『ハーモニーズ』を遊んでみた
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- 【登場人物】
奉行藩の決裁担当。感動した風景は?「風景とはいいがたいかもしれんが、夜の外海(そとうみ)を見た時は、なんとも言えない雄大さを感じたなあ」
与力藩の買掛担当。感動した風景は?「浦添城からみた青空と街。ムッチャ蝉が鳴いていた記憶」
【ちょっとだけ『ポピュラス』を思い出した】
奉行おお、お主がずっと欲しがっておったゲーム……“その2”ぐらいじゃったか?
与力“その1”がなんですかね、『ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ』とかですかね。
奉行意外とおさまりの良いサイズなのだな。
与力私も意外と大箱サイズくらいあるのかなと、実物見るまでは勝手に思っておりました。
ゲームの準備を開始します。中央ボードを2~4人面を表にして場の中央に置きます。全てのトークンを袋に入れ、中央ボード上にある各スペースにランダムに3個ずつ引いて配置します。残りのトークン入り袋は、中央ボードの横に置いておきます。
動物カードを混ぜた後に5枚引き、中央ボードの横に表向きで並べておきます。残りは裏向きで山札にして置きます。動物コマは山の側に置いておきます。
各プレイヤーに個人ボードとリマインダーカードを1枚ずつ配ります。個人ボードはA面とB面のどちらを使うか全員で決めておきます。最近素晴らしい景観を見たプレイヤーからゲームを開始します。中央ボードの矢印を、スタートプレイヤーの方に向けておきましょう。

奉行個人ボードの面によって難易度が変化する訳だな?
与力左様です。あと、「自然の精霊カード」という、ゲーム要素を増やすものも使えますが、慣れるまでは使わないことが推奨されております。というわけで今回は使いません。また、ソロプレイモードも搭載されておりますが、こちらについても触れることはいたしませぬ。ご承知おき下され。
奉行相分かった。では始めようか。
【環境次第で生き物が増えます】
与力ゲームはお馴染み、より高得点を獲得したプレイヤーが勝利をするという寸法です。
奉行一番だめだったプレイヤーが勝てるゲームというのも、そうあるものではないからな。
与力じゃあどうやったら得点が取れるんだよ、ということですが、「高得点を得られる地形を作り上げ」て、それが「多様な動物が住みやすい環境」になっているとよい、そうお心得下さい。
奉行わしらはガーデンデザイナーだった……? いや、ちょっと違うか?
ゲームの進行は非常にシンプルです。手番が回ってきたプレイヤーは、中央ボードのスペースに置かれているトークン3個セットのうち、任意の1セットを選んで獲得して自分のボードの空いているスペースに並べます。

与力心の赴くままに置いても得点にはなりませんので、ここでリマインダーカードを確認しておきましょう。トークンは5種類、緑の樹木、灰色の山岳、黄色の平野、赤の建物、そして水色はA面では河川として扱います。これらには、それぞれ「得点になる」配置ルールが定められています。
奉行それがリマインダーカードにまとまっているから、参照して並べろって訳だな。
与力です。そして重ねておくことができる樹木、山岳、建物と、そうではない平野、河川に分かれておりますので、その辺りにご注意いただきたいですかね。あと、次のプレイヤーに回る前に、中央ボードにはトークンを補充しておきましょう。

トークンの獲得と配置以外に、手番中には任意のアクションとして、「動物カード1枚の獲得」と「動物コマの配置」ができます。
動物カードを獲得する場合には、中央に並んでいる5枚のカードのうち、1枚を選んで自分のボードの上側に置いておきます。このとき、カード右側に表示されているスペースに1個ずつ動物コマを置いておきます。
動物コマの配置は、動物カードに描かれている条件が個人ボードの中に出来上がっていれば、そこに動物コマを置くことができます。
与力動物カードの獲得は手番中1回だけ、コマの配置は手番中に何度でも行えます。どちらも任意のタイミングで実行できますよ。
奉行ふうん、つまり得点の取れる地形を作りつつ、その地形に合致した動物カードを取る……いや、逆なのか?
与力その辺が悩む所かもしれません。では、動物カードを見ておきますか。

