『ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー』を開けてみた
すばらしきロールプレイング・ゲームの世界への入り口!
(箱裏より)
プレイ人数:1-4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:90分
これでもくらえ!…は別のゲームブック
『ファイティング・ファンタジー』と申しますと、スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストン両氏の手による『火吹き山の魔法使い』に始まる一連のゲームブックシリーズです。コンピューターゲームが主流になる以前のRPGゲームの源流、という位置づけになってくる、非常に歴史ある作品群ですね。日本では、古いゲーマーなら社会思想社から出版されていたもの、昨今ではグループSNEから出版されている限定生産のものをご存知の方も多いのではないでしょうか。
その『ファイティング・ファンタジー』を底本として、『ブラス』などの経済ゲームの名手というイメージが強いマーティン・ウォレスによってデザインされたのが、今回開けてみる『ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー』ということになります。2025年発売で、日本ではゲームブック同様、やはりグループSNEが日本語化を手掛けてくれました。
原作の剣と魔法の冒険、そして理不尽な罠がどれほどボードゲームとして落とし込まれているのか、まずは開封から進めてみたいと思います。

ミノタウロスかなんかですかね? ザ・外国産ファンタジーの本格的な雰囲気が漂います。

説明は最小限、非常にシンプルな表記です。箱のサイズは約26×26×4.5㎝。サイズに比べると、重量がかなり感じられます。片手で持とうとする場合は、手首に注意。

説明書の下にはボード、そして小さなボックスが6つ。

プレイヤー側の隊列や、戦闘を管理します。

4人のヒーローを操ります。

うーん、クラシックなデザイン。

5箱にそれぞれ1作ずつ封入されているので、単純計算で5回遊べますよということですね。そしてシリーズのファンならお馴染みの箱絵です。
ゲーム前雑感
ゲームブックでは、どちらかというと『トンネルズ&トロールズ』のソロアドベンチャーをプレイしていた私(与力)ですが、『ファイティング・ファンタジー』シリーズも、小学生のころに通っていた図書館にずらっと並んでいたので、ちょくちょく借りて遊んでいました。シリーズの中に、急に『サイボーグを倒せ』とか宇宙要素なタイトルが出てきて、ビックリした記憶があります。シリーズとのお付き合いはだいたいその程度ではありますが、『ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー』が、かつてのゲームブックの世界で遊ばせてくれるということで、楽しみに購入してきました。遊んでいる間に何かを思い出すのか、またボードゲームの形態になったことで、どんな変化が起きるのか、楽しんでみたいと思います。







