きっかけはただ一つ。「イカが食べたいんだよね」
さて、これまでハゼについて述べておりましたウエダです。これからの釣りは、しばらくタイトルの通りとなりますが、まあ相も変わらず手探りでの暗中模索状態です。で、ことの起こりは某所某居酒屋。新鮮な生イカをつつきながら、友人と談笑していたときのことでした。
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彼はその白くて噛みごたえのある刺身を頬張りながら言いました。とてもいい笑顔で。
友「最近どう? 釣ってる? こないだ持ってきてくれたイワシ、超美味かったよー」
上「いやまあ新鮮だと美味しいよね。また今度釣れたら…」
友「あ、あのさ、できれば今度はイカ食いたいんだよねイカ」
上「は?」
友「イカね、イカ。美味いからね」
上「いや、今食べてるじゃん、イカ」
友「たのむわイカ。楽しみにしてんよ。がっつり世界を釣ってきてくれよ」
上「お、おう」
と、なんか突然考えてもいなかった釣りものを要求されました。イカ釣り? 知らないよ、自分で釣りに行けばいいじゃん!とは言わず、そこで何となく生返事をしてしまった結果、数週間後に友人宅に遊びに行った時、彼の奥さんにまで「イカ、楽しみにしてますよー」などと言われてしまう始末。
ここで「いやあイカは釣ったことないし釣る道具もないから無理っしょ、すまんねハハハ」とか断りゃいいんですが、ここまで無邪気に(どのくら本気だったのかはもはや分かりませんが)期待されると、なんとなく期待を裏切れないなァ、などと調子に乗るのが私の悪いところ。よっしゃ、じゃあ釣ったりますか!と、イカ釣りに挑むこととしたのです。
しかし、最初の障害は案外低い壁でした。
イカってどうやって釣るんだい?
イカ釣りというと、電球を煌煌と輝かせたイカ釣り漁船での釣りくらいしか思いつかないというと流石に誇張ですが、なんとなく釣り船からじゃないと釣れないんじゃないかなあ、というイメージがありました。
ところがぎっちょん。私は乗り物酔いがヒドイうえに、『ポセイドンアドベンチャー』と『ジョーズ』を観て以来、船に乗るのが怖くてしょうがないチキンなので、原則はぐれアングラー陸っぱり派を通しています。陸から釣れるイカで、初心者でも難しいことなく始められそうなもの…。
困ったときは専門家に聞くのが一番。専門家といえばシマノ。うん、安直ですが、早速シマノのサイトに行って、シマノTVのビギナーズ向け動画から条件に当てはまりそうなイカ釣りを探します…
ありました。エギング。これをやってみましょう、そうしましょう。ということになったのです。