本州(原題『Honshu』)を開けてみた
プレイヤーは新しい土地や名誉と財産を得る機会を求めている大名家の家臣です。
2-5人 30分 8歳以上
何やら和テイストを前面に押し出してくるゲーム
『本州』は、2016年に発売されたゲームで、名前の通り日本、たぶん江戸時代にクローズアップして、その要素をパッケージの全面で主張しているのが特徴です。制作はフィンランドのラウタペリ社。フィンランドのゲーム会社が取り扱う日本っぽさがウリのゲームは、どの程度の日本要素を含んでいるのでしょうか。興味津々です。という訳なので、ゲームマーケット2017春の会場でゲームストア・バネストさんのブースで見つけ、購入してきました。
桜に武士、恐らく奥方であろう着物の女性、背景には富士山と、やりすぎとも言える日本アピール。
説明はドイツ語のみです。箱サイズは約18×12.7×4cm。小箱というわけではないですが、小さいです。
開けてみました。内容物は多くありません。
ゲームの基本はカードになります。合計84枚。
木製トークンがついています。小さめ。
他に、得点計算用の専用メモパッドが付いています。
ゲーム前雑感
ボードゲームのテーマとして、クトゥルフと並ぶ私のお気に入りは、(頑張って作ったものの結局ちょっと違う世界になっている)日本です。そういった観点からすると、この『本州』は、相当に期待できるといえます。ただ、正味の話、パッケージイラストから溢れる過剰なくらいの日本らしさに心躍り、それだけで思わず購入してしまったゲームなので、ゲーム内容を吟味していない!ということで開封後にルールを読んでみると、ちょっとひねった箱庭制作ゲームという、結構面白げな内容でした。
このところ『キングドミノ』に『アイル・オブ・スカイ』と、似た系統の楽しいゲームを遊べているので、この『本州』も同様に楽しく遊べることを期待してみたいと思います。ただ、気がかりなのはイラストほどゲームに日本ぽさが反映されていなさそうなところ。テーマとゲーム内容はうまく融合しているでしょうか。