育児ひとりごつ◆妊娠前の筋トレはやってて良かった(と思いたい話)

育児エッセイ 産前 アイキャッチ

書き出してみたら超限定的でしたが、やってて良かったです

私、きんこは運動が苦手な上に筋トレが嫌いです。より正確に言えば、「筋トレをしたら良いことがあるだろうと思い立ったが二日で嫌になる」という、三日坊主系筋トレ嫌いです。

しかし数年前、「あまりに肩こりが酷いせいか不眠っぽくなってきたから、なんとかしよう」という理由で重たい腰をあげて、筋トレを始めました。このサイトにある『筋トレ嫌いの筋トレ記録』という記録がそれです。人目に晒してしまったからにはやらなきゃというプレッシャーをかけつつ、途中で投げ出さないことを最優先して低負荷な筋トレでもやればOKとするスタンスで、人生で一番長く続けることができました。

が、ゆるーい内容だったこともあって、肩こりは「多少、よくなったかもなあ?」と思わなくもないくらいのレベルのまま、妊娠等をきっかけにトレーニングを中断、産後の今へと至ります。

こうして筋トレ嫌いなりに筋トレに取り組んでいた人間が、妊娠出産を経験したので、「筋トレと呼べないようなへぼ筋トレでも、妊娠前に努力をしていたことで、出産に役立った気がする」という語りをしてみようと思います。結論ありきの話です。私、がんばってたよねって言いたいだけ。そして現状の「二日くらい筋トレしたら諦める生活」を打破する原動力になればいいんですけれども。

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妊娠初期は

絶賛つわり中。あの気持ち悪さには勝てません……というか筋肉関係ない。

妊娠中期は

お腹が大きくなって体重が何キロも増え始め、とにかく足腰が辛くて耐えがたい時期がありました。私の在住地である横浜は坂の町などともいわれますが、あらゆる道を平たんにしたかったです。産後は抱っこがしんどいので平らにしたい。

一番酷い時は「このまま痛みが続くと日常生活に支障があるかもしれない」と強く思うくらいになったので、妊婦検診で相談したところ、助産師さんから「と〇ちゃんベルト」をお勧めしていただきました。ベルトを巻くライン(太ももの付け根から恥骨のあたり)が、ちょうど歩くと痛む箇所に合致していたせいか、ベルトの圧迫によって補正あるいは矯正されるらしくて、かなり歩きやすくなりました。

某ベルトの効能については賛否両論あるようですが、私の場合は痛みが減るパターンだったようです。ちなみに妊娠後期に近づくにつれて、こういった痛みはおさまっていったので、ベルトの着脱が面倒に感じてしまい、その後はタンスの中で眠っていただいております。おかしいな、産後も使うからって思い切って購入したのに。

ということで、この時期は筋トレ効果は特に感じられず、よくあると思われる妊婦さんの辛さを味わっていました。が、「筋トレをしていようがいまいが、関係なく痛む?」あるいは「筋トレを少しでもしていたから、痛みがこの程度で収まったのでは?」とか、色々考える余地はあります。多分。

妊娠後期は

漫画とかで妊婦さんがふうふう言っているイメージがありましたが、まさにそうなりました。まず物理的にお腹が重たく、思っているよりもつっかかる。起き上がる動作ひとつだけでも、まずは足を動かして体を横向きに変え、腕を駆使して上体を持ち上げ、全身でゆっくりとベッドの端まで移動してから立つ……という作業工程を丁寧にこなしていました。ところが、慎重にやるさなか、割と頻繁に足がつります。ただでさえ寝起きはトイレが近くなっているので、つった足の痛みと襲い来る尿意に、親指を手前に引っ張ってひいひい泣いてました。

一事が万事、こんな感じに全身を使って、のっしりのっしり歩いていたので、筋トレの効能が関係あったのかは分かりません。が、やっぱり筋トレを少しでもしていたから、特に不自由は感じなかったのではないか説を掲げておきます。

いざ分娩時

いざ出産当日。何がなんだか分からない一日でしたが、思い返してみれば、腹筋のトレーニングをしていて良かったなと思います。やっと来た。

というのも、いよいよ分娩台に上った時に助産師さんから指示された「仰向けの姿勢から、腰のあたりにあるレバーを掴んで上体を引き起こしていきむ」という方法が、ものすごく筋トレ。まさに「ザ・腹筋鍛えている」な動きだったからです。

