奉行ふむふむ。材料を手に入れたら、いよいよピラミッド建設か。しかし、色々と鮮やかじゃな。

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2人プレイ時、初期のピラミッド。

与力ピラミッドは「タイルを置く段数」、「置いたタイルで隠したシンボル」などによって勝利点獲得や神殿マーカーの上昇ができますので、ちょっとしたパズル要素もなくはない、かな?

奉行「装飾」というのはこのタイルじゃな。ピラミッド各辺・各段の中央における、と。

与力それも「置いたタイルで隠したシンボル」が勝利点や神殿マーカ―上昇を生みます。

奉行なるほど、きれいなピラミッドを作りましょう、と。

与力神への奉仕ですからねえ。

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飾りつけまで丁寧に。

奉行8つのマスのうち、素材入手が3つ、建設関係が3つ。残る2つはなんだ?

与力言うなれば特殊グループってところですかね。まず一つはすなわち、「秘術」のマスです。

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様々な謎の術が習得できる。かな?

与力これはいわゆる「技術」でありまして、コスをを支払うことで、資源が多く取れるようになるとか、何かするたびに勝利点が入るようになるとか、ゲームが有利に進む能力を解放することができるんですね。

奉行ほほう。それは早めにモノにしておきたいな。

与力ただ、秘術マスに労働者コマが2個以上入っていないと下段の秘術は選べないとか、そういう制限もありますので、上手いことやっていく必要があります。

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ところで。

奉行最後に残ったこのマス……「宮殿」か? ここはどうなのだ。

与力そこはメインアクションは無いです。カカオ獲得か、礼拝だけなんです。

奉行おやおや。なんだかさみしいな。

メインアクションを行い、資源の支払い・入手、勝利点の獲得といった処理が終わったら、最後に指定されている個数の労働者コマがパワーアップします。

奉行パワーアップ?

与力はい。このタイミングでダイス目が大きくなります。パワーアップした労働者コマは、より効率的に作業をこなせるようになるので、オトク感が出ますね。場を見て貰えれば分かる通り、ダイス目が大きければ大きいほど、得られる資源なんかも大きくなりますよ。

奉行おお、左様か。労働者をダイスで表現する意味はここにあるんだな。そして、どんどんパワーアップして行くのがよい、ということじゃな。

与力そう思うでしょう。それが、そうとも言い切れないのですよ。

日は沈み、日は昇る -プレイの選択③ 昇天・日食-

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昇天関係のホイールやらトラックやら。

労働者コマのパワーが上昇して6の目になった瞬間、そのコマは「昇天」し、即座に転生します。目を1に戻し、宮殿マスに配置します。

奉行えっ、強くなりすぎるとお亡くなりになるのか、労働者諸君は?

与力疲労か高齢化かどっちなんでしょうね。さておき、みんな永遠ではないんですねえ。ただ、悪いことばかりではありません。

奉行そうなの?

与力まず、このボードに書いてある”昇天ホイール”の中から好きなボーナス1つをもらえます。ちなみにゲーム中、労働者コマの個数を1つ増やせるのはこのボーナスだけなんですよ。

奉行なんとまあ。しかし"昇天ホイール"ってネーミングよ。

与力それから、「死者の大通りトラック」でマーカーが1つ上に進みます。ボーナスで「発見タイル」がもらえるかもしれないですし、決算時には勝利点を生みます。

奉行ほう。このトラックは確か「貴族」マスのアクションを実行した時にも進むのであったかな。複数の手段でマーカーが上がるとは、やりよる。

与力ですね。ただ、昇天したコマがでると、この白いディスクが黒いディスクに向かって1つ進みます。

奉行むむっ? なんか嫌な予感。

ゲーム中、最後手番のプレイヤーがプレイを終了した時、もしくは労働者コマが昇天した時に、日食トラック上の白いディスクが黒いディスクへ進みます。白黒のコマが重なると、日食が発生したことになり、決算が行われます。ピラミッドトラック、死者の大通りトラック、発見タイルで獲得した仮面のセットなどから得点を獲得し、加えて労働者への給料としてカカオを支払います。

奉行決算と同時に給料処理も発生するのか。

与力支払えないともちろんペナルティですよ。で、3度目の日食が起きるとゲーム終了です。

奉行てことは、昇天するたびにゲーム終了がスピードアップしていくのか。早く終わってしまう。辛い。

与力『ツォルキン』の歯車を余分に回すアレみたいな感じですかね。ちなみに、日食にはあと2つ注意すべき点がありまして。

奉行なんじゃ、まだあるとは。

与力ひとつ、日食は回を重ねるごとに発生までの期間が短くなります。ひとつ、ピラミッドが一番上の四段目まで完成した場合、即座に3回目の日食が発生するものとします。

奉行……なんかこう、安心してコツコツと都市づくりできない仕掛けがずいぶん用意されているのだな?

与力お奉行、コツコツ町作るタイプのゲームも好きですもんね。それはまあ仕方ないとして、まあ大雑把ですがこんな感じですか、ルール的なところは。

奉行一度で理解するのは厳しいと思うが、とりあえずやってみたいのでやってみよう。

ルール説明しながら遊んだゲームは、奉行が与力に大差をつけて勝利しました。

与力こ、ここまで大差での敗北とは……。

奉行お主、ピラミッド積むことばっかり考えておったからなあ。

与力いや、積みたくありません?

