ゲームマーケット2025秋 個人的に気になるゲームまとめ

ボードゲーム愛好

きたる11月22日、23日の両日にわたって年に2回のビッグイベント秋の部となる、2025年ゲームマーケット秋が開催されます。今回も会場は幕張メッセということで、千葉県千葉市ですね。なにやら千葉市の後援も受けることになったそうで、今後ますます千葉のイベントとして定着していくのではないでしょうか。会場でちはなちゃんと握手できる日も近い。

さておき、ゲームマーケットに先立ちまして、今回もTable Games in the Worldさまより「注目の新作ボードゲーム」投票参加のお誘いを頂戴いたしました。毎度身に余るありがたいことでございます。

そこで今回も取り急ぎ、個人的にこれは手元に置いておけると嬉しいという作品をピックアップしてまとめ、投票させていただきました。投票した作品は、おおむねゲームマーケット公式ページとX(旧Twitter)よりの情報収集から選出しております。ポイントとなったのは私個人の欲しい度合いで、特に見た目と説明の第一印象、そして自分の保有するゲーム群と被っていないかなどの比較をしたうえで、主観的に魅力的だと感じたものを選択しました。

今回も、当奉行所のプレイ環境においてあまり出番の想像できないもの(大喜利などのワードゲーム、トーク系、マーダーミステリーなど)や、個人的に現状において「このシステムのマスターピースはこれ」と感じるゲームを保有している、あるいは保有数が過剰になっていると考えるシステムのゲームは、原則として評価を割り引いております。

ひとえに当方の視点・視野・視座による選出であること、加えて五月雨式に降ってくる情報の雨を追い切れてはおらず、抜けや見逃しの部分もありますので、決して完璧な判断の下の選択とは申せませんが、一ゲームファンのゲムマ前感想としてお読みいただき、何らかの情報共有につながることがあれば幸いです。
なお、各出展者様につきましては、文中敬称略とさせていただいておりますので、ご了承くださいませ。

*印は重い順に「欲しい度合い」を示しております。

◎NoMoreTomorrow HQGames(土‐N09)

https://twitter.com/HQGames_jp/status/1984183568097276357
本格派ゲームを送り出してきたHQGamesさんの新作。ゾンビだらけの街からの脱出を目指す協力型ゲームで、ゲームの核はトリックテイクなんだとか。価格的にも品質的にも、もちろんシステム的にも、大手メーカーのゲームと遜色ないものとみて、本命の印。

○すしオッター OKAZU brand(両‐G48)


日本のゲームデザイナーとして初のドイツ年間ゲーム大賞を獲得された林尚志さんの新作。変則的なポーカーのようなゲームだそうで、実際に遊ばれている写真を見ると、ちょっと複雑そうなのですが、「シンプルルール」という評価が気になっております。これは鉄板の選択。

▲だんだんダンジョン ForGames&SUNNY BIRD(エリア‐39)


ライナー・クニツィア氏の新作ゲーム。タイル配置でダンジョンを作っていくゲームですが、紙ペンゲームっぽさも感じられる、シンプルルールでリプレイ性の高い作りになっていそうです。それにしてもクニツィア博士は本当に多作ですね。

△VSクレイジーピッチングオクトパス  HoF GAMES(土‐V19)

https://twitter.com/games_hof/status/1989119816666669539
最近タコが好きなので、タコが出てくるゲームを。デッキビルディングにダイスロールを組み合わせた野球テーマっぽいゲームです。つまり、個人的に好きな要素ばかり入っているんですね。流行って欲しい。

△銀河トリックテイク・ガイド 四等星(両‐B01)


素体は超シンプルなトリックテイキングなのですが、そこに個人ルールが追加されて、達成できないと大量失点、的な味付けが面白そうなゲーム。ルールの競りがゲシェンク的というのは、二重の楽しさがありそうで。

△Buluolino ブルオリノ Sui Works(エリア‐86)


シンプルに丸いボードが出てくるゲームが好きです。コンポーネントに力が入っているのはやはり魅力的。

△DAIMYO PARADE/大名パレード JUGAME STUDIO(土‐V44)


今回のチョンマゲ枠。ソロ、あるいは2人用のゲームですね。家臣を並べて美しい大名行列を完成させることを目指すのですが、カードは昇順にしか並べられず、どのタイミングで行列を完成させて得点するか、対戦なら駆け引きの妙が問われそうです。

△ゆび感クレーンゲーム チャンピョンシップ 数寄ゲームズ(両‐H34)


年末パーティーシーズンに向けて…でしょうかね? 指定された枚数のカードを指でつまんでくるだけ、という単純なゲームですが、得点関連で妙味が潜んでいる、密かなゲーマーズゲームであるような感じです。穴枠。

☆BLOSSOM/ブロッサム タルトゲームズ(土‐P59)


今回の特注。デザインの美しさと存在感あるカードのサイズに目が活きがちですが、自分と他者の手、そして共有の場の状況を厳しく見極める勝負眼や戦略性が求められる、シビアなゲームではないでしょうか。ガチゲーの予感。

以上となります。
大手メーカー、ショップさまの状況も大変魅力的ですが、そこはまあ、見過ぎると目と財布に毒ですね。ゲーマーの皆様におかれましては楽しみ過ぎて情報収集のし過ぎによる寝不足とか眼精疲労とか肩こりとかになって体調を崩されませぬよう、当日まで健康第一にお過ごしください。