『カードライン恐竜編』を遊んでみた
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奉行藩の決裁担当。恐竜といえば?「福井県には行ってみたいものだ」
与力藩の買掛担当。恐竜といえば?「ゾイドですね」
ティラノサウルスって結局、羽毛が生えていたの?
奉行でたな、その分野が好きな人がやたら盛り上がる系ゲーム。
与力そうですねえ、今作に関しては、特にその側面は強いかもしれないですねえ。
奉行恐竜だからな。夢中になっている小学生がすごく強いそうだな。お主はどうだ?
与力私は、小学校低学年のうちは好きでしたが…いかんせん昔の事なので、覚えていることも、現代の定説では否定されていたりして、特にアドバンテージは無いと思います。
奉行ふーん、まあ、話半分として遊んでみるとするか。
ゲームを始める準備をします。まず、スタートプレイヤー(先手プレイヤー)を決めます。スタートプレイヤーは、今回のゲームで、カードに表記されているどの特性を使って遊ぶかを決定します。

与力説明書的には、カード下部に記されている「体長」「体重」2つの特性のどちらかを比較するということになります。
奉行動物編から「寿命」が抜けている訳だな。
与力はい。ただまあ、カード左側のカラーバー「地質時代区分」を使い、いつ頃生息していた生物なのかを比較するのも、よいのではないかと思います。
カードをよく切り、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。配られたカードは、特性が書かれていない面を上にして、自分の前に並べておきます。残りのカードは山札にして脇に避けておきます。山札の1番上からカードを1枚引き、スタートカードとして真ん中に配置します。このカードが今回のゲームの基準点となります。これで準備は完了しました。

奉行スタートのカードの左右に、特性が「左に小さい・軽い」、「右に大きい・重い」と並ぶように、カードを置いていくのであったな。
与力はい、ルールに変更はございません。
奉行…とはいえ、このカードの絵から特性が想像できるか? ううむ?
与力なんとなく「自分の知っている種類と近い種類」と気づけると、類推も可能かとは存じますが…。
ボーンフリー

手番プレイヤーは手元からカードを配置し、裏返して特性のデータを比べます。原則として、データが小さいものが左、大きいものが右という順番通りに並んでいれば、次のプレイヤーへ手番は移ります。間違っていたら山札から手元に新しいカードを1枚引き、配置したカードは捨て札とします。そして次のプレイヤーの手番となります。

奉行ヒプシロフォドンって、聞いたこと無い…。
与力ええと、「中生代白亜紀前期のイギリスに生息していた恐竜の属で、属名は”高い隆起を持つ歯”を意味する」そうです。主にWikipediaからの引用です。『ジュラシックパーク』にも出てたみたいですよ?
奉行えー、ホントか。全然分からんかった。わしの恐竜知識は『ドラえもん のび太の恐竜』かベースのレベルじゃからなあ…。
与力『竜の騎士』も観てくださいよ。
奉行観てるよ。観てるし、そこじゃないだろ、気にすべきところは!
カードが複数枚になると、カードを並べる選択肢として、「カードの間」が増えます。場に並んでいるカードが増えるほど選択肢は増え、絶妙なデータ差が、この選択肢を選ばざるを得ない状況を作り出します。

奉行うーん、見た目の判断が難しい。
与力知っていないと難しいレベルではあるかと思います。知らないことがどんどん分かって、楽しく感じる…かもしれませんが。

奉行デカそうに見えるんだがなあぁぁぁ。
与力アーケロンがデカい部類というのはなんとなく分かるんですが、このカメがそれと近似の種類なのか…!
奉行ちょっと二人で考えて並べてみるか。な。
与力ゲームの趣旨が変わりましたね。
『カードライン恐竜編』【ここがイカス!】
奉行ゲーム性はお墨付きの手軽さで、古代生物大好きのプレイヤーにはたまらないゲームであろう。
与力分かります。
奉行図鑑の隅から隅までちゃんと読めているかな?という知識マウント勝負をゲームに挑まれている感じで、マニアにとっては歯ごたえのある仕上がりになっているのではないか。
与力確かに、そうですね。特徴的な恐竜だけなんとなく覚えている程度では、敷居が高い感じはありましたね。
奉行これ、すごい知識持ってる人の一人プレイを眺めていたいかもしれん。「さあ……このカードは果たしてどこに入るのか、いよいよ選択の時です!」みたいな実況してたい。
与力なんかT〇S風ですね。
奉行後、ちょっとずつ覚えていくのもそこそこ楽しい。
与力手軽にできますから、リプレイ性は高いですね。
『カードライン恐竜編』【ここはちょっと…】
奉行分からん!!
与力分かります。
奉行分からんのが、分かるというのもある種の哲学的じゃが、いかんせん知らん生命体が多すぎる。面白いくらい知らん。
与力知らないのでは、どうにもならないですものね。
奉行しかも、データが想像の遥かに上を行くのよ。あきらかにムカデなのに2m越えとか、古代怖いよ。
与力見知らぬやつだと、たぶんアレと近似種なんだろうけど、どっちの方が大きいのさ、みたいな悩みは常にありましたね。パタゴティタンとか出てきてましたけど、巨大恐竜展を見に行っていなければ、絶対知りませんでしたね、これも。
奉行きちんと遊ぼうとするなら、恐竜大好きな人以外には、予習は必要なゲームだろうと思う。ディスカバリーチャンネルとか観てからの方がいいかも。
与力恐竜特集は結構放送しているイメージ有りますね。
奉行まあ、個人的には知識とか経験でカバーできるだけ、動物編の方がとっつきやすくて、楽だな。ささる人にはぶっささる、ちょいマニア向けの一品、ということで。

奉行お主がサカバンバスピスを知らないとは思わなかったな。
与力なんか、ネット界隈でバズっていたんですね。
奉行うん。フィンランドの博物館の投稿から、2023年あたりに有名になったのだな。
与力私の世代はアノマロカリスでしたねえ。
サカバンバスピス。もうここまで定着しているんです。






