FIFA18 テキストリプレイ 転生した内藤昌豊は、武田の旗を天下に知らしめることができるのか? Part.23

第23節 勝負、パリの金持ち

DATE
1月6日 プレミアリーグ第20節
VS
アストン・ヴィラ(A)
SCORE
3-0
GOAL
‘56、’76、’90 内藤(ARS)

年末から勢いが出始めた昨シーズンのチャンピオン、アーセナル。ついに首位のユナイテッドまであと1ポイントというところまできました。その原動力は最近起用が増えてきた内藤。リーグ戦ここ6試合で3発の決定力は侮れません。対するヴィラは苦戦中。なかなか上昇の兆しが見えてきません。

前半はホームのヴィラが踏ん張ります。5人のDFがゴール前に張りつく固いディフェンス。アーセナルの前線にチャンスを与えません。しかし後半、内藤とチェンバレンが斜めの動きを増やすと、ヴィラDFは徐々に後手に回り始めます。そしてついに56分。

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得意の角度からいつものシュート。
(FIFA18)

今日は左ウイングで先発の内藤。好調ぶりを見せつけるように先制点を奪います。76分、同じような形で左から持ち込み、2点目。とどめは終了間際の90分。途中交代で下がったラカゼットに替わって試合途中から真ん中にポジションを移した内藤、見事なハットトリックにて、ここでも一流であることを見せつけました。アーセナルは終盤戦へ視界良好、ヴィラはそろそろ順位表の下の方が気になってくるでしょうか。

DATE
2月8日 プレミアリーグ第24節
VS
マンチェスターユナイテッド(A)
SCORE
2-1
GOAL
‘20、’25 内藤(ARS)
’64 マティッチ(MAU)
FIFA18
順位表
(FIFA18)

24節は1位2位の直接対決をオールドトラッフォードから。1試合少ない首位ユナイテッドを1ポイント差で追う2位のアーセナル。互いに絶対に負けられない試合です。ホームのユナイテッドは4-2-3-1のトップ下にマタを起用し、この冬パリから新加入したイタリア代表ヴェラッティが、フランス代表ポグバと豪華な中盤を組みます。

一方でファンが冬の補強を待ち望んでいたアウェイチーム。なんと期限ギリギリでエース格のラカゼットをまさかの放出。選手不足になった前線では、絶好調の内藤が左に入り、真ん中を務めるのはアレクシス・サンチェス。大丈夫でしょうか。また、右サイドバックに頭角を現してきた若いオーストラリア代表ゲルスバッハが先発します。

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内藤、2点目。1点目もほぼ同じ形。
(FIFA18)

前半輝いたのはやはりこの選手。ハットトリックのヴィラ戦以降の公式戦5戦5発、誰も止められない内藤がユナイテッドのゴールを2度揺らします。試合後、実は今日の対戦相手と、ロンドンのライバル、チェルシーから移籍オファーがあったことを明かした絶好調男。補強は有りませんでしたが、スペインの強豪レアル・マドリーからの興味も伝えられていた彼が、エミレーツに留まる選択をしたことをファンは喜ぶべきかも。

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実際にあったらしいです。
(FIFA18)

後半に入るとホームのユナイテッドがゴールに迫り、64分にマティッチがCKからゴールを奪いますが、超豪華な攻撃陣は最後まで不発。静かになった夢の劇場で、昨シーズンのチャンピオンがついに首位浮上です。

DATE
3月8日 プレミアリーグ第27節
VS
マンチェスターシティ(H)
SCORE
3-0
GOAL
‘16、’35、’80 内藤(ARS)

快晴のエミレーツ・スタジアムにて始まった試合。24節で首位に立ったアーセナル、27節は強敵マンチェスターシティを迎えての一戦です。直前のFAカップ4回戦での同じ対戦カードでは3-1でアーセナルが勝っています。さて、リーグ戦での結果は。

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いい滑り出し。
(FIFA18)

主導権を握ったのはホームのアーセナル。この試合センターの位置で先発した内藤、巧みなドリブルからゴールを決めて見せました。レンタルバックで久々復帰のハート、及びません。

2点目は35分。サンチェスのスルーパスで大チャンスが内藤に訪れます。それにしても彼にこんなスペースを与えたら、ゴールを決めてくださいというようなもの。追いついたイングランド代表ストーンズの守備を振り切り、内藤が2点目をゲットします。

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この位置からは外しません。
(FIFA18)

そして80分、ゴール正面から綺麗なシュートで内藤はハットトリック達成。グリエーズマンとジェズスの2トップが不発に終わり、シティを全く寄せ付けなかったアーセナル、着々と首位固めを進めます。それにしてもシティ、これだけのメンバーを揃えながら、どうしてしまったのでしょうか。

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ハートの出番はこれでもう無くなるかもしれない。
(FIFA18)
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ロンドン -3月18日-

官兵衛「びっくりしましたな」
勘助「しましたねえ」

ラカゼットのことだろう? いや、あの判断は全く意味が分からなかったね。補強してくれー!と思っていたら、放出だもん。わしが完全に戦力化したから「放出してもいっかなー」みたいな判断をクラブがしたんだとしたら、お前は何を考えているんだと問い詰めたいね。なんで予算縮小へ向かったのか小一時間問い詰めたい。現実世界では補強予算に苦しんでいるらしいが、この世界ではそんなことはないはずだ。

