『グリッズルド』を開けてみた
「このやみつきになるアツいゲームは、友人どうしに対する真の挑戦というだけでなく、我々の先祖に対する敬意でもあります」
(箱裏より)
対象年齢:14歳以上
プレイ人数:2-5人
プレイ時間:30分
武器よさらば
今回紹介するゲームは、第一次世界大戦のフランス軍兵士たちの生き残りに向けた苦闘を協力型カードゲームで再現した『グリッズルド』です。2015年に発表されたゲームで、デザイナーはファビアン・リフォーとエアン・ロドリゲス。2018年にグループSNEさんが日本語版を発売されたおかげで、日本国内でも入手しやすくなっております。
ちなみに、このデザイナーコンビは、2017年に月までとどくハシゴを組み上げよう!というほんわかフレーバーのバランスゲーム『キャッチ・ザ・ムーン』を発表しておりますが、そのわずか2年前に、まさに泥濘の中でもだえ苦しむ塹壕戦、という重いテーマのゲームを発表していたとは大変意外でした。
それでは、中身の確認から始めていきたいと思います。
SNEさんは日本語化の際にイラストを変更する率が高いと思いますが、本作は海外版からの変更はないようです。
説明書きなど。14歳以上対象、という文言が大きく感じられます。箱のサイズは約13.8×13.8×5㎝で正方形の箱です。『髑髏と薔薇』よりはやや大きく、『THE BOSS』よりはやや小さい、という感じ。
内容物に対して広さに余裕があります。
ゲームのメインはこのカード。4種67枚です。
スタートプレイヤーを表すミッションリーダートークンは、組み立て式です。
しっかりした厚紙です。
ゲーム前雑感
SNSで評判を見かけ、なんとなく面白そうだなあ~と思っていたところに、日本語版発売の朗報が舞い込んだ結果、無事予約&入手となったゲームです。協力ゲームとしてはかなりの歯ごたえがあって相当アツい、というウワサをチラホラ聞くのですが、協力ゲームはわりかし得意な方であると自負していなくもない我が奉行所にとっても、困難な試練となるでしょうか。なお、BoardGameGeekによれば、ベストプレイヤー数は4人か5人。それだけを若干の不安材料としつつ、いつも通りの2人プレイ、いってみましょう。