32LDK(ボードゲームプレイ感想編)

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『32LDK』を遊んでみた

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32LDK(ボードゲーム開封編)
【登場人物】

奉行藩の決裁担当。間取りで気にするところといえば?「収納の多さは気になるよなあ…」

与力藩の買掛担当。間取りで気にするところといえば?「キッチンの広さは結構気になりますねぇ」

家賃どのくらいですかねえ

与力ゲムマ新作、常々私どもがお世話になっているリゴレのオーナーも「これはいい」と激賞のゲームを遊びますよ。

奉行32LDK……って、どのくらいの規模感じゃな。

与力ちょっと想像つかないですねえ。広いのは確かですけど。

奉行なんだっけ、ウインチェスターさんとこの館がものすごい増築しまくって、何部屋あるんだかわからんみたいな感じになっていたように記憶しているが、そういう家を想像すればいいのかな。

与力あそこは3ケタの部屋数になっていたように記憶していますが。ともあれ、相当な豪邸であることは間違いないんじゃないですか。(編集注:160個くらいだそうです

奉行で、ゲームの準備だが。

与力はい。こちらのゲームはロクジゾーさまが説明書を公開されておりますので、そちらをご覧いただきながら、なんとなく説明してまいりたいと思います。

32LDK(ゲームマーケット公式サイト)

ゲームの準備です。32枚のカードを裏向きでよく混ぜます。まず、プレイ人数に応じた枚数のカードを除外し、加えて、決められた枚数の手札を各プレイヤーに配り、最初の手札とします。残ったカードは裏向きで場の中央に広げます。これが「扉」となります。そのうちの1枚をめくって最初のカードとします。これは「霊」と呼びます。適当な方法でスタートプレイヤーを決定したら、ゲームが始まります。

こんな感じで。扉は霊を囲むように広げます。輪にしてみました。

奉行WAになって踊ろう。

与力懐かしい。ともかく、プレイ人数によって使うカードの枚数や手札が変わるので、そこだけ注意ですかね。スタートプレイヤーは、最近霊を見た人とかで決めるといいんじゃないでしょうか。

3択を制して生き残れ

与力ゲームとしてはチキンレースだそうでして、ゲーム終了時に自分の手札が少なければ少ないほど、極論ゼロになっているほど勝利に近づきます。

奉行ふむ、カードを減らしていくゲームだな。

与力はい。終了時に残ったカードの枚数が“狂気”、すなわち失点となり、2回ゲームを遊んで狂気の合計が最も少ない人が勝者となるって塩梅ですね。

奉行ほうほう。難しく考えることは無いな。

与力では、どうやってカードを出していくかなんですが。

霊を凝視してみよう。

与力スタートプレイヤーから、カードを1枚ずつ霊の上に出していきます。出す方法は3つあります。

奉行3つ? 手札から出せばよいのではないのか?

与力そうですね、1つめの方法は「手札から出す」です。で、2つめの方法は「扉をめくって出す」、3つめの方法は、「他人の手札からランダムに1枚引いて出す」となります。

奉行む? むむむむ?

与力なぜそうなるのか、次に出したカードが場に残るかどうかの「判定」へ移りますよ。

より強力な霊ならそのまま残るが……!

与力場にカードを出した時、そのまま霊の上に重ねて残せるかどうかは、カードの数字で決まります。

奉行なるほど、そんな仕掛けであったか。

与力出したカードの方が霊より大きければ、霊の上に重ねておきます。これが次のプレイヤーが対応する新たな霊になる訳ですね。

奉行どんどん霊が強くなっていくのだな。

与力ただ、出したカードの方が霊より小さければ、場に出ている霊のカードを、全て手札に引き取らなければなりません。そして、出したカードだけが場に残って新たな霊となります。

奉行そこで手札が増えてしまう……と。うーん、つまり、手札からどうやっても出せない時の逃げ道として、カードの出し方が複数用意されているという寸法か?

