『レガシーコード The Best版‐日蝕と月の物語‐』を開けてみた
煩雑なルール・難しいロール(演技)・シナリオ準備や人数の確保など一切無し!(パッケージより)
プレイ時間:45分
プレイ人数:1-4人
対象年齢:15歳~
YOU DIED
ライトTRPG風協力探索脱出ゲーム『レガシーコード 日蝕の物語』と同『月の物語』はゲームマーケット2019秋で発表されました。プレイするにはハードルが高いとされているテーブルトークRPG(以下、TRPG)を、簡易なボードゲームに落とし込んだ作品は話題を呼び、ゲームマーケット2020春には早くも両作品を併せ、かつ追加要素を盛り込んだThe Best版が発売されます。今回ご紹介するのは、The Best版の方になります。
生まれた赤ちゃんが最短なら係長に昇進するぐらいの時間をTRPGプレイヤーとして過ごし、大分スレている私といたしましては、『のびのびTRPG』辺りの未体験プレイヤー導入的なゲームにも、あるいは何か新鮮な体験ができるのではないかということで非常に興味を持っており、本作の購入に至りました。ではさっそく開封から行っていきたいと思います。
この色使いは何かを想起させる…。
箱のこの面はゲーム中に使用します。箱のサイズは約13.7×9.7×2.3cm。剛性はそれほど強くないと思われますので、保管で積む時には注意が必要。
説明書、マップとカード、ダイス。あとは広告。
全14枚のシナリオカードは、こんな感じの非常に暗澹たる雰囲気のイラストでいっぱい。あとは装備カードが8枚入っています。
プレイヤーはここを行ったり来たりしながらストーリーを進めていくことになります。
装備カードは8枚では無かった。当方入手品は、初回生産品+イエローサブマリン購入特典で3枚の装備カードが追加されています。現在入手可能なものに同様のカードが封入されているかは不明です。
プレイ前雑感
ルールブックと筆記用具、サイコロがあれば、あとは想像力次第でいくらでも遊べるTRPG。しかし、「準備が面倒」「人を集めるのが面倒」「ルールを覚えるのが面倒」「演技をするのが恥ずかしい」など、人それぞれ様々な理由によって、実際にプレイを始めるまでには乗り越えるべき壁がいくつも存在している、といいます。
そんな「いきなりネイティブスピーカーと会話しろ、と言われましても…」的なオンライン語学スクール並みの困難を回避し、上手いことTRPG体験を助けてくれる1つの答えが、本作のような「準備不要」「少人数対応」「ルール簡単」「演技無用」なTRPG風ボードゲームであるのかもしれません。ボードゲームというよりはTRPG、しかし完全なTRPGとは言えない、というまさに新機軸・新ジャンルだったこのゲーム、さっそく遊んでみたいと思います。