「私の世界の見方」を4人で遊んでみた
奉行先だって機会があったゆえに、四人で『私の世界の見方』を遊んでまいったぞ。
与力大分白熱しましたね。
奉行うむ。二人で遊ぶのとは違い、やはり四人以上での遊び方の方が、盛り上がるな。
与力やはりパーティーゲームですからね。人数は多い方が面白いのですな。
今回、ヒットした組み合わせ
奉行面白さはもはや語る必要もなかろうが、折角なので、こんな札の組み合わせで笑いが取れた、というものを披露しておこうか。
与力まあとにかく「そんな言葉が入っているのか!」というようなものも多かったですね。本当に凄い。
奉行その一方で使い道が難しいのも結構あったな。
与力特定の問題でなければ使えないというタイプですね。人名とか地名とか。
奉行それでも親の感性次第で、通ってしまう時は通ってしまうがな。
奉行ほんのり爽やか柑橘系の香り漂う体育館よ。
与力ちょっと腐食してきたやつが全校朝礼の時に落っこちてきて、直撃した子が保健室に運ばれたりすると悲劇ですね。
奉行いかにも悲惨としか言いようがない。
与力「体育館の天井にシークワーサーを挟んだ人がいます。……先生は、悲しい!」で始まる緊急の全校集会。
奉行長々とした説教の果てに、貧血で倒れる女学生がいるであろう。
奉行こやつ、できる!
与力どんな雰囲気を醸し出してるんでしょうかね。しかも、バンドでは何を担当しているんでしょうか。
奉行用心棒であろうな。
与力福本清三さんチックなんですかね、ジョン。
奉行何に使うのだ、その緑色のものは。
与力その昔に流行った「スライム」ってやつだと思うんですけど、今更使い道があるかどうかは分かりませんね。
奉行しかも専門店とは…。
与力どんな需要を見込んで商売を始めたのでしょうな。
奉行小学生男子の羨望の的か。恐らくは学校で禁止されているが、「俺、昨日行ってきたんだぜ」「まじで?!」「すっげぇ!」となる。
『私の世界の見方』4人プレイを終えて、ここがイカス!
奉行前回は二人で興じたわけだが、なるほど、これが本来の姿ということなのであるな。
与力古いゲームですが、『アップル・トゥ・アップル』とほぼ同じルールらしいです。最近のゲームでは、『Dixit』に近いですね。
奉行親の趣味嗜好を考えて札を選び、出す。そして自分の札が選ばれると、何とも言えぬしてやったり感が味わえる。自分だとばれてしまいそうで我慢をせざるを得ないがな。
与力ちょっとラジオ番組にハガキ出して読まれたときみたいな感覚ですかね。
奉行葉書職人というやつであるか。確かに言いえて妙じゃな。
『私の世界の見方』4人プレイを終えて、ここはちょっと…
奉行遊び方自体は単純なのだが、どうも冗長になりすぎるきらいがある。
与力どの辺りが気になりますか?
奉行山札が意外と強いのよ。山札を選んでしまうと、入手した「私の世界カード」を返さねばならぬゆえ、一進一退が続きすぎることがあった。
与力そうですね。また、「私の世界カード」を集めていくと、手札の「それカード」が減って回答の幅が減りますから、勝利条件に近づいた人がなかなか決着をつけづらくなる。
奉行その間に他の者が「私の世界カード」をどんどん獲得していく。そんな訳で全員が均等に勝利に近づけるといった感じだ。そう狙った設計かもしれんが、時間が長引くのも否めんな。
与力今回は3人が6枚を集めて勝利にリーチをかけましたしね。
奉行それから、雰囲気作りが大切じゃな。淡々と「じゃあこれ」と札を選んでいくのでは、なかなか寂しい。
与力先ほどの続きのようですが、深夜ラジオ番組のDJみたいなノリで、札の組み合わせにコメントをつけてくれる人が参加していると楽ですよね。
奉行らじお好きじゃな、お主。受験勉強中、らじおに夢中になって勉強がおろそかになっておった手合いか?
与力うっ。
奉行まあ、水際の攻防で勝敗を決める遊びではなし、絶妙な札の組み合わせや親の選択についてあれこれと言い合いながら遊べば楽しいであろう。
与力そうですね。
奉行ということなので、余計な話に花が咲くのが面白く、そこに時間がかかりがちだからこそ、全体的な冗長感はとても気になる。決着がつくまで盛り上がりを保てず、ダレてしまうとすれば、それは実に残念なことだ。
与力何か解決策はないものですかね。
奉行例えば「入手した私の世界カードは減らない」「それカードの手持ち枚数は常に12枚」「勝利条件の上限を減らす」などの調整はできよう。
与力なるほど。
奉行あくまで我らの感想からの提案だがな。
与力感想には個人差があります、というやつですね。