『Eight Epics』を開けてみた
サイコロの出目を捜査して世界を救う 1人からでも遊べる協力型ダイスゲーム!
(パッケージ裏面より)
プレイ対象:10歳以上 1-8人 30-60分
カナイ製作所が得意とする、特殊能力を駆使しまくるゲーム
わずか16枚のカードで遊べる『ラブレター』で、世界的なゲームデザイナーとしての名声を確立したカナイセイジ氏がデザインした、コンパクトにまとめられた協力型ダイスゲームです。
8人の英雄が世界を次々と襲う未曽有の危機に挑んでいくという、なんとなくファンタジーノベルのストーリーを想起させるような舞台設定も魅力的。とはいえ、個人的にですが、“カナイ製作所の協力ゲーム”というと、超難度というイメージがあります。さて、世界を救うのは、どのくらい困難なのでしょうか。
では、開封していきましょう。
イラストはカナイ製作所製ゲームではお馴染みの杉浦のぼる氏です。
パッケージサイズは手のひらの収まる程度です。
カード16枚にダイス10個、プラ製マーカー8個、行動マーカー1個という内容物です。
ゲーム前雑感
内容物は最小限でもキレ味抜群、というのがカナイ製作所のゲームの特徴です。特にヒット作となった『ラブレター』は、まさにその極地で、短時間で絶妙なバランスの駆け引きが楽しめるゲームであったと思います。
一方で、カナイ製作所の協力ゲームというと、『成敗』があります。こちらは『ラブレター』とは正反対で、実に160枚のカードを使う盛りだくさんのゲームでした。そして協力ゲームとしては相当に難易度が高く、正直どうすれば勝利できるのかよく分からない場合すらありました。
で、今回の『Eight Epics』はコンパクトかつ協力ゲーム。ということは絶妙なバランスで超難度ということになるのでしょうか。プレー前から戦々恐々です。
攻略法を考えるとすると、カナイ製作所のゲームでは、カードに割り振られた様々な特殊能力を上手く使うことが重要なポイントとなっています。『Eight Epics』でも、英雄カードに記された特殊能力を効率的に使用することが、ゲームクリアへの近道となると思われます。
ちなみにゲームがコンパクトであるのに対し、ゲームの背景となるストーリー、英雄たちのプロフィール、危機の内容など、ゲームの世界観に没入できるテキストが、説明書にしっかり記載されています。こういうのは嬉しいですね。これだけで遊べそうです。