信長の野望・創造 戦国立志伝 テキストリプレイ 初級:内藤昌豊で武田の旗を京に立てる!Part.19【完】

戦も内政も限界を思い知らされた内藤です

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1564年6月 いつもの日常は素敵なもの

どうも、そろそろやることがルーチンワーク化してきて、刺激のある日々は遠くなってしまった内藤です。昨年末からこの1564年上半期にかけて、南部との戦が始まったり、頼りにしていた勘助殿が亡くなってしまったり、色々有りましたが、実のところ大きな変化はありません。

南部との戦では、南部が総掛かりで山形へ突っ込んできたのはなかなか手ごわかったですが、総兵力では我が方が上。陸奥を中央、太平洋側、日本海側に区分けし、敵主力を中央部で食い止め、太平洋岸では互角の兵力でにらみ合い、という形にしますと、南部に残存戦力はありませんで、日本海側から進軍したそれがしの軍勢が、無人の荒野を行くがごとく、鶴ヶ岡城をはじめ三つばかりの城を陥落させてしまいました。このパターンを繰り返せば、3年か4年で南部は平らげられましょう。

一方、山本勘助の訃報は部下に悩まされるそれがしにとって痛いものの、彼が最後に手配りしてくれていた後任という人物が、先頃、春日山へ訪ねてまいりました。さあ、これから本領発揮してもらうとしましょう。

信長の野望・創造 戦国立志伝
そして優秀な人材は一門に加えるに限る。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)
信長の野望・創造 戦国立志伝
黒田官兵衛「…お任せあれ」
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

さて、蘭の妹である満(三女)の婿として迎え入れたわけだが…。
若年ゆえにまだ人に知られておらぬが、その才は山本勘助お墨付きじゃ。頼むぞ、官兵衛。

黒田官兵衛「身に余るお言葉。拙者の働き、存分にご期待下され。舅御が望まれるなら、天下人の地位でも用意してご覧に入れます」

いや、それは結構。つうか、キミがそういうこと言うと、洒落にならないんだよね、本当にそうなりそうで。いや、しかしこの祝いの席に連なる家臣団も、新しい顔が増えて頼もしい限り…

中条藤資「いやいやご同輩、やはり武田に乗り換えて正解でしたな」
九戸信仲「いやいやご老体、さすが亀の甲より年の功、人を見る目は確かですな」

ちょっとまて、そこの二人。お前らこのあいだの出羽攻めで、わしが捕虜とした南部家臣ではないか。なんでこの席にいる。

中条「なんでと言われてもねえ」
九戸「殿が家臣にしてくれたのではないですか。忘れられては困りますぞ」

ん? いや、捕虜はみな、お館様の所へ送られて、そちらで登用されるはずでは…

官兵衛「舅御。実は先日(2016年5月9日)にプログラムアップデートが配信されまして、この『信長の野望 創造・戦国立志伝』はver1.04となりました。その結果、“城主が戦の捕虜を登用した場合、大名の家臣になってしまう不具合”が修正されたのです。これを不具合と呼んでいいかはともかく、舅御の積年の悩みであった人材不足は、一気に解消に向かいましょう」

お、おう。そうだったのか。官兵衛殿よ…お主、なんだか色々と詳しいのう。なにやら恐ろしい…。

官兵衛「今後もアップデート情報にはご留意ください。そういう訳なので、馬場様が陣中に連れている伊達家の旧家臣団は、近々全員ここへ送られてまいりましょう。どのように領内へ配するか、今から決めておかねばなりますまい。拙者と富田一白様とで合議し、案を練っておきます」

お、おう。頼りになるなあ、官兵衛殿は。

官兵衛「万事拙者にお任せを(ニヤリ)」

あいつ、多分あれが素なんだろうけど、人に余計な警戒感を抱かせる剣呑さを持ち合わせているよな。満(三女)が心配だ。

信長の野望・創造 戦国立志伝
ずらりと並んだ旧伊達家の家臣団。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)
信長の野望・創造 戦国立志伝
なぜか女武将が多い。蘭と女子会でもやらせるか…
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

