リングフィットアドベンチャー テキストリプレイ 内藤昌豊、鍛える Part.2(Week1-1)

まずは、慣れる。

この記事は、筋トレやスポーツをやりたいと思えども、なかなか時間が取れずにうごうごしていた中年男性による、戦国武将・内藤昌豊なりきりのテキストリプレイです。

内藤昌豊「やらされる以上は仕方がない、ということで」
???「そうですね」
内藤「このゲームの『アドベンチャー』モード。ともかく週4日で3ヶ月やり切れ。そういう趣旨の企画が始まるわけだ」
???「理解が早くて重畳です。早速始めていきましょう」

専属トレーナーでーす。

???「こちらは、ゲーム内で内藤さまにフィットネスメニューの手ほどきをしてくれるミブリさんです」
内藤「あ、なんか『Wii Fit』のトレーナーさんの親戚っぽい感じですね。よろしく、上野箕輪(こうずけみのわ)城代(じょうだい)の内藤昌豊でござる」
???「では、さっそくミブリさんにトレーニングの強度を申請いたしましょう」
内藤「ふむふむ、強度は4段階、下から“おきがる”“そこそこ”“しっかり”“ガチンコ”か。早速に思案のしどころじゃな。張り切った所で続けられなくなれば元も子も無くなるし…」

スッ

???「はい、“ガチンコ”でよろしくお願いいたします」
内藤「いやいやいや! 勝手に決定ボタン押す前に相談しましょうよ、私に。やるのは私なんだから。」
???「そのような寝言は寝て仰ってください」
内藤「無理したらダメだろうなって話ですよ! “戦というものは五分をもって上とす”って、お館様も仰っていたんだから!」
???「途中で止めてしまうから無理になるんですよ。途中で止めなければ無理じゃなかった、ってことになるんですから」
内藤「……暗黒メガコーポのスポーツジムかなんかなのか、ここは」
???「んじゃ、次いきましょう」

今回の内藤さまです。

内藤「あのさあ」
???「なんでございましょうか?」
内藤「もう、わしの欠片もないじゃん。既に結構ムキムキのイケメンじゃん」
???「現の姿にとらわれず、心の目で見るのです。さすれば、頭頂部が……」
内藤「はげて見えるって? だから、武将の身だしなみとして剃ってるんだって言ってんでしょうが! さかやき! あと、頭頂部だけがアピールポイントじゃないよ!」
???「FIFA18や洋ゲーなどとは違って、キャラクター造形の作り込み要素がないんだから仕方がないでしょう」
内藤「前は『顔が似たから』という取って付けたような理由があったのに、もうなんでもありじゃん」
???「色々と文句ばかりおっしゃるのでちょっと手間取りましたが、これで設定完了。ゲームスタートとなります」
内藤「文句言われるようなことするのがいけないんじゃないですかね」
???「それでは、心身を鍛えてまいりましょう」

スポンサーリンク

敵はマッチョドラゴン

というわけでこんにちは。

黒田リング兵衛「はい、お疲れ様です。今回のゲームであなたさまを手助けする黒田リング兵衛、参上仕りました。略して“リング”とお呼びください」
内藤「……あなたも原形どこにもないじゃない。顔はもちろん、黒田官兵衛っぽい口調ですらないし」
リング「違います。リング兵衛です。とにかく、心の目で見てください」
内藤「なんでも心の目って言えば良いってもんじゃないって。んで、これからどうするの?」
リング「はい、実は……」

リング「ついさっき、私が捕えていた、闇のオーラをまとった筋トレマニアのドラゴン“ドラゴ”を、内藤様がうかつにも逃がしておしまいになりました」
内藤「そんなばかなー(棒読み)。しかし、なんか焼き肉屋っぽい名前のドラゴンだね」
リング「真面目にやってください。さあ、彼を追い、あらゆる艱難辛苦を乗り越えて捕えるのです。それが目標です」
内藤「理不尽にもほどが有るよね、ほんとに」
リング「さあ、参りましょうぞ」

分かりやすいステージ構成

リング「ドラゴに追いつくためには、毎ワールドごとに準備されたステージを踏破していかなければなりません。彼奴めはだいたい、ワールドの一番端におりますので、頑張ってそこまで到達しましょう」

