育児ひとりごつ◆Amazon定期便は便利かつシミュレーションゲームで楽しい

たまに「おすすめの配送頻度」が予想外に短期間でびっくりする

幼児と一緒の買い物が大変かどうか……は、今更語るまでもない話ではあります。具体的に何が大変であるかのポイントは、子どもの人数や性格によって大きく違ってくると思うので、我が家の場合は主に三つ。「①自分でやりたがる(カートを押す、商品を選ぶ、お会計のやり取りをしたがるetc)」「②自転車の乗せ降ろしを筆頭とした誘導が辛い」「③買い忘れる・買いすぎるが発生しがち」が大変だと感じるポイントです。

地味に、実に地味に嫌だなあと思っているのは三番目。在庫がないのに買い忘れるし、在庫があるのに間違えて買ってしまう。夜間に落ち着いて発注できるはずのネットスーパーやネットショップでも定期的にやらかしていて、愛用しているみりんと鶏がらスープの大ボトルは2本もあるし、進撃の巨人のダブりが本棚に並んでいます。

車で買い出しができればまた話は変わるのでしょうが、使用頻度と維持にかかるコストなどを考慮して、我が家には車がありません。あったら便利だろうとは思うんですが、いかんせん、私は『優良』の文字だけが輝くペーパードライバーなので、あまりにコスパが悪い。でも、だんだん自己主張の強くなってきた子どもとの買い物は、結構しんどい時がある。

というわけでたどり着いたのが、Amazon定期便。配送料無料で、月に一度、登録した商品を届けてくれるサービスです。

この定期便の良いと思っているところは、またまた三つ。「①子どもと自分のスケジュールを調整しつつ、商品を買う・運ぶという手間がなくなる」「②実店舗で買うより割安になる可能性がある」「③スケジュール調整をミスすると、うっかり大量の在庫を抱えかねないのがむしろ面白い」というところです。

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①子どもと自分のスケジュールを調整しつつ、買って運んで、の手間

単独で自由になる時間が確保できた頃は、それこそ「A店は水産系が安くて美味しい、B店は調味料や乾物などが格安、C店は総合的に何でも揃う」とか考えて回ることができました。どの店が安いかを覚えるのもゲーム感覚で楽しかった。ところが子どもがいるとそうはいかず。

我が家では、「店は一つに絞って、子どもが完全に飽きる前に売り場を回りきるのが目標」というチキンレースが開催されています。特に2歳を過ぎてからは、一人でカートを押したがったり自由に歩きたがったりする子どもを制御することで頭がいっぱいでした。商品に伸びる手。ふらふらとそれていく進路。後、ぶつけたりぶつけられたりしないかの心配。なので、まあよく買い逃すこと買い逃すこと。

私の元々の性格が災いしておりまして、そうして買い逃したものがあると、気持ちの上で非常にモヤモヤします。「まあ、明日買えればいいや」みたいな切り替えがすんなりできればいいんですが、「明日は天気が微妙だから自転車が使えない場合、この店までくるのはしんどいから別の店へ行くとすると、午前中はこう過ごしてお昼はああして」みたいな計画の練り直しに発展してしまう。こればっかりは性分なので直しがたいので、少しでも手間がカットできるのがありがたい。

②実店舗で買うより割安だったりお得だったり

今のところ、同一日に3点以上が配送されるように組み合わせると15%の割引になります。元々、一般店舗で定価で買うよりも安いものが、更に安くなるうれしさ。Amazon以外ではなかなか見つからない海外ブランドの商品や、業務向け大容量のものが手に入るところもありがたいです。

もちろん、格安店舗の方が安いものも沢山ありますが、その辺は「買う手間」と天秤にかけて考えています。仮に少々割高になったとしても「店に行く・買う・家へ運ぶ」の三点を回避できると思えば気になりません。我が子はとにかく外遊びを好んでいるので、家についても自転車から降りないと言うし、降りたら降りたで家に入らず遊ぼうとするので、「片手に買い物した荷物、背中にお弁当や着替えなどの入ったリュック、片手に子ども」という重装備になって歩くのはしんどくってたまりません。いやだあと言う子どもに同調して「お母さんもいやだあ」と道路でジタバタしたくなるくらいには嫌です。

という感じで、多少の配送料が発生しても使いたい。そう思っている上で割安になるんだから、ありがたやありがたやと拝むレベル。

③調整をミスすると、うっかり大量の在庫を抱えかねないのがむしろ面白い

これは一般的にはデメリットになるかと思うんですが、むしろ面白いと感じてしまいます。

Amazon定期便は月に一度、登録した商品が自動配送されます。思ったよりも使わなくて在庫が消費されていないような時は、配送日の数日前までに予定されている直近の配送のみを対象に、「配送を翌月にスキップ」することが可能です。さらに各商品ごとに「何か月間隔で配送するか」を設定することになっております。例えば、1ボトル分のボディソープの詰め替えは2か月に1度、5本セットのシャンプー詰め替えなら6か月に1度、という感じです。この辺を上手に組み合わせてやりくりする必要があります。

一方、この設定や確認を忘れるようなことをがあると、まだ全然在庫があるのに品物がどかんと届くことになりかねません。小さいものならばまだしも、ケースやセット販売の品物だとなかなか大変(飲料が12本入ったケースの5セット販売とか、キロ単位の乾物とか洗剤とか)。

なので私も毎月アクセスをして、ぽちぽちと間隔を修正したりスキップしたりしていますが、これがなんとなくシミュレーションゲームっぽくて好きです。「このペースなら洗濯洗剤はなくなるから来月、こっちの乾麺は暑くなってきて使用頻度が増えたから毎月頼もう」みたいなやりくりが楽しい。在庫が増えちゃうケースをだけでなく、不足して足りなくなるリスクもあります。うっかり在庫があるのに買い置きを増やしてしまうような人間ですが、これがなかなか頭の体操になって良いです。ちなみに、商品の設定を変えるとメール通知がくるため、これを連続でやるとメールボックスがとても賑やか。

ということで、少なくとも子どもがもう少し大きくなるまでは、大変お世話になると思います。突然サービス終了しませんように。

そしてこの記事を書いている今は、新型コロナウイルスによって、社会状況が一変するかもしれない真っただ中にあります。パニックによる買占めでの欠品、感染拡大防止にともなう外出自粛、などなど色々な理由で買い物が更にハードルが上がりつつあります。今は先月の定期便で、大量の乾麺などを購入したのでそうそう揺るぎそうにはありませんし、緊急事態宣言でも物流が止まることは想定されていないと思いますが、仮にこのタイミングで大きな震災でも起きたらと思うとぞっとしますね。

健康な成人だけならば少々の水と食料でしのげたとしても、高齢者や子どもがいたらそれは可能な限り避けたい。ということで、Amazon定期便で日々必要なものの購入漏れを防ぎつつ、有事に備えて在庫確保につとめていこうと思います。