与力クロヒョウは、高さ2の樹木2つの先に平野が置かれていると、その平野にやってきます。最大で2頭までボードに棲みついてくれますね。
奉行このトークンの配置を完成させると、クロヒョウで得点できるということだな。
与力向きは自由に回転させてかまいませんので、必ずしも右下に平野が来る必要はないです。ただ、トークンの高さは正確にカードの表示通りでなければなりません。
奉行ふむう。動物が暮らしやすい地形……。そして、クロヒョウと親和性の高い生物を増やしていく……。
与力こうして、生態系が作り上げられていく訳です。なお、動物カードは個人ボードの上に4枚までしか並べられませんが、全てのコマを配置出来たカードは、個人ボードの横に置かれ、4枚制限からは外れます。どんどん生活しやすい環境を作ってあげましょう。

奉行これ、コウモリとクロヒョウの環境差に気づいてないよな。
与力そうです。コウモリはクロヒョウより高い木が必要なんですよね、フフフ……。
奉行笑ってごまかすなよ。
以上を繰り返して、「トークンを補充すべき時に、新たなトークンが無い」か「手番プレイヤーのプレイ終了時に、個人ボード上の空きスペースが2つ以下しかない」時に、ゲーム終了となります。スタートプレイヤーの右側のプレイヤーまでプレイし、手番数を同じにしても構いません。得点を計算し、もっとも高得点のプレイヤーが勝者となります。
奉行同点だったら?
与力ボードの中に動物が沢山いるプレイヤーの勝ちです。より豊かな自然を作れたってことで。それも同数なら、引き分けですね。
『ハーモニーズ』【ここがイカス!】
奉行見た目がいい。絵が綺麗。
与力ちょっとメルヘンチックなというか、絵本っぽいふんわりな感じがしますね。
奉行ゲームもふんわり遊べて、取っ掛かりの部分に難しいことは全然ないな。
与力間口が広い。
奉行トークン置いて、それにフィットする動物選んで、ってやらなきゃいけないとなると、どうすりゃいいのか分からん、みたいになるかもしれんが、動物カードの右辺にカラーバーがあるのよ。
与力ありますね。説明書では「左辺」になっていますが。
奉行裏から見りゃ左なんだろ。ともかく、これがトークンの色と合致するので、「どの色のトークンを置いていたら、どの動物が棲みつきやすいか」理解しやすいのよね。こういうガイドがあるから、慣れないうちからでも自然とゲームを進めやすくなるようになってるな。
与力考えられていますねえ。
奉行じゃあガチ感薄めじゃないのか、ってとこだけど、考え始めると深いんじゃないのかね。場の状態から効率的な生態系の組み立てを考えると、ドツボにはまりそうな予感はするよ。
与力長考しちゃうかも?
奉行ただまあ流れと雰囲気で手なりに進めていって、きちんと点が取れるようになっているので、ホント誰でも遊びやすいゲームだと思う。人気になるのが分かるゲームだ。非常によくできているので、一家に一個あっていい。
与力個人ボードも立体的かつカラフルに成長していって、愛着が湧いてきますね。
『ハーモニーズ』【ここはちょっと…】
奉行この手のゲームの宿命だが、いい感じに手元が育ってきたところでゲームが終わるので、ちょっと悲しい。
与力もっと動物を増やしたい……という。
奉行これはもう仕方がないけどね。自分の限界に到達して満足したければ、ソロモードを極めていこうという感じだろうか。
与力やり込みようはあるということですね。
奉行あとはプレイヤーインタラクションは薄いと思うので、その辺を気にされる方はご注意を。
与力各自が箱庭育てる系なので、トークンや動物カードを先に取る、くらいしか影響のある部分は無いですかね。
奉行得点の狙い筋が同じになってくると、それも意味があるかも知らんが、自分の手元を放ってまで人に干渉しても、いいことは特にないからな。人を気にするより、各自がベストを尽くすことの方が大切じゃろな。

与力カラスの会話は30種類くらいの言葉を使っているそうですね。
奉行頭のいい鳥だよなあ。わしが好きな動物のひとつだ。
与力とはいえ、営巣中のカラスとか、むっちゃ怖いですけどね。
奉行どんな動物でも子育て中は気が立っているものだが、カラスは人間の身近に住まうものであるからして、軋轢を起こす確率も高いというものよ。





