『1920 Wall Street/1920ウォールストリート』を開けてみた
「1920年9月16日、ダイナマイトを乗せた馬車が、世界で有名な金融区画を爆破しました。」
(説明書より)
12歳以上 2-5人 45分
ド直球なタイトル
ウォールストリート、ウォール街と言えば、アメリカはニューヨークの一画、世界の金融センターとして高名な街、ひいてはアメリカの金融業界や証券市場を指す地名として知られておりますが、それにウォールストリートにとっては特別な年号である「1920」を冠したのが、今回紹介する『1920ウォールストリート』です。デザイナーはスペインのP・リリストセラ氏、販売は同じくスペインのルーピングゲームズとなっております。
これまで金融、株式絡みのゲームはあまり選択肢に入れておりませんでしたが、Twitterなどで時おり流れてくる「なかなか面白い」という評価が気になっていました。そこでチョンマゲや忍者やクトゥルフといった得意の地盤から踏み出し、入手&開封という次第です。
トレーダーの中にダイナマイトを握った手が。証券取引所に持ち込めたとは。
「2つの拡張が入ってます!」というアピールも。箱のサイズは約18.5×11.5×3.5㎝。横長になっています。
西&英語説明書とゲームボード、トークン類、カードです。
2枚のゲームボード。両面印刷になっています。
シルクハットをかぶった紳士なプレイヤートークンなど。
ゲームの中心となるカード。110枚です。すべすべした手触り。
ゲーム前雑感
1920年9月16日は、ウォール街のJPモルガン社前で爆破事件が発生した日だそうです。死傷者400名以上を出したこの攻撃は、馬車に巨大な爆弾を積んで突っ込ませたという、現代ではテロによく用いられている、いわゆる「車爆弾」を、世界でも初めて使用したテロであったと言われています。
と、いう歴史的事件を操作するゲームとかではなく、基本的には株の価値を上手く操って、もうかる株を買い集めていく、という株取引ゲームになるようです。ただし、「爆弾」は大きな味付け、要素になっているようですので、そこは非常に楽しみなところです。それではいつも通り2人プレイで遊んでみましょう。