『小太刀(KODACHI)完全日本語版』を開けてみた
正しいタイミングで適切にカードをプレイし、日本一の忍者となってください。
(パッケージ裏面より)
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:45分
対象年齢:14歳-
ノーカラテ、ノーニンジャ
今回のゲームはアークライトから完全日本語版で発売された『小太刀(KODACHI)』です。英語版は2019年にCrossCut Games 、WizKidsから発売されており、デザイナーはアダム・ウエスト氏。推理ゲーム『デッドライン』、そして独特な雰囲気をかもし出す忍者ゲームである『忍者刀』をデザインされた方です。
こちらをにらみつけている大鎧の武者の箱絵をひと目見れば、察しの良い方はおそらく何かに気づくはず。もちろん私、与力はすぐにピンときました。ただ、それは重篤なニンジャヘッズであることを証明しているだけなので、なんというか、そこもお察し案件という感じですけれども。
という訳で、まずは開封から始めていきたいと思います。
いかにも強そうな鎧武者が仁王立ち。既視感を感じる方はニンジャソウルが憑依しています。
我々は、源平合戦が終わりを迎えたあたりで引退しようとしている忍者らしいです。もうちょい後世の方が忍者が縦横無尽に活躍しているような気もしますが。箱のサイズは約16.8×12.5×4㎝。いわゆる小箱より大きめ、そしてズッシリしています。
説明書と大量のカード、そしてトークンです。カードの枚数は162枚と、なかなか大量。
プレイヤーの手札になるカードは大別して3種類あり、その裏面には「道場」と大書してあります。
左は技能カード、右はうわさカードとなります。
忍者であるプレイヤーたちは、これら手練れの護衛を倒して、名をあげていきます。
手番プレイヤーがつかう手裏剣マーカーと、得点源かつゲーム終了のタイミングを知らせる氏族トークン。手裏剣マーカーは、木製ではなく紙製です。
ゲーム前雑感
お分かりになったニンジャヘッズの方もかなり多数なのではないか、と思いますが、この『小太刀』は、『忍者刀』の要素を抽出して製作されているカードゲームです。ですので、カードイラストなどが流用されており、ニンジャアトモスフィアならぬ、既プレイ感を受けるわけですね。
で、『忍者刀』のどのあたりがクローズアップされているかというと、屋敷に潜入して護衛と戦い、宝物を集めてくる…という部分を、デッキビルディングやカードコレクションの要素を入れて再構築している、というような感じらしいです。
対象年齢が意外と高め、そしてプレイ時間も意外と長め、ということで、実は結構難しいゲームなのかも? と思いますが、ともかく平安時代の日本一の忍者を目指して遊んでみたいと思います。