ワールド1だと、こんな1本道。

内藤「その到達する過程が、トレーニングになっている。そういう趣向ね」
リング「さすが、飲み込みがお早い」
内藤「あなたに褒められると怖いよね~」
リング「では最初のステージを選択してください」

最初のステージ、「イチノイ地」

リング「ステージ開始時に、左側の“予想運動量”が出ます。これをご覧になって、その日の運動の大体を把握しながら進んでください。その繰り返しです」
内藤「相分かった。では、最初のクリボーに当たらないように参るとしますか」
リング「ステージの途中には便利なアイテムや障害物が点在しております。見逃さずに取ってまいりましょう」
内藤「えっと、『リングコンを押すと空気砲』『引っ張ると吸い込み』『下に向けて押すとジャンプ』『下に向けるだけで照準修正』で……うっ、疲れる。走りながら(足踏みしながら)せよ、と。そういうことなのね」
リング「左様でございます」
内藤「サイレントモードだと走るアクションをスクワットに変えられるけど……これは足踏みで正解の予感だよ」

そして次のステージで厄介者と初遭遇。

リング「ドラゴは己の手勢をステージの各所に配し、我らを待ち受けております。こやつらを打ち破るためには、“フィットスキル”を用いる他にはございません」
内藤「あー、なるほどね。つまり敵を倒すために筋トレせざるを得ない、ってことね。なるほどなるほど。選択の余地は無しか」

てことで、スクワット。ゴー!

内藤「……判定、きつくない?」
リング「足のバンド、リングコンを持つ位置、動きの正確さなど、複数の判定項目によって“きちんとした運動ができているか”が測られているようです。甘くは無いですぞ」
内藤「ちゃんと動けると大打撃を与えられて、動きが甘いと、まあまあ。敵をしっかり倒すためには、きちんと動くのが効率的…。己がコントローラーのRPGゲームだな、こりゃ」
リング「最初は選べるフィットスキルも少ないのですが、成長すると40種類以上から好きなスキルを選べるようになります。走り、敵を倒し、日々成長してまいりましょう」

レベルは上げていきたい。

内藤「敵を倒しながらステージを走り抜けられたら、次のステージに進めるようになる、と」
リング「その通りです。走り、鍛える。鍛錬あるのみです。先のワールドには色々と変わった趣向も凝らしてございますので、進み甲斐もございましょう」
内藤「つい先を見たくなってしまうという心理を突く、ゲームならではの良さよね。それでいつの間にか運動をしている、と」

ステージクリア時には必ずお決まりのポーズを。

内藤「さあ、ドラゴに追いついた。やつを倒すのは…やっぱりフィットスキル?」
リング「その通り。手強いですぞ。さあ、参りましょうか」

次回へ続く!

内藤昌豊(ないとうまさよと)
武田信玄に仕えた武将の中でも、トップクラスの重鎮だった戦国武将。すなわち四名臣の一人。

「戦というものは五分をもって上とす」
武田信玄の残したとされる考え方の一つ。「七分を中とし、十分をもって下とす」と続きます。十分(快勝)するとおごりがでるし、七分でも怠けちゃうから、五分くらいのそこそこで励みにしよう、という感じです。内藤さんとしては難易度"そこそこ"くらいから始めて様子を見たかったです。

上野箕輪(こうずけみのわ)
上野(こうずけ)は現代でいうところの群馬県の旧名。箕輪(みのわ)は高崎市箕郷町のあたりです(※箕郷町は現在ありません)。で、そこにあったお城、箕輪城が内藤さんの本拠地です。

城代(じょうだい)
役職。主君から、城およびその近隣地域の守備や統治を任された人のこと。偉いのよ。

黒田官兵衛(くろだかんべえ)
豊臣秀吉に仕えた軍師。詳しく知りたい方は、岡田准一さん主演の大河ドラマ「軍師官兵衛」で男前な官兵衛さんを堪能してください。ここの内藤さんはある世界線この人を召し抱えた縁で、軍師=ストリーテラーとしてのキャラ付けがなされました。にやりと笑うと怖い。

リング≪リングフィットアドベンチャー≫
リングフィットのガイド役。男女どちらかを選択することができ、よく喋ります。このテキストリプレイでは、なりきりテキストになるので辛辣に罵倒してきますが、実際のリングは明るく爽やかな脳筋です。

ドラゴ≪リングフィットアドベンチャー≫
敵ボスキャラ。むっきむき。