官兵衛「また歳を感じさせるような言い回しを……」
勘助「ですが、リーグ戦の優勝はどうやら見えてきましたし、FAカップも準々決勝まで勝ち残っています。昨シーズンに続く国内2冠達成はいけそうではないですかな?」

全員が健康体ならね……。DFはともかく、わしらFWは2人体力が尽きるか怪我すれば、OVR67のアクポムとか出てくる有様なのだから、相当怪しげな状況下にあると言える……。

官兵衛「と、いう中で大切なタイトルへ近づく大一番があります」
勘助「CLベスト16のセカンドレグですな。ホーム&アウェイの2戦目、相手はフランス最強のパリ・サンジェルマンでございましたか」
官兵衛「昨今のフットボール界屈指の金満クラブですな。全てのポジション、ベンチに至るまでワールドクラスの選手がズラリと並んでおります」

と、いう連中と敵地パルク・デ・フランスで一戦交えてきたわけだ。その結果はといえば……。

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わしとカバーニのゴールで引き分け。
(FIFA18)

アウェイゴールを取れたのは良かったが……選手の質がとんでもなかったな。特にネイマールとカバーニはいかん。あれはいかんぞ。

官兵衛「(数値的には内藤殿もそん色ないのに、格落ち感が否めないのはなぜなのでしょうな)」
勘助「(おそらくは常日頃の立ち居振る舞いが原因でしょうな)」

なんだ? ん? ともかく今日はその大事な2戦目だ。アウェイゴールを相手に与えなければ、我らの勝ち抜けとなる。だが、それだけにあちらも死に物狂いで向かってくるであろう。性根を据えてかからねばな。よーし、では、出陣じゃァ!

DATE
3月18日 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndleg
VS
パリ・サンジェルマン(H)
SCORE
2-1
GOAL
’26 ラビオ(PSG)
’53 内藤(ARS)
’73 トラップ(PSG/O.G)

国内では2冠達成へ向けて好調のアーセナル、ですが欧州の舞台ではどうでしょうか。国内では輝かしい成績に彩られるガナーズですが、欧州の舞台で獲得したトロフィーは、93-94シーズンまでさかのぼらなければなりません。そろそろファンも国際的なタイトルを手にしたいはず。ホームで引き分けたPSG、クラブオーナーの期待に応えるためには、ここで負けるわけにはいきません。彼らの目標は当然優勝です。

とにかく先手が欲しいPSG、ブラジル代表ネイマールとウルグアイ代表カバーニを軸に序盤から攻めまくります。世界屈指のアタッカー2人がそろえば、当然注意はそちらへ引き付けられますが、PSGの選手は全員が世界レベルのスーパースター。26分、CKの守備でアーセナルはこの男の存在を忘れていたか。

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ラビオのダイレクトジャンピングボレーが炸裂する。
(FIFA18)

ゴール前、フリーで打てるチャンスを逃がしませんでした。ラビオがフランス代表クラスの卓越したテクニックを見せつけ、PSGが先制して折り返します。

このままでは敗退のアーセナル、後半に入るとギアが上がります。頼みの綱はもちろんこの男。

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CLの舞台でも輝く内藤ゾーン。
(FIFA18)

53分、得意のコースへいつも通りズバリと決めた内藤。試合を振り出しに戻ります。

どちらももう1点が欲しい展開になりましたが、73分、悲劇がPSGのGKを襲います。内藤が放ったシュートをセーブしたPSGのトラップ。ですが、カバーに来た味方DFと交錯してボールはゴール前を転々と。途中交代で出場していたアーセナルのアクポムが蹴りこもうと突っ込んできたのを、必死に止めようとトラップは立ち上がってセーブに行きます。しかし……。

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アクポム、まさかの空振り。
(FIFA18)

アクポムのシュートはボールをとらえられず、ボールは軸足に当たって予想外の方向へ角度が変わります。これが後ろからダイビングしてセーブしようとしたトラップの肩に当たり、そのままアクポムと共にゴールへ吸い込まれていきました。

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信じられない決勝ゴール。
(FIFA18)

このまま試合は2-1で終了、PSGとトラップにとっては、悔やみきれないロンドンの夜となったことでしょう。アーセナルがベスト8へ進出決定です。

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これは泣いてもいいと思う決勝点。
(FIFA18)

試合後 -エミレーツ・スタジアム-

いやあ、薄氷の勝利だ。決勝点がなんだかうやむやのうちに決まったが、まあよかろうよ。勝ちは勝ち。「武士は犬ともいえ、畜生ともいえ、勝つこと肝要にて候」じゃからな。

官兵衛「大活躍してこのタイトルを取るか、ワールドカップで優勝に近い成績までチームを引っ張るかくらいしないと、バロンドールにはなれませんからな」
勘助「このまま優勝まで一直線に参りたいものです。次はどことの対戦になりますかな」

えーっと、残っているのはイングランド勢がうち、マンU、リバプール、チェルシー。多いな。スペイン勢がバルサとレアルとアトレティコ。いつも通りだね。イタリアは……全滅か。あと、ドイツのバイエルンが残ってる。うーん、バルサとレアルは決勝まで当たりたくないなあ。

官兵衛「二大チームですからな。バイエルンも強敵ですし……」
勘助「このレベルまで残るチームです。いずれ劣らぬ強豪ぞろいですぞ」

南八幡大菩薩、なんとかバルサ、レアルとの準々決勝になりませぬように……。

「武士は犬ともいえ、畜生ともいえ、勝つこと肝要にて候」
以前も出た朝倉宗滴の一言。要は「なりふり構わず勝て」ってことですね。