『カブトスモウ:甲虫相撲』を開けてみた
あなたもカブトムシとなって土俵に上がり、覇権を競い合い、伝説の力士に名を連ねることをめざします(説明書より)。
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:15-20分
対象年齢:10歳~
カブトムシは意外と増えます
日本の夏の風物詩、昆虫の王様、自由研究のお題であるカブトムシ。えさ場や雌を巡って、雄同士や他の昆虫と戦いを繰り広げることが知られています。ひと昔前は『甲虫王者ムシキング』とかで流行っていたテーマですね。そんな昆虫バトルをボードゲーム化したのが本作『カブトスモウ』になります。デザイナーは2019年から数点の作品を発表されているトニー・ミラー氏。アートワークは『マウンテンキング』などでお馴染みのクワンチャイ・モリヤ氏です。発売元は『Q.E.』『ファクトリーファンナー』で知られるBOARD GAME TABLES.COMで、日本国内ではゲームストア・バネストさんがゲームマーケット2021秋向けの新作として輸入・販売を手掛けられました。
TVの企画などでもよく取り上げられるなど、昆虫バトルは非常になじみ深いテーマですが、これを日本を舞台として相撲と掛け合わせたボードゲームに落とし込む、となると、どんな形に仕上がっているのでしょうか。早速箱を開けてみたいと思います。
非常に強者感ある直立したカブトムシが描かれています。吊り屋根もあり、これは完全に相撲の雰囲気。
なんとなくゲームの内容がうかがい知れる写真です。箱の大きさは約27.5×17.5×5.5cm。縦長のガッシリした作りです。
説明書やパンフレット、そして多数のコマ類。
各力士ごとに特徴的な技を繰り出せる仕掛けになっています。
どんな昆虫なのか、どんな技が使えるのか書かれています。しかしいきなりカブトムシじゃないな、こやつ。
ゲーム前雑感
カブトムシよりはクワガタ派、そしてオオクワガタよりはヒラタクワガタ、とくに日本離島系のヒラタクワガタがお気に入りの私ですが(トクノシマヒラタとか、スジブトヒラタとか、カッコいいですね。ツシマヒラタの長い顎や、サキシマヒラタの太さも魅力的です)、なんだかんだ甲虫類は好きです。それがゲームマーケット2021秋、入場して真っ先に購入したゲームがこれだった理由です。要旨を述べればパッケージ&勢い買いです。
では実際のところ、どんなゲームになっているのか、プレイ感はどうなのか、これはパッケージの裏面写真を見ると大体様子が掴めてしまうところではありますが、いつもの2人プレイでさっそく体感してみたいと思います。