チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア(ボードゲームプレイ感想編②)

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『チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア』のイタリアマップを遊んでみた

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【登場人物】

奉行藩の決裁担当。イタリアの有名人と言えば?「フランチェスコ・トッティとかロベルト・バッジョとか、サッカー選手が並ぶなあ」

与力藩の買掛担当。イタリアの有名人と言えば?「大好きだったD-Lifeでよく見ていた料理研究家のジャーダですかね」

イタリア周遊の旅

与力さて、せっかくのリバーシブルなので、イタリアマップも遊んでおきましょう。

奉行イタリアな。なんかメキシコっぽくないか、この絵面は?

与力メキシコですか? うーん、メキシコねぇ…。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
あくまでもイタリアです。

『チケット・トゥ・ライド:イタリアマップ』も、非独立型拡張なので、遊ぶためには『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』もしくは『チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ』が必要です。それらの内容物から、各プレイヤー用の列車コマ45個と、得点マーカー、そして列車カードを使用します。

また、新しい要素として追加されたフェリーカードを、列車カードの横に山札としてまとめておきます。行き先チケットは5枚ずつ配り、各プレイヤーは内容を見てから、3枚以上を選んで手元に残さなければなりません。選ばなかったカードは行き先チケットの山札の下に戻します。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
縦長なイタリアマップのだいたい全景。

奉行海岸線は二重ルートが多いなあ。

与力マップの特徴として、イタリアから隣国に接続するルートがありますが、そこは行き止まりになっています。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
北に行けばスイスに入りますが…

与力どこかのルートでスイスに接続したとしても、他のスイスに接続できるルートとは相互につながっている訳では無いので、その点はご注意ください。

奉行行き先チケットを達成できたかどうか、で重要になるポイントじゃろうな。

トレニタリアってのがJR?

奉行で、イタリア特有のルールってのは如何様なものなのかね。

与力ええと、ルートにフェリーのルートがあること、それに伴ってフェリーカードを引くアクションが増えていること。あとは最終得点計算時に、地域ボーナスというのが加算されるようになっています。

奉行なるほど、まあ一通り説明をよろしく頼む。

与力はい。あ、基本ルールに関しては、引き続き『ヨーロッパ』感想編をご覧ください。

ゲーム開始後、プレイヤーは自分の手番では、次の4つのアクションから1つを選び、実行しなければなりません。

1:列車カードを引く
このアクションは基本ルール通りです。

奉行基本通りです。

与力左様です。

2:行き先チケットを引く
行き先チケットの山札から4枚を引き、1枚以上を手元に残して、残りを山札の一番下に戻します。

奉行4枚引いて選べる、というのは選択肢が多いのう。

与力逆にそれだけ行き先チケットを達成する意味合いというのが大きいのかもしれませぬ。

3:フェリーカードを引く
フェリーカードを1枚引きます。フェリーカードは3枚以上持つことができないので、すでに手元に2枚を持っているプレイヤーは、このアクションを選ぶことはできません。

奉行わざわざそれだけの制限がかかる、というのは、それだけ重要、ということでもあろうな。

与力確かに、その通りです。次にご説明いたします。

4:ルートをつなぐ
ルートをつなぐ際、海を走っている灰色のルートは、すべてフェリーのルートとして扱われます。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
シチリア航路?のフェリー。

フェリーのルートには、青い波のシンボルが描かれたマスがあり、それらを通過するためにはSLカードかフェリーカードを出す必要があります。SLカードは1枚で波のシンボル1マス、フェリーカードは1枚で波のシンボル2マスを通過できます。

与力したがって、この全長7マスで波4つ、というこの航路では、SLカード4枚もしくはフェリーカード2枚、あるいはSLカード2枚にフェリーカード1枚というような、波のシンボルに対応したカードと、さらに同じ色の列車カードが3枚必要になる訳です。

奉行全部SLで賄おうとすると大変じゃな。しかし、フェリーのルートを通る上では、フェリーは強力じゃな。1枚で2マス埋められる訳じゃからして。

与力てことなんで、海上移動の際には、フェリーは非常に重要です。

奉行フェリーのルートは、長いのが多いようじゃしな。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
リグリア海でのフェリー移動を軸とする奉行、対してアドリア海沿いを南下する与力。

私鉄はイタロってのですかね

基本ルール通り、いずれかのプレイヤーの列車コマが残り2個以下になったら、全プレイヤーがもう1手番ずつプレイし、ゲームは終了します。これまでに引いたルートの得点と、達成した行き先チケットの得点、そして地域ボーナスが加算されて、最終得点が算出されます。

奉行地域ボーナス。追加ルールじゃな。

与力まずはこちらをご覧ください。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
フィレンツェの辺り。

与力イタリアマップでは、各都市名の下に小さく地域名、そして都市には地域共通の紋章が描かれています。これが地域の区分です。

奉行おお、要はイタリア20州(https://italiazuki.his-j.com/area/)というヤツだな。

与力ホビージャパンのゲーム紹介によると、17地域らしいです。ま、この地域を「一本につながっている自分のルートが、いくつ通過できたか」によって、ボーナス点がもらえるんです。

奉行ほおお、一筆書きでより多くの都市を経めぐるほど得点が高い、そういうことだな?