与力そういう風にも考えられますが、ゲームの終了タイミング、そしてカードの出し方に捻りが入っておりまして、それゆえにプレイヤーは悩むことになります。

これでは悪夢は終わらない。

与力まず、誰かが手札を出しきれたらオッケー、はい終了!ではないのですね。ゲーム終了時に手札を無くしたい訳ですが、とはいえ手札が無くなってもゲームは終わりません。

奉行むむむ?

与力ゲームが終了する条件は、「扉が全てオープンされて、判定が終わったら」なんですよ。ですから、手札を出し切っても、場に扉が残されている限りにおいては、「手札から出す」以外の方法でカードを出し続けていかないといけません。

奉行おおお、速攻逃げ切りという訳にはいかんのか。となると、どうしてもどこかでカードを引き取ってくることになるなあ。

与力しかし、それも悪いことばかりではありません。

これが連番出し!

与力カードを引き取らされて大量に溜まったとしても、悲観することはありません。実は、カードを手札から出す場合、「連続する数字のカードはまとめて出すことができる」のです。

奉行おお! なんか『ゲシェンク』的なルールが!?

与力ですので、あえてのカード引き取りからまとめ出し、とかで大逆転もあり得るわけですね。

奉行すると、状況によっては“わざと”引き取ることも、プレイとしてはあり得る……と?

与力(ニヤッ)

うまくゲームを収束させて広大な32LDKを突破できるのは誰だ?

与力ちなみに、2ゲーム目を手札ゼロで終えられたプレイヤーは、失点が全てリセットされますので、頑張りましょう。

奉行おお、昭和バラエティー的な!?

『32LDK』【ここがイカス!】

奉行やることは明瞭だし、カード枚数も少なくて一見お手軽ゲームだが、ルールが非常にうまく組み合わさっていて、しっかり考えるポイントが有る。

与力組み合わせですか。

奉行扉カードの存在、ゲームの終了条件、連番出し……と、安全地帯や手詰まりな状況が発生しないよう、見事な調整がされていると思う。

与力なるほど。

奉行「他プレイヤーの手札からランダムに引いて出す」もあって、最強カードの32をどこからか出せる可能性が理論上ある訳で、まったく望みが断たれる局面もないといえばない。

与力手札を早出ししてさようなら、ではなく、ゲームに残り続けなければならないというのが、久しぶりに珍しい感覚でした。

奉行そう、なんかルールの組み合わせがうまくて、プレイ中、ずっと新しい刺激、感覚があった。ゲームを自分有利に収束させるためには、考えて手を打つタイミングが訪れたりね。

与力32枚のカードで出来ることって、すごいんですね。

奉行まさにゲームデザインの妙じゃな。

『32LDK』【ここはちょっと…】

奉行うーん、カードの手触りと、ちょっと材質が柔いくらい?

与力お手頃な価格を考えると、やむを得ませんな。

奉行あとはまあ説明書があれば……とか、箱が弱い……とか、そういう部分しか気になる部分として言及するようなことはないかな。

与力ゲームとしては言うこと無しと。

奉行わしはそう思うよ。ゲームマーケット初の小さめゲームとしては、『音速厨房』『エンリョのかたまり』あたりを強く推してきたが、この『32LDK』も、今後は遊ぶ機会が多そうだ。

与力厨房が飯店になったように、こちらも新装版が出ますかね?

奉行出るのではないかね? 秋には新装版で登場していてもおかしくはない。そのくらいだと思う。

与力単勝1.1倍の鉄板級と予想しておきますか。

最強の32。どこに潜んでいるやら。

奉行トランプゲーム『豚のしっぽ』フォロワーなゲームでもあるということらしいな。

与力ああ、丸く並べてカードを引いて、同じスートだとダメ、ってやつですね。

奉行このゲームも場にカードを丸く並べてみると、なんか新しいゲームを遊んでいる感があるよね、見た目的に。

与力ロンデルとか場に丸いなにかが出てくるゲームが好きですからね、我々。