『キングドミノ 巨人の時代(キングドミノ拡張)』を開けてみた
「気をつけて! 巨人たちが山々から駆け下りてきています! 彼らは騒々しく、乱暴です!!」
(パッケージ裏面より)
8歳以上 2-5人 20分
その日、人類は思い出したかもしれない
『キングドミノ 巨人の時代』は、『キングドミノ』『クイーンドミノ』用の拡張セットです。デザイナーはゲーム本体と同じく、ブルーノ・カタラ氏。日本語版も同じくテンデイズゲームズさんから発売されています。
『キングドミノ』は2017年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作。分かりやすいルールとお手軽なプレイ感覚、“シンプル&エレガンス”な所が評価されていたゲームですが、そこに要素を追加するこの拡張セット。果たしてどのような試みがなされているのでしょうか。さっそく開封していきたいと思います。
羊と戯れる巨人の図。
箱は自己主張の強いサイズをしており、約26.5×13×6cmという縦長サイズ。手触りは非常によい感触です。
中身はみっしり詰まっているもよう。
緩衝材に囲まれたこの箱は、ドミノ入れです。
このような感じ。マグネットが仕込まれているので、ピッタリ気分よく閉まります。
ゲームのカギとなる巨人ミープル。大きめ。
ゲーム前雑感
わずか15分でサクサクと王国づくりが楽しめた名作『キングドミノ』の拡張セットですが、手にするまで、かなり難しい拡張になるのではないか……と思っていました。『キングドミノ』の良さは、何といってもプレイ時間の短さにも表れているお手軽さ。拡張ルールというのは要素を足す分、ルールが増えてしまうので、多くの場合プレイ時間は長引きます。ところが比較してみると、どうやら拡張を入れたとしても公称プラス5分で済むらしい。これなら許容範囲と言えるでしょうか。
一方で、『キングドミノ』の要素を増やす、という点では、『クイーンドミノ』という大型作品が既に存在しています。下手に拡張を入れて『キングドミノ』をこねくり回したゲームになるのであれば、『クイーンドミノ』を遊んでいた方が幸せ……ということが有り得る、と思われますので、この部分では若干不安を感じなくも有りません。
という訳で、はたして巨人は人類になにをもたらしてくれるのでしょうか。さっそく、いつもの2人で遊んでみたいと思います。