週一以下ライダーが何かを成し遂げたいらしいですってよ?【反省編】かくして私のロードバイクは床の間バイクと化す②

ロードバイク

夢あふれるロードバイクライフ、だったはず。

こんにちは、上田です。さて、前回は私が自転車ブームというビッグウェーブに乗る形で、ロードバイクを購入する所まで開陳しました。

2008年の1月、ロードバイクを注文した私は、翌月に憧れの一台を手にすることになります。美しい鯖色(ショップ店員さん評)に輝くイタリアブランドのバイクでした。

ちなみに後になって知ったのですが、自転車業界の年間スケジュールは、夏の終わりあたりから翌年のニューモデルが出回りはじめ、新年を迎える前に人気のモデルは売切れてしまうことがあります。そんなことをカケラも承知していなかった私は、新年だから各メーカーとも新モデルが選び放題だろうなァ、などと勇んでいってみたら意外と選択肢が狭いことに愕然としました。注意が必要ですね。

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さて、これからどうしよう

目的だったロードバイクを手にし、その乗り方を考えるニュービーライダーは、ふと自分の周りに夢のある話が沢山転がっていることに気がつきます。

自転車に乗ることで、自分が変わる!
素晴らしい体験ができる!

私にも、自分には無限の可能性が広がっているように思え、想像の翼は果てしなくはばたきました。…今にして思えば想像ではなく空しい妄想だった訳ですが。

ロードバイクのよいところ その1.体質改善が期待できる

曰く、ロードバイクは楽に長距離走行が可能です。体に強い負担をかけることなく、持久力の向上やダイエットなどに効果を発揮します!的な。体脂肪率はフツーでしたが持久力の低い私には、これは大分魅力的な話でした。

結構見かけたんですよ、体験談的なものを。運動経験も体力もないワタシが、ロードバイクに乗るようになったらどんどんカラダが変わっていくのが分かって美脚になるわ病気も治るわ今ではロードバイクがカラダの一部みたいになっています!風の。はい。

ロードバイクのよいところ その2.イベント参加ができる

また、数々のイベント開催の情報も入ってきました。始めたばかりの初心者からでも参加可能なロードバイクの催しは(現在ほどではなかったと記憶していますが)幾つもあります。参加して普段の生活では得られないような達成感を味わっちゃおう!的な。へぇ、と思いました。ロードバイクに乗ると、こういうのにも出れるんだなー、みたいな。

ロードバイクイベントというと、順位を争うロードレース、上り坂でタイムを競うヒルクライムレース、長距離を走るロングライド、他にもブルベ、センチュリーライドなんかがありますね。参加体験記とか読むと、実に面白そうなものがいくつもあるんですよ。右も左も分かっていなかった私も、人様の体験談をベースに勝手に色々なイベントを走る自分の姿を想像して、ムダに胸を熱くしました。

ロードバイクのよいところ その3.自分のスタイルに合わせられる

あとは自分のスタイルに合った遊びができる、とかいう話。レース志向の人はイベントなんかを目指してガンガン走行練習をこなしましょう。趣味で乗る人はツーリングやポタリングで楽しい時間を過ごせますよ、的な。もっと上手い煽り文句はあったと思いますが、伝わりますかね。いずれにせよ、各自ロードバイクを使った思い思いの楽しみ方がある、ということです。

夢物語じゃないんです。…できる人にとっては

これらは全て夢物語ではありません。このように(これ以外でも)楽しめるのが理想のロードバイクライフであろう、と思います。しかし、私は誤解していました。

「ロードバイクを所有すれば、全部できるんだ!」と。

しかし現実はそうではありません。そう、正解は、

「全部できるようになるかもしれないんだけど、それは保証の限りではないんだ!」

だったのです。目にしたり耳にしたのは、あくまで成功者の記憶。そしてそれに気づくまでには、まだ時間がかかるのでありました。