チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア(ボードゲームプレイ感想編①)

ボードゲーム愛好

『チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア』の『日本マップ』を遊んでみた

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【登場人物】

奉行藩の決裁担当。思い出深い路線といえば?「西武秩父線。レッドアロー号に乗ってみたいと思いつつ、機会を逸したままだ」

与力藩の買掛担当。「小田急線。子どもの頃、ロマンスカーに乗るのが夢でした。今でもあれほど興奮した乗車体験はないです」

どこかで見た顔…

奉行うーん…この日本は高度経済成長期なのか?

与力は? あ、箱絵ですか。新幹線はN700系っぽいですし、スカイツリーが描いてありますし、今の日本だと思いますが。

奉行それにしては、この少年少女から感じられるそこはかとない昭和臭は、なんなのだろう…。

与力ま、確かに女子高生?から昭和40年代アイドルの雰囲気は感じます。

奉行それより、この少年だよな。なかなかおらんぞ、今時この感じは。

与力言わんとされていることは、何となく理解できますが…。

奉行あと、どなたかもいずこかで仰っておられたが、この少年、「どこかで見たことがあるような顔」なんだよなあ。誰に似てるんだ?

与力…もしもお心当たりのある方は、奉行宛にコメントなど頂ければ幸いです。

奉行うむ、よろしくお願いいたす。

与力ゲームやりますか。

奉行おう、すまん。やろうやろう。

『チケット・トゥ・ライド:日本マップ』は、非独立拡張なので、遊ぶには『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』か『チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ』が必要です。それらの内容物から、列車カード、各プレイヤーの列車コマ20個ずつと、得点マーカーを使用します。

次に、超特急列車コマをボードの側にまとめておきます。各プレイヤーは、自分の色の新幹線開発マーカーを、ボード上の新幹線表の「0」スペースに置いておきます。

続いて、行き先チケットを4枚ずつ配布します。各プレイヤーはチケットの内容を見て、2枚以上を手元に残し、残りは山札に戻します。これで準備は完了です。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
ゲームボード全景。日本です。

求められるのは協調性?

奉行で、このマップで基本ルールから変わるところは、どこなのだね。

与力はい。まあ各プレイヤーは自分の手番がきたら、3つのアクションから1つを選んで実行しなければなりません。すなわち、「列車カードを引く」「ルートをつなぐ」「行き先チケットを引く」です。

奉行それだけ聞くと変わったところは無さそうだが、ひとつ説明をば頼む。

与力なお、基本ルール前提で説明いたしますので、よろしければ皆さま、『ヨーロッパ』のプレイ感想編をご一読下さいませ。

奉行誘導しよるのう。

1:列車カードを引く
基本ルールからの変更はありません。

奉行一言で終わりじゃな。

与力まあ、はい。

2:行き先チケットを引く
行先チケットの山から3枚引き、少なくとも1枚を手元に残し、残りは山の下に戻します。

奉行これも取り立ててどうこう、というものではないな。

与力ええ、まあ。

3:ルートをつなぐ
ルートをつなぐ手順もだいたい基本ルール通りです。ただし、日本マップ特有のルートとして、「新幹線ルート」「東京の地下鉄と九州」「青森-函館間のルート」の3か所に、特別ルールが適用されます。

・新幹線ルート

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
例えば、ここは九州なのですが…

与力九州を南北に、灰色のルートが走っているのが分かりますでしょうか。

奉行おう、真ん中に新幹線っぽいシルエットが描いてあるルートだな。

与力これが新幹線ルートで、これは誰かがつないでくれると、あとは全プレイヤー共通で使えるルートなんですよ。

奉行なんと!

与力なので、自分のコマを使ってつなげる「在来線ルート」と、この「新幹線ルート」を上手く組み合わせて行き先チケットを達成していくのが、勝利へ近づくためのポイントになる、のだと思います。はい。

新幹線ルートをつなぐためには、ルートの線路マスと同じ枚数、同色の列車カードを使用します(SLカードで代用もできます)。ルートがつながった目印として、超特急列車コマをルート上の列車シルエットが描かれたマスに置きます。その後、新幹線表に置いてある自分の開発マーカーを、「使用したカードの枚数分」だけ先へ動かします。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
日本列島改造論、的な新幹線開発表。

奉行あれ、ルートをつないだのに得点は入らんの?

与力ええ、新幹線ルートをつなぐことで、通常の得点は獲得できないです。ただし…

奉行ただし?

与力ゲームが終了したとき、新幹線表を先に進めて、ルート開発に貢献できていた人ほど、ボーナス点をもらえます。逆に、貢献できなかった人ほどペナルティ、つまりマイナス点をくらいます。

奉行うっげぇ、「誰かに任せといてタダ乗り」は許されん、ということか…。

与力日本人に求められるのは周りとの協調です。みんながやっていることはあなたもやりなさい、という同調あ…

奉行相分かった、それ以上は控えるがよい。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
電車だけに乗り遅れは許されない得点表。プレイ人数によってボーナス/ペナルティは上下します。

・東京の地下鉄と九州

東京と小倉は、その先にミニマップがついています。このミニマップの内側の場所と、外側の場所をつなぐ場合、それぞれ東京、小倉を経由することで接続することができます。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
これが世界に誇る東京の地下鉄網。

奉行わし、大手町駅と東京駅でどっちにいっていいか分からなくなるし、大阪京都のあたりの乗り換えには恐怖しか感じないくらいに地下鉄が苦手なんだけれども、この説明も今一つピンとこんぞ。

