水耕栽培雑感1 小松菜の場合
全体として「ある程度の日照さえあれば、育てやすい」と感じています。早いうちから高さが出てくるので、栽培容器は縦長のものを選んだ方が良さそうです。
また、高さがある分、上を支える茎と根もしっかりしていないといけないので、土台となるパーライトを入れるお茶パックも大きめのモノの方が安定するでしょう。僕は手持ちのポットを使っていましたが、やはりペットボトル栽培が手ごろで適している気がします。
ただ、パーライトの大きさや撒き方によっては、パックの奥深くまで種が潜り込んでしまうことがあります。この時、気が付かずに水を沢山入れてしまうと、全ての種が水に浸かってしまうため、発芽に至らないので注意が必要です。
水耕栽培雑感2 ベビーリーフレタス ヘニングの場合
とにかく日照が大切です。小松菜と同じ背の高いポットを使っていましたが、日当たりの良い窓辺(上からきちんと日が降り注ぐ場所)に設置していなかった際は、ひよひよとした弱々しい若芽で終わってしまいました。
また、今回利用した種について、下記のサカタのタネ公式ページを拝見させて頂くと、「種に土をかぶせすぎないこと」が明記されています(タネまきの項目より)。つまり、僕が行った栽培方法における「種がパーライトの方に潜り込むリスク」が生育に大きな影響を与えるかもしれません。実際、南の窓に設置したり、深さのないプラスチックケースで育てたりしても、「同じように育てていても、一部だけ(1/3くらいの確率で)いまいち成長がおぼつかないものがある」といった問題が見られました。その原因の一つが、種が潜り込み過ぎてしまったためと考えられます。
このため、この方法よりも、水耕栽培の方法の一つとしてメジャーな「イチゴパックなどにスポンジを置いて育てる方式」の方がリーフレタスに適切かもしれません。これは栽培開始前の調査不足ですね。
参考サイト:ベビーリーフレタス ヘニング(サカタのタネ)
水耕栽培雑感3 ルッコラの場合
こちらは上記の小松菜とベビーリーフレタスの間と言いましょうか、最初は浅めの容器で育てた後、順調に伸びてきたらやや深めのものにうまく移し替えると良さそうです。
非常にあいまいな書き方をしたのが、今回挑戦していた三つの野菜の中で、ルッコラが一番うまく育たなかったからです。発芽率は高かったものの、大きくなる前に勢いがなくなってしまうという問題に見舞われました。2016年の曇りばかりの秋でしたので、日照不足が大きかったとは思っていますが、土壌が不安定でしっかりと根がはれていないのか?という印象を抱くことも。
参考サイト:ルッコラの育て方(リビングファーム)
試してみた雑感
個人的な感想としては、育てやすさで言えば、小松菜>ベビーリーフレタス>ルッコラです。思っていたよりも小松菜はしっかりと伸びてくれましたし、反対にルッコラは準備したものが不適合だったのか、いまいち葉が大きくなりませんでした。
さて、この記事を書くに当たり、改めて腰を据えて育成情報などを眺めてみました。反省も踏まえ、今度はスポンジ利用やペットボトル利用の水耕栽培を検討してみたいと思います。ただ、季節はこれから寒さの深まる時期ですし、冒頭にも記述したような個人的事情もあるため、冬でも育てやすい種類かを見極める必要もあるでしょう。まずはその辺りから始めたいと思います。