『ワードスナイパー』で遊んでみた
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奉行藩の決裁担当。スナイパーと言えば?「ゴルゴ13か、『TRUE JUSTICE』のイライジャ・ケインだな」
与力藩の買掛担当。スナイパーと言えば?「山猫は眠らない。あるいはジムスナイパーカスタム。08小隊に出てきた奴が格好良かったです」
3つのルールで遊べます。
奉行ふむふむ。これが記念すべきリゴレブランドのゲーム第一弾という訳じゃな。色々見聞きしておったが、確かにコンパクトだな。
与力すぐに遊べる、誰でも遊べるというのがウリになってます。さっそく遊んでみましょうか。
『ワードスナイパー』には、「お題」に合う「文字」から始まる言葉を答える“ワードスナイパー”、6枚の「お題」のどれかに合う「文字」から始まる言葉を答える“ワードスナイパーリバース”、出されている「文字」だけで「お題」に合う言葉を作る“ワードスナイパーマルチターゲット”の3種類のルールが付属しています。今回は、もっとも手軽で遊びやすい“ワードスナイパー”ルールで遊んでいきます。
与力まあ、カンタンでしてね。山札をめくると、山の方のカードに「お題」、めくった方のカードに「文字」が見える状態になります。
奉行うむ。
与力これでこの「文字」から始まって「お題」に当てはまる言葉を最初に答えられた人が、「文字」のカードを得点としてもらうことができます。
奉行ほほう、なるほどな。で、得点はこの左肩にかかれている数字じゃな。分かりやすい。
与力はい。思いつくのが難しめな「文字」ほど得点は高い感じです。さあ、いってみますか!
奉行あい……あい……あい……あいだほ……むぅ。答えが思い浮かばなかったらどうなるのだ?
与力誰も答えが思い浮かばなかったら、「文字」のカードは残したまま、山札をめくります。すると新しい「お題」に対して複数の「文字」という状態になりますね。
奉行はああ、この状態で新しい「お題」に、2つの「文字」から始まる答えができる、ということか。
2人の戦いにおいては、瞬発力に勝る奉行が、語彙が豊富なはずの与力を抑えて連勝を飾りました。
奉行正直勝てないと思っていたんだが、思いついたら言ってみる、が大切だったな。
与力うむむむ。“歴史人物”ってお題のカードがもっと増えませんかねぇ。
『ワードスナイパー』【ここがイカス!】
奉行確かに、とにかく単純明快なルールだな。
与力ですね。説明も、遊ぶのも、非常に簡単です。
奉行一言でいうならば、「頭文字をしばった連想ゲーム」という風に考えればいいのだろうな。
与力そんな感じでしょうか。お題と文字は決まるので、何かしら思いつきそうな感じがずっとあるのは、面白い感覚ですね。思いつかなかったとしても。
奉行そこのもどかしさやら上手くはまった時の快感やらはクセになるな。
与力なんか全然見当違いな言葉を発したりしてましたね。
奉行「黄色いもの・ね」で「ねぶた祭」とかな。まあなんだ、取りあえず「いい」と言ってもらえるかもしれないので、ぽろっと言ってしまう。珍回答が地味に面白い。
与力そこらへん、正解判定の加減は気にする方もいらっしゃるポイントかもしれません。
奉行ルール上は「広辞苑に載っていればOK」「プレイヤー全員が知っていればOK」「別のプレイヤーの誰かがOKと言えばOK」とか、遊ぶ人と場面によって調整をせよ、ということになっておるから、何かしら合意形成しておく、と。例えば、家族で遊ぶなら「お父さんがOKと言えばOK」とか、かな。
与力遊ぶ人たちの中で好きに決められる、ということですね。
奉行個人的に、そういうユルさをしっかり決めているのって、意外と大切だと思う。
与力ちなみに、他の2つのルールはどうです?