しかし、一気に25人も配下に加わると、名前覚えるのも大変といえば大変ですわ

1565年1月 新年明けた…どころの話ではありませんでした

馬場信春「皆の衆、揃っておるな」
秋山信友「ああ、どうもお久しぶりです」
樋口兼豊「さほど久しぶりでもありますまい。お城同士は近いのですから」
駒井高白斎「年賀ということで春日山へ参ったが、いやはや、この賑わいぶりには驚き入る。すっかり一角の大名のようじゃな」
内藤蘭「うーん…」
馬場「蘭殿、いかがいたした。浮かぬ顔じゃな。妹御の婿が恐ろしいか?
兼豊「ハハハハハ、それはまた酷い申されよう」
蘭「ううん、さっき少し話してきたんだけどね、なんだかパパ上がちょっと疲れているみたいで…」
馬場「疲れておる? なにをバカな。昌豊殿はこの馬場美濃守よりも幾つも年下だ。まだまだ気力充実、むこう20年は暴れられようて」
官兵衛「皆様方、殿が参られました」

やあ各々、わざわざのお運び、ご苦労様。年始に加えて実は一つめでたい話がありましてな。次男が生まれましたわい。元服ののちには憲広と名づける所存。ていうかそういう神のお告げがあった。

秋山「武田のレッドスターですな」
兼豊「赤備えを山県様から借りてこなければなりませぬか」

まあそれはさておき、今日は南部攻めの軍議を行いたいと思っています。急なようであまり急でもないと思いますが、できれば今年中に南部とは大体決着をつけてしまいたいと思っておりまして。

馬場「いや、結構急だぞ、それは」
駒井「これまでの婿殿のやりようからすると、大分違うように思うが」

まあ、そう思いますよね。ではまず一つ、先年の勘助を筆頭にバタバタと家臣がのうなりましてな。

信長の野望・創造 戦国立志伝
名将(?)江戸忠通。ずっと不満の人生でした。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)
信長の野望・創造 戦国立志伝
小田原と館山の発展に尽くした(はず)の大掾慶幹。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

この先、更に時を重ねて、見知った顔がおらんようになってから天下静謐を迎えても、寂しいだろうなあ、というように思ったのが、まず一つ。

兼豊「…」

でも最大の問題はですね。
お館様が、京に武田の旗を立ててしまったんです。真田昌幸と共に。

蘭「……えっと、どういうことなの?」

いや、久しぶりに西の方のマップを見てみたら、武田の旗がすっかり畿内を席巻しとるです。
で、メッセージをすっ飛ばしてしまったんですが、お館様と昌幸でなにやら将軍宣下の話とか始めててですね、これはもう決着ついたな、と。この記録もわしがお館様を奉じて京に上り、どーんと武田の旗を立てる予定で始めてたんですけど、このままの展開で進むと「日本最北端に武田の旗を立てる」かなんか、タイトル変更しないとやってらんねえな感が出てきたんで、この辺で決着つけようかなと思いました。はい。

馬場「……これがメタな話ってやつか?」
官兵衛「しかし、こうなってしまった以上は已むを得ませぬ。また、アップデートなどでゲーム環境もずいぶん変わりまし故、ここらでもう一度最新の環境でやり直してみることも一興かと」
馬場「やり直しとかいうなよ」

といった故に、ここらで我々としての決着をつけようと思うたのだ。今年は年始から南部との大戦になります。各々方には手配り万端、抜かりないようよろしくお願い申し上げる次第。

兼豊「戦の開始はいつから?」
秋山「またなんか、仕掛けが炸裂したらでしょう?」

流石は信友、よう分かっとる。来月にどーんと大きな火の手が上がるので、それを待って一気に攻めむぞ。

一同「ハ、ハハーッ」