『パンデミック:ホットゾーン』を開けてみた
人類の生命を奪う危険性のある病原体が北米大陸を脅かしている。それを食い止めることができるは君たちだけだ!
(箱裏より:原文ママ)
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:30分
対象年齢:8歳~
北米限定パンデミック
ここのところ毎年発売されている、大人気協力ゲーム『パンデミック』シリーズですが、2020年に新登場したのは、今回ご紹介する『パンデミック:ホットゾーン』(以下、『ホットゾーン』と略)でした。
ゲームデザインは元祖のマット・リーコック氏。Z-MANgamesから発売され、ホビージャパンから日本語版が発売されています。
『パンデミック』シリーズは、新版になって以降は、『パンデミックカードゲーム:接触感染』を除いては、同じサイズの箱で発売されていたと思いますが、今回の『ホットゾーン』は、かなり小型にサイズダウンしており、ゲームの舞台も全世界ではなく、北米大陸のみに絞られています。これは要するに「お手軽パンデミック」という位置づけのゲームなってくるのでしょうか。開封して確かめていきましょう。
なにやら洋画のDVDパッケージっぽくもあります。
大切な説明を「何をするだァーッ!」的に一部噛んでしまっていますが、北米の危機にそんなことも言っておられますまい。箱サイズは約25×15×5cm。『パンデミック』としては、かなり縦横が小さいです。
説明書、ゲームボード、そしてコンポーネント。
確かに北米(一部カリブ海の島含む)しかありません。
ベテランパンデミッカー(造語)なら一目で何か分かる、大切なマーカー類。全てプラスティック製。
3色各16個しかありません。少ない!
目を引くのはサイズの小ささです。『アーカムホラー』などのアイテムカードサイズ(約64×41mm)しかありません。
追加要素「危機カード」があります。
プレイヤーコマと役割カード。役割はこの4種類のみに絞られました。
プレイ前雑感
「元々のゲームの要素を凝縮してよりお手軽に」というコンセプトで、よく“ボードゲームからカードゲム”、“ボードゲームからダイスゲーム”という変化がありますが、最近は『チケット・トゥ・ライド』シリーズの『ニューヨーク』や『ロンドン』のような、“ボードゲームのまま要素を圧縮”という手法も多用されてきたように思います。
『ホットゾーン』も、ボードゲームのままで『パンデミック』に圧縮をかけたゲームですが、『パンデミック』自体も慣れてくると相当スピーディーに遊べるゲームです。どれだけの違いができているのでしょうか。2人プレイで遊んで体験してみたいと思います。
続き(プレイ感想編)はこちらからどうぞ!