与力要はですね、行き先チケットの中に、「京都から銀座」というのがあったら、まず大きいマップの京都から東京までをつなぎます。で、その後、小さいマップで東京から銀座までをつなぐと、ルート完成ってことになるんですね。

奉行はー……つまりこの東京と小倉の場所にある、他と違うマークが大小マップで共通しているのは、「ここがつながってますよ」というアピールか。

与力ま、地域の中に入った、ということなんでしょうかね。

奉行たぶん、日本の込み入った鉄道網を再現するために作ったんだろうなあ。なら大阪にもミニマップが欲しかった気がするが。

与力どうなんでしょうね。鉄ちゃんボードゲーマーの感想をうかがいたいです。

・青森-函館間ルート

与力いわゆる青函トンネルがある場所ですが、在来線ルートと、新幹線ルートが共存しているんですね。これ、複線ルートではないので、両方使えますよ、ということです。

奉行おう。北海道新幹線でいくか、海峡線か選べる…あれっ、海峡線って普通列車運行してたっけ? ん? 新幹線開業と同時に廃止されたのでは…。

与力お奉行、意外と色々詳しいですね。

奉行行ったことがないのと、行く予定がないので、しかとは分からんが、そうだったように記憶しておるのだがなあ。

以上のルールを加え、誰かの手元の列車コマが2個以下になり、かつ超特急列車コマも残り1個になったら、全員がもう1回ずつ手番を実行し、ゲームは終了、得点計算となります。ルートをつないで獲得した点に、達成した行き先チケットの得点、新幹線ボーナス/ペナルティを加えて、最高点のプレイヤーが勝者となります。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
さて、ゲームの展開。奉行は九州を縦断します。

与力うまいことつなげますね。

奉行この小倉までの新幹線1マス、ってのがなんともな。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
一方、関東周辺の新幹線を敷設しまくる与力。

奉行こだわるな、夢の超特急に。

与力新幹線ルートがつながると、行き先チケット達成が非常に楽になるのですが…それはお奉行にも言えるようになるんですよねえ。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
重要なポイントのみ、新幹線を使う奉行。

奉行まあ、このコマは可愛いので、置いてみたくはなるよな。

与力かなりいい出来ですよね。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
最終結果。緑の奉行が赤の与力を大きく引き離して勝利。

与力新幹線にかまけて行き先チケットを1つ達成し損ねました…うぐぐ。

奉行わしは順調にお主の新幹線も使ってかなりルートをつなげたよ。よい観光ができたな。

『チケット・トゥ・ライド:日本』【ここがイカス!】

奉行まず第一に、地名が全部日本ってことかな。

与力なじみのある土地でチケライってだけで、だいぶ思い入れが違いますね。

奉行なんとなく使う電車も想像しやすいしな。何より、地名を読み間違えてチケット未達も起きづらくなると思う。…わしだけ?

与力お奉行、たまに前のめりになって達成状況確認しますもんね。

奉行悔しいだろ、「あ、つながってない」って。しかもわし、やりかねない自覚があるし。ところで今回は、ゲーム設定的に「うまく電車を乗り継いで観光しよう!」っていう乗客側だったな。プレイヤーが。

与力そういや、ドイツとかは会社側感がありましたからねえ。

奉行さておき。特筆すべきは新幹線のコマが可愛い。塗装もしてあるし、テンション上がるな。

与力ですね。これだけで、このマップは買いかもしれません。

奉行新ルールもさほど難しいものではないし、ちょうどいい感じだな。ヨーロッパの次くらいに手が出しやすいかも。

『チケット・トゥ・ライド:日本』【ここはちょっと…】

与力さて、一方で、というところなのですが。

奉行うむ。まあまず新幹線ルートが一番のウリなんだと思うが、これは人数が増えてみないと何とも言えんな。

与力そうですか。2人プレイの宿命ですね。

奉行正直、あんまりボーナスとペナルティの効用がなかったな。わしがペナルティを喰らったのだが、逆に行き先チケットを多く達成できたおかげで、そのマイナスを打ち消した上にお釣りがきた。

与力ですねえ。新幹線がつながっていると、チケットが相当達成しやすくなってきますよね。

奉行特に今回、お主が新幹線ばっか引いておったからな。新幹線をうまく誰かに開発させておいて、そこを使って…みたいな駆け引きが互いに発生するような人数ってのがあれば、新幹線開発表の意味もより大きくなるだろう。その人数でやってみたい。

与力なるほど。

奉行あとはそうさな、コマ20個は少ないのか、多いのか? わしはもうちょっとやりたかった気もするが、まあ新幹線があることを考えれば、これでいいのだろうなあ。

与力本当に必要なポイントだけ、在来線を使っていくマネージメントが求められるのでしょうね。

奉行なんだろう、チケライとしては『ニューヨーク』『ロンドン』の系統な気はした。わりとすぐに終わって再戦しやすい、という。そういう軽めのマップなのかな。

与力ところで得点表は100点まであるんですが、100点、出せるんですかねえ。

奉行今のところ、その前にゲームが終了するイメージが強いな。やはり3人以上でやるべきかもしらん。複線ルールが甘くなる4人プレイに可能性がありそうな気もするが。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
宮崎県はどげんかなったのか、謎のロボットが小旗を振り振り闊歩している。

奉行ちなみに、箱絵の天守閣は何城なのだ。小田原城か?

与力うーん、これ、破風が小田原城っぽくなくないですか? なんとなく弘前城のように見えるのですが…。どうだろうな?

奉行いかん、ヘンなこと聞いたわ。

与力詳しい方のご教示、お待ちしております。

イタリアマップ感想編は少しお待ちください。

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