分娩台(いらすとやさんより)

陣痛に耐えて耐えて吐いて耐えてようやくたどり着いた分娩台だというのに、このいきみ方法を何度か繰り返すうちに、頭の中はすっかり「出産」より「筋トレ」になっていました。特に妊娠前によくやっていたプランク(いわゆる腕立て伏せの姿勢を維持するタイプの筋トレ)にそっくり。

プランクは大きな動きがない筋トレで、60秒とか一定時間が経過するまで緊張しっぱなしです。そして時間が過ぎたら態勢を崩して30秒くらい休憩、それからまた体を戻して60秒耐える、というのを何回か繰り返します。これがいきむ時の流れにそっくりだと思いました。ただただひたすら筋トレしている気持ちになっていると、「いいよ! 上手にいきんでいるよ!」と助産師さんに励ましてもらったことは覚えています。

ちなみに夫が立ち会ってくれていたんですが、「奥さんが上体を起こす時に、背中を支えて体を起こす補助してあげてください」という指示を受け、懸命に介助してくれていました。助産師さんの声かけに従って私の背中を押し上げながら、無事に終わることを祈りつつ、心の片隅で「これ、腹筋のトレーニングみたい」と感じていたそうです。

総括すると、私は筋トレしていてよかったなと思います

ということで、逆転ホームラン的に、分娩時に筋トレが役立ったと感じたので、やっていて良かったなと思います。こじつけ感がすごい! ですがわたくし、「ここで足を踏み外したら痛いだろうな……」と思った瞬間に足を踏み外して落っこちるタイプなので、分娩中に余計なことを考えないですんだのは良かったです。今、何がどういう状態で、後どれくらい頑張ればいいかとかは体感ではさっぱり分からないし、ただひたすらいきむのを繰り返す必要があるので、「いつまでも筋トレ終えてくれない鬼トレーナーに特訓されている」と思えて気持ちの上で楽でした。時間にして1時間弱くらい記憶が吹っ飛んでいます。

後はまあ、私のへぼ筋力では太刀打ちできませんでしたが、体が重たいとか足腰が痛いといった問題も、もっと体を鍛えておいた方が楽だった可能性があります。ホルモンの分泌等どうにもならないトラブルも多いと思いますが、やっぱり物理的に重たくなるので、筋力はあるにこしたことはないかと思います。

仮に、もしも友達が「妊活しようかと考えているんだけど何をしたらいいのか」と切り出したならば、「筋トレやストレッチしておくのも良いと思う」とコメントするだろうなあと思います。こういう話になった相手は一人だけいましたが、そもそも私よりよっぽど運動好きな人だったので、そっと言葉を心の中にしまいました。なのでこんなところで独り言を言っています。

そろそろ筋トレ再開した、い

さて、産後の体調も回復してきたこと、そしてますます重くなる子どもを抱えたり、走り回る子どもを追いかけまわしたりすることに備えて、さあいよいよ筋トレした方が良いぞと思う一方でさっぱり体が動きません。夜はぐったりです。ひたすらただれています。「育児中の筋トレ嫌いがやる筋トレコーナー」とか取り組めないかなと思いましたが、冒頭でも述べた通り、完全に三日坊主以下になっています。このような文章を世界に公開することで、どうにか何とか細々とでも筋トレを始めたいですが果たしてうまくいくかどうか。

ちなみに元々美しくなかったお腹周りは、産後の今、とても人前に晒せない感じになってしまいました。ぶよぶよしているというか、あれだけ膨張したらしょうがない。名誉の勲章と言い張っています。産後に素肌を見せられる芸能人の女性とかって、さすがだなあと思います。

最後に、途中で使わせていただいた分娩台のイラスト。かの有名な『いらすとや』さんからお借りしましたが、まさか分娩台のイラストまであるとは思いませんでした。「フリーの素材、どこかにないかなあ?」からの「噂に聞く『いらすとや』さんにあったりし……あったわ(真顔)」という流れで感銘を受けたので、今後も多用させていただくことにします。