『ゴリ×夢中』を開けてみた
「バナナ!」「バナナ!!」「バナナ!!!」
(説明書より)
10歳以上 2人 15分
バナナを巡る弱肉強食の争いとは
古典的名作ゲーム『ガイスター』風の2人専用ゲームだという『ゴリ×夢中』は、楠本舗(くすのきほんぽ)さんがゲームマーケット2017春に発表された作品です。
会場での販売価格は、ビジネスマン向けランチ1食分としてはアピール価格となるワンコインの500円。これだけでイベント会場で見かけたら思わず手に取り、買ってみたくなってしまうというものですが、決してお値段の話題だけで終わらない、遊んでみれば歯ごたえ十分というゲームに仕上がっています。それでは開封していきましょう。
ゲームはクリアファイルというかカードホルダーというか……にまとめて封入されています。
中身はゲームボード(シート?)、プラチップのゴリラ駒が22枚、説明書(A4)1枚となります。
愛嬌のあるゴリラ駒。△と□のマークが大切です。
上級ルールで使用するSP駒3種類。SPだけに気合の入ったゴリラです。
ゲーム前雑感
気軽に買える価格設定とお手軽さ優先のゲーム内容物といった趣ですが、こういった同人ゲームには、「ひとまずアイデアを形にして遊んでもらえるようにした」風体の、よくできた作品がある、ように思います。
今回紹介する『ゴリ×夢中』は、『ガイスター』の基本的な遊び方を踏襲しつつ、より考え所を増やしてやりごたえのあるゲームに翻案した、という点が特徴です。ルールを読んだ限りでは、追加されている要素がなかなかにユニークで、面白そうなゲームだと思われました。ということなので、さっそくいつもの2人プレイで楽しんでみます。