第16節 飛び石連休
- DATE
- 10月30日 カラバオカップ4回戦
- VS
- トテナム(A)
- SCORE
- 1-1(pk6-5)
- GOAL
- 55’ 内藤(ARS)
- 85’ ケイン(TOT)
3日前に4-0と大勝したリーグのストーク戦から大幅にメンバーを入れ替えて臨むアーセナル。両サイドバックにスペイン代表クラスのモンレアル、ベジェリンが戻り、中盤はラムジーとジャカのコンビ。前線はサンチェスがCFで内藤とオックスレイド・チェンバレンがサイドに構えます。このメンバーを見ると、まさにトテナム相手に温存していた、という表現がぴったり。
一方のトテナムではケイン、デレ・アリ、エリクセンが揃って先発。破壊力を見せつけることができるのか。
両チームともに能力の高いストライカーが揃う一戦。それだけにお互いの守備陣も集中し、派手な撃ち合いという予想に反して、前半45分はゴール前のシーンはほとんど無し。
しかし後半に入るって55分。左サイドからゴール前に侵入してきた内藤。見事なターンでマーカーをかわすと、ロリスのゴールを破って見せました。アーセナル、先制です。
この後、試合は再び膠着状態。そのまま試合終了かと思われた85分、デレ・アリのドリブル突破に人数をかけすぎたアーセナル守備陣。ケインを見ていませんでした。トテナムのエースを自由にしたら、その代償は高くつきます。いかに名手ツェフとはいえ、打つ手はなし。
試合は同点のまま延長戦を戦っても決着つかず。PK戦に入ります。両チーム互いに1本ずつ外して6人目。トテナムのキックをツェフがストップ。一方アーセナルはコシエルニーがしっかりと決め、これで勝負あり。アーセナル、なんとか難敵をねじ伏せ、トーナメント表の先へ進みました。
ロンドン -アーセナル練習場-
と、まあそれは良かったんだがね。今日はプレミアリーグの第10節、ブライトン戦なんだが、遠征メンバーに選ばれませんでしたよ。なんかリーグ戦ではない水曜日の試合への起用が増えている結果、リーグ戦で出番がほとんどもらえないんですよ。これ、何とかなりませんかね。
黒田官兵衛「何とか、と申されましても。そこら辺りの采配は監督の胸三寸。選手としてはどうこうできるものではありますまい」
山本勘助「とは申せ、ただいまは好調なのでありましょう? できれば試合に出続けたいところではありますな……」
うーん、結局移籍期間内に噂だけで、移籍に漕ぎつけられなかったのが残念だな。正直、リーグのレベルを落としてもコンスタントに出番を貰えるチームへ移籍したいのだ。だが、秋山氏に言わせれば『キミ、額面だけ高くなりすぎちゃったからね~。値札みるとなかなか手は挙げられないよね~』だ、そうだ。
官兵衛「アーセナルにとってはよい投資物件といった感じの位置づけですか」
勘助「契約切れを待つしかないのでしょうか……」
出番を待つしかないのが辛いところだ。アレックス・ハンター氏のように練習でアピールができる、という訳でもなく。
官兵衛「Switch版ではお目にかかれない御仁ですな」
勘助「まあ、状況が好転することを祈るしかありますまい。プレーで飛躍のきっかけが見えてきたところだけに、辛いところですな」
常に結果を出しておかないといけないというのは、強豪チームの宿命かね。
官兵衛「(実は、優先起用されているラカゼットが全く点を取れていないことを知ったら、理不尽さに怒りますかな)」
勘助「(チームメートの出来不出来も目に入らぬくらい悩んでおられるのです。面白半分に藪をつつかれますな)」
―試合ダイジェスト―
- DATE
- 11月8日 ヨーロッパリーグ グループステージ第4節
- VS
- クラブ・ブリュージュ(A)
- SCORE
- 4-0
- GOAL
- 16’ OG
- 21’、75’ 内藤(ARS)
- 60’ ラカゼット(ARS)
- DATE
- 11月25日 プレミアリーグ 第12節
- VS
- アストン・ビラ(A)
- SCORE
- 1‐0
- GOAL
- 78’ 内藤(ARS)
- DATE
- 12月1日 プレミアリーグ 第13節
- VS
- チェルシー(H)
- SCORE
- 0-1
- GOAL
- ’10 アザール(CHE)
- DATE
- 12月13日 ヨーロッパリーグ グループステージ第6節
- VS
- アンジ・マハチカラ(H)
- SCORE
- 1-0
- GOAL
- ‘4 内藤(ARS)
ロンドン -アーセナル練習場-
官兵衛「ロンドンダービーでなにをやっておられるのです。首脳陣からもファンからも信頼を失いまするぞ」
勘助「いかにも、軽率のそしりは免れますまいな」
いやいや、あれはあの審判がおかしいんだってば。試合の映像をもう一度見てみよ。
片方がセーフで片方がアウトなどという片手落ちな判定は許されぬ。甲州法度之次第にても、喧嘩は両成敗と定められておる。そうであろうが。
官兵衛「武士の面目と仰りたいのでしょうが、いけませぬなあ……」
勘助「完全に頭に血が上っておりますな。報復行為は許されるものではありますまい。結局、コーチから『余計なカードをもらうな』と、怒られてしまったではありませんか」
だがな、イラつきもするよ。ちとこれを見て見よ。
× 〇 × 〇 × 〇 × × 〇
勘助「ふむ……これは……」
官兵衛「試合に出た日、出なかった日、にございますな。見事な飛び石にござる」
そう、その通り。11月の頭から、アンジ戦までにチームがこなした9試合中、4試合しか出られていないんだよ。特にリーグ戦は5試合中2試合だ。私は、バーンリー戦の5ゴールの甲斐もあって、得点王が狙える位置にいるストライカーだぞ。それにしては出番が少なすぎるとは思わんか!?
官兵衛「ならば一層、チェルシー戦のような振る舞いは慎まねばなりませぬ」
勘助「じっと、時を待つしかございませぬ。また、間もなく冬の移籍市場も開きましょう。我慢すれば、必ずやいずこかで花は咲きまする」
ぐぬぬ、まさかイギリスの地にても、出番で苦しむことになるとはのう……。
FIFA18プレイヤーの皆さまにはお伝えする必要もないことですが、FIFA18のPS版・PC版に搭載されているストーリーモードの主人公ですね。残念ながらswitch版には未搭載。前作FIFA17からの続き物だそうで、一度はプレイしてみたいものですが。
甲州法度之次第
武田晴信(信玄)が国を治めるために作った法律&家訓集です。「晴信自身にも法を適用する」と明記してあることなどで知られます。ここで定められる「喧嘩両成敗」は、「どのような理由でも喧嘩は駄目。でも、喧嘩を売られたのに我慢した者は処罰しないよ」という話なので、内藤さんのファウルやり返しは、サッカー的にも甲州法度之次第的にもアウトです。