奉行積みたかったが、後追いしてもダメかなと思って、おぬしが積んだピラミッドに装飾しながら館を立てたらこうなった。

与力ぐぬぬ……。

『テオティワカン』【ここがイカス!】

奉行いやー、見た目でちょっと身構えてしまったが、プレイ感はかなり軽めだと思った。遊びやすいぞ。

与力おっ、そうですか?

奉行遊ぶだけなら、要はコマを動かして何するか決めていくだけだからな。

与力確かにそうですね。動かすか、動かさないか。そして動いた先で何するか。

奉行で、手に入れたものでどこで何ができるのか?ってことさえ分かってしまえば、楽ちんだ。

与力やりますねえ。私は結構苦労してましたが。

奉行ボードが見やすくて見通しがいい方だと思うぞ。全体を見回すと、今は何ができるのか、どこで何が起きているのかよく分かる。状況がとても理解しやすい。

与力このボード、巨大なロンデルとか評されたりしてますけども。

奉行効果が書かれていたり、テーマに沿ったイラストが描かれていたりしてゴチャッとしている……と思いきや、中身はかなりシステマチックにまとまっているんじゃないか。最初の「重そう」というギャップのせいで余計にそう感じるのかもなあ。

与力三部作の二作目、とうたっている以上、『ツォルキン』との比較は避けて通れないと思いますが、どうですか?

奉行『ツォルキン』は歯車の回転と通貨的位置づけのコーンの量なんかを常に把握する必要があって、一手間違うと大損失になりかねなかった気がする。理想通り手を展開させるには、慎重に頭をひねる必要があった。まさしく楽しさと難しさが同居していた感じだな。

与力ほうほう。

奉行一方、『テオティワカン』は、そこまで先を見通さなくても、ちょいちょい場面に合わせてやりたいことを考えていても点が入ってくるので、あっちより気楽に遊べないか?

与力あ、そんなに楽にやってたんですか。

奉行もちろん勝ちを狙っていったが、「あそこで資源を得られたから、次はここで建築しよっと」みたいな判断が基本だったから、わしは手軽だなあと思った。まあ、2人プレイだから言えることかもしれん。

与力なるほどねえ。大人数プレイもやりたいですね。

奉行わしはこのヘビーに見えてスピーディに遊べる感じは相当好きだよ。うん。そして終わった後に「次はああしたらもっとうまくいくかな?」とかすぐに考えられるゲームって、いいゲームだと思うんだよね。

与力リプレイ性もある程度担保されてますし、繰り返し遊べるゲームですね。

『テオティワカン』【ここはちょっと……】

奉行何しても点にはなるゲームだが、しっかり勝とうとするなら勝利点を稼ぐルートを複数用意しないと敗北必至な気がする。

与力私がそれでしたね。ピラミッドしか見てなかった。

奉行「場の動きを見ながら、マルチタスクで回せるか回せないか」という感じなので、このゲームが肌に合うか合わないかのポイントそのものじゃないかな。一つの手をじっくり育てられるとは限らんから。

与力システムとしてはよくまとまっていますから、初回プレイを経れば、なんとなくどうプレイすればいいか実感できるとは思います。後はそれが好みのツボにはまるかはまらないかですかね。

奉行あ、初プレイとそうでない人の差も殊更出るから、未経験者が混じる時は、説明しつつコマを動かしてみるテストプレイは設けた方が良いと思う。それから、“よくまとまっている”分、ゲーム慣れしていて革新的面白さを常に求めるボーイズ&ガールズにはちょっと物足りないかもな。

与力左様ですかね?

奉行そんなに新規性というか珍奇性というか、ビックリするような仕掛けは無かったように思う。大逆転どーん! ピラミッド爆発! とかならないし。面白い要素がしっかり組み合わさって、骨太なゲームに仕上がっている印象だ。

与力ピラミッド積むのはロマンがありません?

奉行視覚的にも楽しいし、テーマを最大限に表現している点には同意するぞ。同意するが、お主はゲームの良しあしを、ロマンとチョンマゲとクトゥルフで決めるクセが有るからなあ……。さておき、そういう点で「神殿都市テオティワカン」とそこに芽生えた死生観・世界観のようなテーマはキレイにゲームに乗っかっている感じは受けるが、ゲームシステムとしては相当堅実な部類じゃないかなあ。やってることは意外に地味、とも言える。

与力なるほど、お奉行はそういう印象なんですね。

奉行ただ、それだけにハズレと感じる人は少ないと思うがね。面白さ証明済みの要素でしっかりと作られているから、でっかいボード広げてコマを並べるヘビー級ゲームを遊んでみたい人の最初の選択肢として、意外とハマるんじゃないかなあ。

与力おっ、それは結構な高評価ですね。定番ゲームになり得るポテンシャルがある、と?

奉行うん、そうなって欲しいくらいには気に入ったのだ。実際遊びやすいと思うよ。

テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ 日本語版
資源までピラミッドにする与力であった。

与力なお、このゲームには楽しい1人用モードも搭載されています。なかなか気軽に集まれない環境だと、なおさらありがたいですよね。

奉行ほほう。1人でも遊べるゲームって増えた気がするんだが、嬉しいよな。

与力1人で4人とか演じ分けながら遊んでいた頃が懐かしいです。

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