与力そうです。ちなみに、自分の引いたルートが2つに分かれてしまっていた場合には、それぞれのルートごとにボーナス点を計算します。

奉行ふうん、なんかそっちの方がお得に感じる気もするが、そうでもないのか?

与力そうでもないですねぇ。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
ボーナス点表。10地域辺りから得点が大きく伸び始める。

奉行なるほどな、やはり一本でつなげた方がよいのじゃな。

与力あと、このルールにも注意点がございまして、「シチリア」「プーリア」「サルディーニャ」の3地域は、地域内の都市をすべてルートに組み込めると、2地域分として計算できます。

奉行ほおお、すると15地域以上の56点を狙いたければ、南イタリアを攻めるのが良さそうじゃな!

さて、ゲームは陸路にこだわって地域ボーナスで高得点を狙う与力と、フェリーチケットを使いまくる奉行で完全に方向性が分かれましたが…。

与力わたし、93点までフィニッシュですが、これ、お奉行とは50点以上の大差がついてますね…。

奉行そりゃもう、お前な。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
こんな行き先チケットを全部達成できていれば当たり前。

奉行偶然とはいえ、チケットの行き先がほぼ同じ方向で揃ったぞ。

与力そ、そこの引きはどうしようもないですね。

『チケット・トゥ・ライド:イタリア』【ここがイカス!】

奉行日本と比較して大らかじゃな。ストレスなくルートをガンガン引く楽しさがあった。

与力デカいルートをどんどん取ってましたもんね。

奉行フェリーが軒並み高得点だからな。地域ボーナスも頭の片隅に入れておくとして、やはりチケライの醍醐味である「カードを溜めてドーン」と出し、行き先チケットを達成して点を稼ぐプレイができるのは、いい。

与力私はちょっと地域ボーナスに目が行き過ぎましたかね。最長ルートやグローブトロッターの代わりとしては、わりと高得点が貰えると期待したのですが。

奉行日本マップの新幹線もそうじゃったが、お主、新要素を取りあえず試してみるクセがあるものな。とはいえ、勝敗を完全に左右するものではなかったな。

与力そうでしたね。我々のような2人プレイだと完全に東西で棲み分けが発生しましたし、かなり気楽なプレイになりそうですね。

奉行複線、三重線が多いから、4人プレイもだいぶ楽な気がする。3人、5人だと厳しい勝負になるのかな。そうすると、そこで地域ボーナスがモノを言ってきそうではあるが。

与力ともかく、遊びやすかったという感想ですね。

奉行ルートを誰よりも早く引く、という、カード運任せだがいかにもチケライらしい遊びができるマップ、だと思った。うん。

『チケット・トゥ・ライド:イタリア』【ここはちょっと…】

奉行なんだろな、まあフェリーのルートは高得点ってことだな。フェリーを制する者はイタリアを制す、なので、フェリーを無視しては戦えなさそうに思うよ。

与力フェリーカードは全部で10枚、1人2枚制限がありますから、枯渇はまず無いですね。

奉行うん。だからフェリーをどのタイミングで獲りに行くのか、あるいはSLをフェリーの代わりにするか、そこの判断が重要になると思う。

与力てことは?

奉行うーん、まあフェリーに文字通り乗り遅れると、点が伸びないかも、ってことには注意が必要かも、くらいかな。あと、これは恒例の話だが、多言語版とはいえマップまでは日本語対応されていない。よって知らん都市名、地域名も多いかもしれんから、そこはちょいと困るところだ。

与力セリエAとかジロ・ディ・イタリアとか観とかないといかん、ってやつですね。

奉行しれっと自分の趣味を押しつけようとするな。まあ、お子様と遊ぶ時なんかは、見た目に分かりやすくする工夫が必要になってくる、かもしらん。

チケット・トゥ・ライド 日本/イタリア
『紅の豚』的な。

奉行イタリアなのにローマに全然触れなかったな。

与力そういえばそうですね。なんかローマには近づけなかったですね。

奉行『パンデミック:ローマの落日』の影響かね。

与力ローマにはあらゆる鉄道を引いてはいけない、って? んなバカな。

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