『サメマゲドン 解き放たれた融合ザメ』を開けてみた
パーツを組み合わせて再挙の融合サメを作り出せ!
(パッケージ裏面より)
プレイ人数:2-6人
プレイ時間:10-15分
対象年齢:10歳~
サメは世界に509種
あらゆる面でスットコドッコイな衝撃的歴史系ゲーム『ソクラテスラ』。このシリーズをリリースしたAzb.Studioさんが新たに手掛け、ゲームマーケット2021春で発表されたゲームが本作『サメマゲドン』です。
発売後から話題を集め、Amazonでは売り切れにもなり、と高評価を受けている作品ですね。ゲームの要旨は様々なパーツを組み合わせて独自のサメを作り、独創的な映画を製作するというサメカードバトル…どうやら、またカードの組み合わせで珍奇なシロモノやワードを産み出してしまうゲームなのか!という予感が頭をよぎりますが、恐らく誤りではないかと思われます。それではさっそく、開封してみましょう。
サメ映画と言えばアレ、という某名作を彷彿とさせる構図ですが、サメの造形がヒドイの一言。この時点ですでに腰砕け。
だいたい分かっていたこの惨状。B級映画作成か! 箱のサイズは『ソクラテスラ』と揃いの約14×10×3.5cm。
説明書とカードです。カードは合計123枚。
4種類に分かれています。
映画の舞台って感じですかね。
各プレイヤーに1枚ずつ配られるダブルヘッドカード。うん、B級映画のにおい。
プレイ前雑感
サメ映画。昨今、マニアックなファンが急増しているとかいないとか、そんな話を聞く人気分野です。専門家によれば、だいたいこんな感じで向き合う作品群のよう。
https://omocoro.jp/kiji/66428/
https://natalie.mu/eiga/column/444417
奥が深いような浅いような、真剣に議論する価値があるような無いような。でも一部を除くと全部駄作というしょうもなさがウリだということは、スティーブン・セガールファンの私にもよく分かりました。『ジョーズ』だけ見ておけばだいたいいいんだな!
さて、『サメマゲドン』も、マニアックなこのサメ映画の世界をそのままゲーム化した野心作(たぶん)。『サメポリー』や『ターンアップシャーク』など、似た傾向というかB級臭漂う先行作品とともに、ボードゲーム界にサメ旋風を巻き起こす快作になっているのではないでしょうか(怪作であることは間違いないのですが)。
それでは、いつもの2人プレイで名作サメ映画制作を目指して勝負したいと思います。
続き:2人プレイ感想編はこちらからどうぞ。