信長の野望 創造・戦国立志伝 テキストリプレイ 中級:真田信幸で家名を後世に遺す! Part.7

海津城は上杉からは何に見えているか

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1588年11月 上杉を抑えつつ、徳川を警戒

どうも皆様こんにちは。真田信幸にござる。さて、上杉が虎視眈々と我が海津城の奪回を狙う中、南からは徳川の来襲に備えないとなりません。本城・上田城を守るに、すぐ北はこの海津であるものの、南は至近距離の小諸城に徳川の軍勢が集結し、抜き差しならぬ状態と言えます。

河原綱家「と申して、我らのやれることは限られておりましょう」

その限られた権限の中で、なんとか意味のあることをやりたいものだ。そこで目標としては、
①上杉を抑え込むために海津城を要塞化
②兵力増強のためにも、国人衆の懐柔を開始
という線でいってみたいと思う。

高梨内記「国人衆ですか…厄介な連中ですな」

上杉が海津に攻め寄せてくると、善光寺衆、戸隠衆といった、北信濃の国人衆が上杉勢に参加してきます。兵力は600程度、上杉にとっては大したことのない兵力でしょうが、真田にとっては大きな援軍。味方につけておきたいところですが…

鈴木重則「連中も生き残りのために、より強い相手につきますからな。真田の強さを見せつけるか、あるいは利を喰らわせて言うことを聞かせねば」

重則の申す通り、金を費やして、コマンド“懐柔”を用いれば、国人衆の従属度を向上させることができます。従属度が70%を超えれば、戦場に味方として駆けつけてくれるし、また内政上も若干ずつのメリットがある。しかし、敵もそこは承知しているようで、どうしても従属度は綱引きになってしまいがち。少なくとも、上杉に加勢されないよう、真田への従属度を30%以上にしておくことを目指すのが、現実的な目標かもしれんなあ。

1589年2月 北陸の風雲急を告げる

信長の野望・創造 戦国立志伝
鈴木重則の息子、忠重が配下に加わる。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

大河では見かけぬが、『真田太平記』では重要人物であった鈴木右近忠重が配下に加わった。これからよろしく頼むぞ。

鈴木忠重(以下右近)「お任せください、源三郎様」

さて、我が領内の様子だが…

信長の野望・創造 戦国立志伝
この海津城、たった一つで上杉とわたり合う覚悟…
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

まだまだ内政を充実させないといかん。城下の発展のためには人口を増やす必要があるな。今後はそれを中心にやっていきたいところだ。

河原「人口ですな。道を広くしたり、陣所を要所に設けたり…」

そうさな。道を広げるのは、攻め込んでくる敵の軍勢が移動しやすくなってしまうという怖さもあるが…。また、石高、商業も上げて、人を受け入れられる町を作っておかねば。

河原「やることが多いですなあ」

ただね、北陸の柴田勝家がようやく動き出して、越中の辺りで上杉と合戦を始めてくれたんだな。これでしばらく上杉は真田領に食指を動かすことは難しくなったはず。鬼のいぬ間になんとやら、だ。早く町を作り、城を固め、盤石の備えを築いておかねばな。

河原「ははっ。万事心得ております」

うん。じつは父上、今度は徳川の小諸城を狙っておるようで、わしにその手伝いをせよとしきりと催促なさっている。仕方がないので、小諸城におる渡辺半蔵襲撃を請け負ったうえ、内政は任せおくぞ。

1589年7月 第二次海津城防衛戦

はあ。さすがは“槍の半蔵”とうたわれた猛将。恐ろしくてこずらされたわい。やれやれ、どっこいしょ。兵を500ほども失ってしもうた。今、また戦があったら苦戦は免れまいなあ。ははは。

右近「お帰りなされませ。あのぅ、お疲れのところ、申し訳ございませんが…」

なんじゃ、どうした右近。何かあったか。

右近「はい。実は見回りに出ておりました父からの知らせで、上杉勢約10000が国境を越え、飯山方面から海津に迫りつつある、とのこと。

何ィ! 柴田との戦はもう終えていたのか! …やむを得ん、いつもの手で迎え撃つ! 陣触れじゃ!

右近「ははっ」

城下で合戦が続くと、どうしても人口減少が発生するし、兵も傷つく。補充のために新たに集めた兵の訓練度は低く、上昇させるにしばし時間が必要…。常に守勢でしばらく負ける気はしないが、大分ジリ貧状態に置かれているのは否めぬ。苦しいのう。

信長の野望・創造 戦国立志伝
放てェー!!
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

籠城戦では、各部隊の4つの備えのうち、3つは弓、鉄砲で固めてしまってよいと思います。そして上手く門に張り付き、敵を削り取っていく。城門が棟門まで強くなっていれば、このくらいの兵力差でも余裕で勝利します。

重則「我らが強いのか、門が強いのか、よく分からぬのがアレですがな」

そう申すな。門で上手く敵を防げているかどうか、こちらの兵に損害が出ておらぬかどうか、などについては…

信長の野望・創造 戦国立志伝
わが精鋭部隊の雄姿。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

このようにアップにして確認し、前後左右へ部隊の位置を調整して戦いを続けましょう。

重則「戦の最中に戦指南とは、源三郎様も余裕ですな」

まあ、戦下手ゆえ、基本中の基本しか話せぬがな。

信長の野望・創造 戦国立志伝
毎度攻めてはくるが…
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

直江兼続本人ならともかく、その奥方では我らもそうそう後れを取ることはないな。さて、これで上杉勢は壊滅。此度も無事守りきれた。

高梨「重畳、にございますな」

そうとも言えんぞ、内記。なにせこれからまた戦禍の復旧工事だ。それが終わったころにはまた上杉が攻めてくるだろう。連中があきらめてくれぬ限り、相手をすることから逃れられぬ。おれはその間に徳川が何か動きを見せそうで、それが心配でならぬ。

高梨「上田には殿がおられますゆえ…」

その父上が一番心配だ! おれが海津で上杉に勝っているのを何かの好機と考えて、博打のような戦を始めかねん。それが失敗したら…徳川は弱体化した真田を見逃しはせんだろうよ。これが取り越し苦労に終わればよいが…ああ、寿命が縮まるわ。