ケルトタイル(原題『Keltis - Der Weg der Steine』)を遊んで見た
- ケルトタイル 原題『Keltis – Der Weg der Steine』(ボードゲーム開封編)
- ケルトカード 原題『Keltis‐Das Kartenspiel』(ボードゲーム開封編)
- ケルトカード 原題『Keltis‐Das Kartenspiel』(ボードゲームプレイ記録編)
- ケルトダイス 原題『Keltis – Würfelspiel』(ボードゲーム開封編)
【登場人物】
与力藩の買掛担当。引き運に恵まれない問題を抱えている。一方、クニツィア先生の「バトルライン」や「ロストシティ」は好き(遊びましょうよ、お奉行)。
奉行藩の決裁担当。割と引き運が良いタイプなので、ケルトシリーズも大好き。反対に「バトルライン」や「ロストシティ」のようなジレンマが苦手(い、いやじゃ…)。
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奉行実際にプレイする前には「この数字を並べていく感じは明らかに『ロストシティ』」と思ってしまう。わしはどうもあれは苦手であった…
与力このゲームははるかにマッタリと遊べるゲームですのでご安心ください。
『ケルトタイル』のルールは非常に簡単
50枚の数字タイルが裏返されています。タイルは5色に分かれ、色ごとに0から10までの数字が割り振られています。
手番のプレイヤーは、
- 裏返されたタイルを1枚めくり、自分の手元に持ってくる(必要がなければ、そのまま中央においておく)。
- 中央におかれている、すでにめくられたタイルを自分の手元に持ってくる。
のいずれかを選ぶだけです。
自分の手元に持ってきたタイルは、色ごとに列を作ります。並べるとき、数字の“昇順”か“降順”かを選んで並べていきましょう。
奉行つまりなんであるか、10→8→7と並べ始めたら、9を取っても仕方がない、ということだな。
与力そうですね。並べ始めたら、「並び順のルールは変えられない」ということと、「飛ばしてしまった数字タイルを間に入れることはできない」ということですね。
奉行できるだけ綺麗に数字を並べたいところだが…
与力そんなに都合よくタイルを引けるかどうかが問題ですね。
タイルによっては特別な効果のアイコンがプリントされているものもあります。
- ボーナス得点:終了時に数字分の得点を獲得できます。
- クローバー:このタイルを手元に並べたら、もう一度手番を行うことができます。
- 願いの石:集めた分だけボーナス得点をもらえます。集めないと逆にペナルティを受けます。
中央のタイルがすべてめくられたらゲームは終了となります。
一列に何枚のタイルを並べたかの得点+ボーナス得点+願いの石ボーナス得点を合算し、最も高得点だった人が勝利となります。
奉行わしの列はこうなった。
与力それがしはこのように…負けましたな、これは。
ケルトタイル【ここがイカス!】
奉行なんとも単純明快だな。
与力やることはタイルをめくって取るか取らないか、だけですからね。
奉行取った数字をどちらから並べていくか、どの数字を捨てるか…というところは考え所ではあるが。
与力とはいえ、めくってみないと分かりませんし、めくったら大当たりってこともありますしね。
奉行だが、期待してめくったら中途半端な数字で、そのまま放置せざるを得なくなり、敵に塩を送ることになる訳だな。
与力でも深く考えることもないでしょう。プレイ時間も短いですし、負けたらもう1回やればいい、ってな感じで遊べばいいんじゃないでしょうか。
ケルトタイル【ここはちょっと…】
奉行単純すぎるきらいはあるかもしらんな。
与力そうですねえ。ゲーム慣れした人には、「めくり運」が強く目立ち過ぎて、全然物足りない気がします。
奉行とはいえ、あまり遊ばぬ者や子供など向け…とも言い切れぬ。
与力確かに、ゲーム慣れしていない人には、見た目の驚きやゲーム的な衝撃度が不足していて盛り上がり所が分からずに、逆にウケが悪くなりそうですし、子供には抽象的過ぎてウケなさそうな気もします。意外と単純で遊びやすければいい…って訳でも
奉行という訳で、実は単純ながらこれは玄人の手遊び、時間つぶしとして有用なのではないかと思案する次第だ。
与力お、一周回ってゲーム慣れした人向けですか。
奉行時間合わせや風呂上がりや寝る前に何かのんびりと一つ遊んでみようか、という時によいのではないかな。
与力そういえばお奉行は湯治の友の一つだと言っておられましたね。
与力ところで、箱に微妙なスペースが空くので、持ち歩いて開けてみると、タイルが箱の中で飛び散っていることがありますねえ。
奉行緩衝材をたたんでタイルの上に載せておくなどするとよかろうよ。