奉行上級者向けに捻りがよく利いておると思う。が、わしはやはり基本の“ワードスナイパー”が一番好きだな。
与力なるほど。
奉行そう言えば。そう沢山のゲームを知っているわけではないのだが、こういったワード系や大喜利系のゲームの場合、カードのデザインがシンプルな傾向にあると思うんだが。
与力はあ、そうかもしれませんね。
奉行ワードスナイパーのカードの場合、「トランシーバーで指令が告げられる(お題)」「レティクル(照準を示す線)で示されたターゲット(文字)」というデザインがなされているので、スナイパー感が高まって良い。よく練られているなあと思う。
与力あー、言われてみれば。「ザザッ……『あ』から始まる『植物』を打て!」とか言われているイメージですね。
奉行うむ。思わず、素早く打ち抜きたくなる。
『ワードスナイパー』【ここはちょっと……】
奉行しかし……うーむ……イラストを見ていて気が付いたが、箱に「リゴレ」のロゴが多いな。四面全部にある。
与力ちょっとちょっと?!
奉行あ、どう置いてもロゴが見える工夫かな? お主、「リゴレのロゴは意外とデザインに組み込みづらい」という店長の苦労話を聞いてきた、と申しておったよな。ロゴ自体は可愛らしいのに、そんなことがあるとはなあ。店長とデザイナー氏の苦労がしのばれる。
与力何を言い出すのやら。ゲーム的な話をしましょうよ。
奉行うーん、うまく噛み合う時と噛み合わない時がハッキリしてくるのかな?と感じた。
与力お題と文字の組み合わせ、ですか?
奉行ホイホイと進む組み合わせが連続するゲームになった直後に、どうにもならんわなあ、みたいな組み合わせばかりのゲームになる、ということもあるからしょんぼりした。頭が固いと言われれば、ぐうの音も出んが。
与力ゲームのテンポに多少違いが出てきますかね。
奉行なので、「出ないな~」と思ったら、考え込まずに次をめくった方がいいと思う。個人的には回答テンポの軽妙さが楽しいので、何も出ない時の停滞感が続くと辛い。
与力あくまで軽いプレイ感重視のご意見ですね。
奉行うん。後は「お題」と「文字」の二重縛りは、言葉を思いつく上で指針がはっきりするし、面白い要素である。
与力そうですね。そこはこのゲームの独特なポイントですし、非常にいいですよね。
奉行だが一方で、「そこまで縛られちゃうと出てこないよ」という人も居るやもしれぬ。対象年齢下限は5歳になっておるが、その若さでは、ちと発想がおぼつかんようなお題もある。ガーデニング用品とか厳しそうだ。
与力確かに、しりとりでギリギリな年齢とかでは、きついかもしれませんね。
奉行まあ「大人顔負けな語彙力豊富系小学生」とか、「車種名なら何でも答えられる幼稚園児」とかもいるわけだから、必ずしも無理、とは言えないな。ご家庭ごとでご判断を、というところだろうか。ってことで、お題を簡単にしたキッズ向けバージョン、なんてものが求められるのではなかろうか?
与力お、拡張ですか。タイトルは『ワードスナイパーキッズ』か『ワードスナイパージュニア』か……?
奉行しかしながら、場所を取らずどこでも短い時間で楽しめるということと、遊ぶメンバーによって「そっか、そんな発想でその組み合わせは突破できるんだ」みたいな発見もあったりするので、肩ひじ張らず、ちょっと遊びたくなるゲームだ。
奉行なんだなんだ、この”遊具”というのは! アスレチックとか滑り台とか箱ブランコとか言えば良いだと思うのだが、正式名称が分からんものも多いので、むきーっとなる。地球儀みたいなグルグルする乗り物とか、実際のところ、何と言う。言葉が出なくて歯がゆかった。
与力でかいバネが下についている動物型の、またがってビヨンビヨンするやつとか……何て言うんですかね?
※調べてみたら、回転する球体のジャングルジムは「回転ジャングルジム」あるいは「グローブジャングルジム」、びよんびよんする奴は「スプリング遊具」だそうです(リンクはwikipedia)。