ゲームマーケット2017春を見回る
与力藩の買掛担当。今回も、元気よくゲムマに参加させて頂きました。参加8回目。
奉行藩の決裁担当。奉行などと名乗っておりますが、「キュウジツシュッキン」という言葉を唱えるとぷるぷるします。
※2017/5/18 タイトル・見出しの一部を修正させていただきました。
5月14日(日)、国際展示場駅から向かうイベントといえば…
与力ということで、春の恒例行事でございます「ゲームマーケット」2017春に、毎度のことながら参加してきましたですよ。
奉行それは重畳であった。しょうもない出だしのギャグも目を瞑ろう。が、なぜわしは会場に行った記憶もないのに、お主の話を聞かされておるのだろうか。
与力そりゃ前回(2016秋)に引き続き、お奉行が火急の要件とかで登城を余儀なくされ、参加できなかったからじゃないですかね。
奉行くそう、誰のせいだ。
与力少なくとも私のせいではないでしょう。じゃ、以下毎度の雑感を書き連ねていきますよ。
奉行いつも通り一名の一般参加者が独自見解を述べているだけなので、適当にご笑覧下されば幸いにござる。
会場までの道のり
会場はもうすっかりお馴染みの東京ビッグサイトですが、今回は東1、2ホールを使用しての開催でありました。
与力私は特にビッグサイトのプロって訳でもないんで、ホールの位置を聞いてもピンと来なかったんですが、今回はアクセスよかったですよ。
奉行前回は東京ビッグサイトの中を延々引き回されて汗かいた、とかこぼしておったな。鍛錬が足りんぞ、鍛錬が。
与力会場そのものは、完全ぶち抜きで使える場所だったんで、迷子になりかけるくらい広かったですね。後、一旦通路に出てから隣のホールに移る、みたいな面倒もありませんでした。
奉行主催のアークライトさんサイドも、入退場のチェックが大変そうだったとか聞くゆえ、その点でもよかったかもな。
TRPG推しな雰囲気
前回はブース配置的に若干割を喰っていた感のあるTRPG関係ですが、今回は「TRPGフレッシュフェス」という催し物もあり、多くの方が立ち寄っていたように見受けられました。
奉行フレッシュフェスとな。
与力なんでも30分、60分、150分と決まった時間枠内で、TRPGを実際にプレイできるという類のものだそうで。
奉行ほほう。TRPGは「やってみたくてもやり方が分からない」「ゲームマスターとか難しい」という壁が立ちはだかる分野だからな。
与力そういった意味では、興味を持っていたけどなかなか手が出しづらかった人には、良い企画だったかもしれません。アークライトさん的には今年からTRPGブームを興したいのかも?
奉行そういえばお主、TRPGに親しんで四半世紀といったキャリアを持っておったな。
与力まあ、大好きですけれども……150分に収まるマスタリングって、自信ないですねえ……。
奉行「やたら長いシナリオを作ることに定評がある」という証言を得ておる。神妙にせい。
与力大人しくしてます。
重要性を増している(であろう)デザイン力
常連の有名サークルさんを中心に、作品のイラスト、パッケージなど、いわゆる“見た目”のクオリティの上昇が続いているように感じられました。
与力ゲームのイラストとかもそうなんですが、ブース内での展示の仕方、ポスター、売り子さんのアピール、さらには販促品としての紙袋なども工夫が凝らされていて、見た目がより鮮やか、華やかになりましたねえ。
奉行なるほどのう。
与力某有名チョコショップっぽい袋とか、あとはコミケ帰りの人が持っているのと同じようなデザインの、イラスト入り手提げ袋なんかは、すごい目を引きましたよ。
奉行ゲームを選んでもらうのに、そういう所が大切になってきておるのは、確実なんじゃろうな。
与力そうですねえ。そういう所を見られるし、あるいはそういう所に魅力を感じて手に取る参加者も、増えてきたのでしょうねえ。
奉行となると、これからますます美麗なゲームが増えていくのであろう。
与力あ、そういえばあの、日本酒を作るゲーム。スーパーナンバーワンゲームズさんの『酒魅人』でしたか。購入された方が箱持って会場内を歩いているのを見かけたんですが、モロに720ml日本酒瓶の化粧箱っぽいんで、なんか限定の日本酒を手に入れてウキウキで歩いておられるようで、ちょっと面白かったですね。
奉行そういう目の引き方もあるんじゃな。
それ以外の印象
与力ぶらぶら歩きしながらの印象ですが、大型ブース以外の一般参加ブース内に、台湾からの出展者がかなり散見された、気がします。
奉行ますますグローバルなイベントになってきた、ということかな?
与力台湾のゲームって、デザインとかイラストとかに独特な可愛さがあるんですよね。あと、色使いも結構ハッキリしていて。
奉行他にはどうじゃ。
与力ネコを題材にしたゲームが増加の一途ですねえ。
奉行ネコ好きここに極まれり、じゃな。むふふ。
与力あと、ちらっと拝見しただけですが、『カルカソンヌ』とかで使われるミープル駒の形状をしたボタンを売っておられる方がいましてね。
奉行ボタン? AボタンとかBボタンとかか?
