『三津浜』を開けてみた
せりは速さが命、他の仲買人たちよりも早く届けて、多く儲けられるでしょうか?
(パッケージ裏面より)
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:30分
対象年齢:10歳以上
仲買人の帽子を被らなければ
印象的な風景画が目を引くパッケージの『三津浜』は、ゲームマーケット2019春でタルトゲームズさんから頒布された、いわゆる競りゲームです。ゲームデザインは鈴木一馬さん、アートワークは別府さいさんで、ゲームマーケット2018秋で『ラミーファイブ』を発表されているコンビですね。
早くから積極的な情報発信をされており、ルールブックも公開されていたので、それを参照して、間違いなかろうという期待感を持ったこと、そして2人からのプレイに対応しているということで購入したゲームです。諸般の事情により、購入&プレイ後、大分時間が経ってからのご紹介となってしまいました。魚介類は鮮度が命だというのに。ともあれ、まずは箱の中身を見てまいりましょう。
このステキなアートワークは実にいいですね。
ゲームの世界観が分かります。箱サイズは約13.5×9.5×2.3cm(実測)。質感はしっかりしています。
カードの束とダイスなどが入っています。
四色のサイコロと木製の倉庫番キューブです。
プレイヤーが魚を卸す先の料亭と、魚を保管する倉庫のカード。
お金カード。1,000円から10,000円まであります。
ゲーム前雑感
“競り”というと、ボード・カードゲームでは定番感のあるシステムだと思います。『モダンアート』とか『ラー』など、名作も知られていますね。しかし、単純にボードゲーム抜きで、日本で“競り”という言葉を聞いた場合、多くの人が最初に想像するのは、だいたい現・豊洲、旧・築地に代表されるような魚市場の競りでしょう。競りだと思う。競りなんじゃないかな。
と、いうことで、本作『三津浜』は、まさにその日本の魚市場の競りを競りゲームにしたという、テーマ、システムともに競りの王道一直線、という作品だと思います。
競りゲームなので、本来は3人以上いた方が真のポテンシャルを発揮するかもしれませんが、いつもの2人プレイで遊んでみましょう。
続きはこちら「三津浜 ボードゲームプレイ感想編」