『チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア』を開けてみた
新幹線に乗って日本を縦断し、頭を雲の上に出す富士山を眺めたり、冬山の温泉に入っているニホンザルに会いに行こう。
(説明書より)
プレイ人数:2-5人
プレイ時間:30-60分
対象年齢:8歳-
夢の超特急
毎度おなじみ、説明不要。定番ボードゲーム中の定番タイトルの1つが、アラン・ムーン作の『チケット・トゥ・ライド』です。
人気ゲームゆえに拡張・独立拡張も多数発表されており、当ブログでは、そのうちの何作かを取り上げておりますが、どのバージョンにも共通しているのは、「カードを引いて、同じ色のカードを出して、列車コマをつなげる」という、中心軸となるルールの分かりやすさ。ですので、幅広い世代が楽しめるゲームとして君臨しているのでしょう。
さて、今回のご紹介はそのチケット・トゥ・ライドの新作、マップコレクション7作目となる『日本/イタリア』拡張マップです。多言語版ですので、完全日本語版ではありませんが、説明書は最初から日本語ルールが載っているので、安心して遊べます。しかもリバーシブルな両面ゲームボードにより、一箱で二度美味しい。そして今回も伝統の遊びやすさはきっと健在のはず。さっそく、箱を開けてみたいと思います。
う、うーん? これは高度経済成長期かなんか?
イタリアのおじさんが寅さん風。箱のサイズは約29.5×29.5×5.5㎝の正方形。大箱です。
説明書は2冊。多言語版なのでページ数が多くなっていますが、実際には見開きで読み終わります。
両マップ用のカードと、これは新幹線のコマ?
左からイタリアマップ用、日本マップ用裏面、表面という並び。日本語表記は面白いですね。
ちゃんと塗装されています。可愛い。
その他に、木製の新幹線開発コマが同梱されています。
ゲーム前雑感
日本は国土を縦横無尽・正確無比に走る、高度に発達した鉄道網を誇る国ですが、このたび待望の公式拡張マップが登場となりました。しかもゲームボード裏面は、日本同様に細長く山がちな国土だけれども、電車の遅延は日常茶飯事、もはや標準仕様という、日本とは正反対の運用を見せつけるイタリアのマップ。非常に対照的な鉄道を運行している両国の拡張マップですが、さて、肝心なのは追加されるルールの部分。遊びやすさを失わず、違いを作り出すことに成功しているでしょうか。いつも通りの2人プレイ、まずは日本マップから試したいと思います。
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