与力いや、手芸とかで使うボタンですよ。ああいうゲームを題材にした小物なんかの扱いが増えてくると、ゲームファンとしては嬉しいかもしれませんね。生活の中にさりげなくゲームのテイストを感じられるグッズ、みたいな。気持ち的にちょっとウキウキしませんか?
奉行さようか。では『正気度トークンピンバッジ』とか作ってみるのはどうじゃ。お主のジャケットにつけてみよ。
与力よりによってなんでそういう方向性になるんですか。
奉行疲れた時に正気度ゼロにしておけば、「あ、こいつSAN値足りてないらしいヤバイ」と周囲が気を使うかもしれんだろう? 『闇との盟約スマホケース』とかでもよいぞ。
与力陰惨なとこからは離れてくださいってば!
今回の購入物
与力では本題。今回購入したゲームをご披露いたします。
奉行例によって当奉行所の環境上、2人から遊べるゲームが購入の中心でござる。
『FUSE』(RENEGADE GAME STUDIOS)
与力時間制限付き協力ゲームです。宇宙で爆弾処理します。
奉行パッケージからしていかにもな洋ゲー臭。これは海外輸入品じゃな。
与力なお、誇らしげに「Rahdo Runs Through TOP TEN of 2015」というシールが貼り付けてありますが…。
奉行なにやら海外のYoutubeチャンネル関係らしいな。最近はWebやアプリとの親和性が高い作品も多いのう。
『Honshu』(lautapelit/Pegasus Spiele)
与力結構好きなジャンル“勘違い日本”系であることを信じて購入したゲームです。
奉行それは好みとしてどうなんだ? いいのか?
与力そもそもチョンマゲが好きなんですが……。更に"独特な解釈に基づく日本"になってるゲーム、好きなんですよねえ。
『NUBIA』(COLON ARC)
与力迫力のある絵が特徴的なゲームです。見た目通りエジプトテーマですね。
奉行エジプトのゲームって海外作品では割とポピュラーじゃな。
与力これは純日本製ですけどもね。
奉行なぬ。これは油断した。
『ネコは上にのる』(十式ゲームワークス)
与力流行を作っているであろうネコゲームです。
奉行うむ、ネコだ。なかなか我の強そうな面構えのネコじゃな。良いぞ良いぞ。自由気ままなネコの前にかしずこうぞ。
与力お奉行って時々変なスイッチ入りますよね。
『TAGIRON』(JELLY JELLY GAMES)
与力「JELLY JELLY CAFE」さんのオリジナルゲームですね。もともとは『たぎる論理』というタイトルで販売されていたものを、今回リニューアルして商品化、ということのようで。
奉行ほほう、珍しいな。クトゥルフもチョンマゲも絡まんノンテーマなゲームに見えるが。
与力時には、こういうシンプルなのもプレイしたくなるのです。後、別にそこまで偏らせているつもりは……確かに優先順位が高くなってしまいますけれど!
『TAGIRON』 ボードゲーム開封記録/記録プレイ記録
『ルーク&レイダーズ拡張カードセット』(蓑竹屋GAMES)
『狩歌応用セット』(Xaquinel)
『果実の収穫拡張 魔女の号令』(GALLERY OUCHI)
与力以上3つはいずれもお気に入りゲームの拡張セットですね。
奉行『ルーク&レイダーズ』の精巧なドット絵、『狩歌』のシンプルさが際立つ隙のないデザイン、『魔女の号令』の世界観を押し出すメルヘンな絵。どれもハイクオリティじゃのう。
与力ですね。あ、ちなみに『狩歌応用セット』は、前回買い逃したもので、今回は無事に買うことができました。
なお、本日の属性。(しらたまゲームズ)
今回の懺悔
奉行んで、今回は何か失敗はしたか?
与力うーん。さとーふぁみりあさんの『8ビットモックアップ』を、現物を見てから現地で購入を考えようと思っていたのですが……考える余地がありませんでした。迷わず事前予約でしたね。
奉行売り切れておったか。『サンダーバード』で迷いは禁物と学んだのではなかったか? まあ、仕方がないが。
与力それから、当奉行所にリンクを張っていただきました蓑竹屋ゲームズさんで、ご挨拶とお礼をし損ねました……。
奉行たわけ、「調子にのって、与力って名前で予約をしちゃいました!」とか言っておったではないか! なんたる失態か!
与力まことに申し訳ございません。この場を借りてお詫びを申し上げます。
奉行ここで謝るのもどうなんだ。全く、次こそは尻込みせぬよう、名刺なぞ持たせるか、社員証みたく首から提げさせようか。
与力あるいは十手を腰にたばさんで行くか、ですかねえ……。
奉行お主、文中で十手をちらつかせたことなど一度もあるまいに。というか不審者として捕縛されるぞ。