シノビエンパイア SHINOBI EMPIREを開けてみた
「木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中」
(パッケージ裏面より)
6歳以上 2‐5人 20分
アートワークが美しいニンジャ陣取りゲーム
『シノビエンパイア』は、フリーキーデザイン株式会社(以下フリーキーデザイン)さんから、ゲームマーケット2017春に発表されたカードゲームです。
こちらの会社はそもそも生粋のゲームメーカーという訳ではなく、もともとパッケージデザインやロゴデザインなど、様々なデザインを手掛けられているということだそうですが、その強みが前面に押し出されている箱絵イラストが、とても印象的で目を奪われます。
当奉行所は、東京ボードゲームコレクション2017の会場で購入させてもらいました。いつも通り、まずは中身の確認から参りましょう。
堂々と大書された「忍」の文字。
箱裏です。ゲームの概略が説明されています。箱サイズは約13.5×9.5×2.2㎝といったところ。
カード束とチップ、それに説明書が日英1部ずつ。
5人まで遊べるので、5色です。
特筆すべきは、カードは全て、違うイラストであるということ。
ゲーム前雑感
忍者をテーマにしたゲームは、無数にあるように思われます。が、それをざっくり分けると、海外発ニンジャゲームと国産忍者ゲームの二つに分けられるでしょう。
海外ニンジャゲームは謎の流派やら謎の必殺技やら謎の雄叫びやらがゲーム中に登場し、何だかよく分からないスーパーゲームになってしまいがちで、それはそれで楽しいんですが、「あんまり忍ばないよな、こいつら」という印象を受けがちです。
一方、国産忍者ゲームは、あまり大作は作られないものの、忍者の能力を上手くイメージさせるようなゲームデザインになっているものが多い、という気がします(あくまで個人的な印象なので、そうでもないというゲームがあったら、是非教えてください)。
さて、『シノビエンパイア』は、名前的には海外風味がするものの、純然たる日本製ゲーム。という訳でヘビ流とかサソリ流とかのニンジャは出現しない、おそらくは後者の特徴を持ったゲームなんだろう、という予測ですが……実際に遊んで確かめてみましょう。いつも通り、2人プレイということになります。